「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

天空の里いもい農場 第4回活動日報告

2016年06月14日 | 活動報告
6月11日(土)天気:晴れ 参加人数:8家族24人
【活動内容】
09:00~うどん作り・仕込み
09:45~草取り、ハツカダイコン、ピーマンなどの収穫
11:00~うどん作り・仕上げ
12:10~昼食
13:00~壁新聞作り
13:50~ペットボトル風車作り
14:25~農機具譲り受けの報告と助成金申請対応の報告
14:30 解散

今回の活動報告は、事務局の西沢からお届け致します。
今回から新たに1家族がメンバーに加わり、さらに賑やかになりました。参加が広がることは、微力ながら芋井広瀬地区の賑わいにつながることから、嬉しいことです。

さて、今年一番の暑さを記録した今日、市街地は31.9度の夏日の中、天空の里いもい農場でも強い日差しに照らされ、外での作業は熱中症に注意しながらの1日になりました。ただ、いもいで吹く風は、飯綱山や戸隠から吹き下ろす涼しい風も混じり、爽やかな暑さでした。活動内容は、農作業では草取りを中心に手作業で草を取り除いていきました。お楽しみは、うどん作りと、壁新聞作り、ペットボトル風車作りの3本でした。

まずは、うどん作りです。

畑に向かう前に、1家族300gの小麦粉(更級めぐみ)を、過去に柄木田製粉(株)から提供いただいた「手打ちうどん製麺手順」をテキストに、スタッフを講師にして全員でうどんを仕込みました。

小麦粉や塩、水の計量(←一番大事)、

小麦粉への加水と水回し(←まんべんなく、がコツ)、

足で踏む(←強く踏みすぎない)の手順を、それぞれの家族の足並みを見ながら進めました。できばえを見ながら、生地を寝かす工程まで行い、仕込み終了。水回しや踏み方の違いはあるにせよ、なから(←長野の便利な方言)、同じように出来ました。

その後、活動を畑に移し、草取り。畑では、熱中症にならないように子どもたちの様子をみながら、かつ、最大限のパフォーマンスを発揮してもらえるよう、進行していきます。




飽きてきたな・・・という瞬間に、子どもたちでニンニクの収穫。集中力が途切れてきたな・・・という瞬間にハツカダイコンの収穫。大人の参加者の協力があってからこそ出来ることですが、子どもたちにも戦力として作業に加わってもらいました。


(↑お昼前に失礼します~♪畑でつまみ食い。おいしい!)

(今年の畑で、一番最初の本格的な収穫でした)

そのハツカダイコン収穫では、お昼ではなく、畑で食べている子どもがいました。苦い、辛いとも言わずに、他の子どもたちも続いておいしそうに食べる姿をみて、嬉しく思いました。

畑の作業は、草を取って見違えるほど綺麗になったところで終了。芋井社会会館に戻ってうどん作りの続きを行いました。

(↑ビフォー)

(↑アフター)

今回のうどん作りは、小麦消費量全国第2位の長野市ではあるものの、実際にうどん作りをされる方は少ないことと、家庭にある道具で手軽に出来ることを体感いただく事、地粉の更級めぐみを使うことで地産地消の一助となることを目的に実施しました。手早く麺きりを終え、茹で上げてお昼の準備万端。どの家族のうどんも、すいとんみたいにならずに、大成功。おいしくいただく事ができました。お昼の際に、代表から、昨年の畑で収穫した「くらかけ豆」のおひたしや「小豆」をつかったおはぎの差し入れがあり、全員で味わいました。

お昼の後は、壁新聞づくり。天空の里いもい農場の活動を、芋井社会会館を利用されている皆さんへお伝えすることを目的に、子どもたちに書いてもらいました。

(↑こんな生き物を見つけた!おいしかった野菜、楽しかったこと、などなど、子どもたちの想いを絵にしていきました)

(真剣に書き上げていきました)

定期的に作成しよう、ということで、今回のテーマは「いもいでみつけたもの」「いもいでたのしかったこと」。子どもたちが感じていることを絵に表現をすることで、全員が楽しそうに関わっている事を実感できました。

(芋井社会会館の廊下に掲示をさせていただきました)

壁新聞作りに平行して、ペットボトル風車作りを行いました。これは、地中の根菜類を食べてしまうモグラを避けるための1つの対策例として作り方を共有しました。(効果の有無はいろいろな云われがあります)
最近のペットボトルは丸みを帯びていて、うまく切り込みを入れられなかったり、作るのに四苦八苦しましたが、なから、作り方を共有することができました。

(作り方(天空の里いもい農場作成)を参考にしながら、順を追って作っていきました。)

(自分の手に穴をあけないよう気をつけてながら作業に当たりました。)

(完成!)

終わりの会の中で、事務局から3点報告があり、参加者とともに共有しました。
1.参加人数の増加を受けて、活動充実につなげる内容を検討していること。
2.ながのボランティア市民活動支援ネットワークに参加の方から、使わなくなった耕運機と農機具を譲り受けたこと。
3.次回の企画は、いもい野遊び塾+天空の里いもい農場の14年間の活動の中で一番、集合時間が早いこと。

農機具については、今まで使われていた方の想いがこもった大切な農機具であるから、丁寧に使っていくことを全員で確認しました。
この場をお借りして、お譲りいただいた皆様へ御礼を申し上げます。ありがとうございました。


【次回の予定】
7月2日(土)4:50~11:30 (農業体験)朝飯前を体験しよう!
和田さんの作業についてまわり、農家の苦労や農作業の工夫を感じる特別企画です。内容は、田んぼの水管理、りんごの摘果、畑の作業の後に朝食を食べて、田んぼの生き物調査を行います。

新しくメンバーになることをご検討くださっている方、お気軽にお問い合わせください。
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