「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

サツマイモ掘りに小屋作りに汗を流して、お昼はおしぼりうどんで交流でした

2015年10月24日 | 活動報告
 こんばんわ、ブログ担当のクロです。先週は、葛山ハイキングを記事にしましたが、いもい農場は、一カ月ぶりの活動になります。

 参加するメンバーも今回から一家族増え、通常の活動日でもスタッフ込みで20人前後とかなり賑やかになってきました。



 今日は、サツマイモ掘りと秋野菜の間引きに豆類の収穫。そして作業道具を入れる小屋作りとかなりタイト。

 芋掘りを子どもたち、後者をお母さんたち、小屋作りを熟練のスタッフとお父さん方に分かれて作業を進めることに。



 このところ、雨が降らなかったこともあって土が硬くて、シャベルを入れるクロも大苦戦。それでも慣れているスタッフはザクザクと畑を掘っていき、未熟さを痛感、反省ですねぇ。

 小屋作りも順調に進む中、芋堀を終えた子どもたちと今度は次回に予定している焼き芋用の穴をみんなで掘っていきます。



 今年から参加してる子どもたちは焼き芋に興味津々。去年参加した子は、「(焼き芋と一緒にやった)焼きネギがすごく美味しかったよね」なんて一言も。

 あーそうだった、そうだった。よく覚えているなぁ、クロはすっかり忘れていたのに。



 お母さんたちは間引きを終えて、豆類の収穫に。そっちにお手伝いに行く子もいますが、穴掘りに頑張る子たちも。

 小屋が出来、豆類の収穫も一段落。穴掘りも終わったところで、作業終了。小屋の前で、子どもたち全員で記念撮影・・・だったんですが。



 残念、この一枚だけ手違いで撮れていませんでした。ごめんなさい、大失敗です。

 小屋を本格的に使うのは来年からですが、農機具の収納は格段に楽になると思います。この間、関わった皆さん、本当にご苦労様でした。



 次回の白菜収穫したい(隊)を前に、参加家族1本づつ、大根をお土産に持っていってもらうことに。

 あと2週間、大根、そして白菜がもっと大きく育ってほしいなぁ、そう思います。



 さて、社会会館に戻って、昼食の準備です。間引きした秋野菜、小松菜、ほうれん草、カブを使った料理に加えて、おしぼりうどん作り。

 今回は、<うどん専任スタッフ?>を中心にうどん作り。この辺は手慣れたものです。



 そして昼食交流。おしぼりうどんに、いもいの食材がズラリと並ぶいつもの光景。メンバーさんから、ゴーヤとさきいかと和えものの差し入れも。

 いつもありがとうございます。そして今回のお土産は⇓。参加された皆さん、お疲れさまでした。



 さて、次回11月8日は「白菜収穫したい(隊)」。いもい農場、秋の収穫祭です。3家族ほど参加メンバーが増え、さらに賑やかになります。

 スタッフ一同、全力で頑張ります。みなさん、楽しいひと時を共に過ごしましょう!

<葛山ハイキング>いもいの歴史、史跡を巡る旅

2015年10月18日 | 芋井地区の紹介
 ブログ担当のクロです。先日、芋井自治協議会さんからお誘いを受け、<葛山ハイキング>に行ってきました。

 川中島合戦でも有名な葛山城址の整備事業が去年から始まり、「城址までの遊歩道の整備などを行い、将来的にはイベントの開催など芋井地域の地域振興、観光振興」を10年かけて進めるんですね。



 そのプロジェクトの一環として行われてるハイキングは今年が2回目。一般公募を含めて21人が参加。マイクロバスで、整備されたばかりの登山口の駐車場まで登っていきます。

 ここから葛山城址まで30分ほどって話でしたか。運動不足のクロには結構きついです(苦笑)。



 途中に程よい大きさに育ったクリタケが見つかり、収穫。袋を持って来たり、皆さん準備がいいなぁ。時期的にも絶好だったそうです。

 空堀や、武田方に攻められ、落城の際、多くの女性が身を投げた崖と思しき場所を案内されたり、休憩をはさみながら、葛山城址はもうすぐという感じになってきました。



 山頂は公園になっていて、休憩所と看板がある以外は当時の面影はなにもないものの、武田側として対峙した旭山城跡や、長野市街地を一望出来ます。

 一休みして、頼朝山へ。反対側に降りていきますが、「毎年何人か転げ落ちる人がいるので気を付けて」なんてガイドさんに脅されます。



 「ちょっと、待って!それじゃハイキングじゃないよ」と突っ込みながら、縄に捕まりながら降りていきます。

 そこまで危ない場所じゃありませんが、足元に注意しないとケガをする可能性は十分。慎重に慎重に・・・足を挫いたりしたら大変ですからね。



 これからはずっと下り。ふくらはぎが痛くなり始め、足を引きずり、「あと少し」「あと少し」の声に騙されながら、我慢我慢。

 ようやく上り坂になり、しばらくして頼朝山山頂へ。名前のごとく源頼朝が寄進した山なんですが、読み方は《らいちょうざん》。土地の人は曲がりくねった登山道から<ゲジゲジ山>と呼んでいたとか。



 昔はここに八幡神社があり、春と秋に毎年お祭りがあり、露店でも出て賑わったそうですが、昭和13年に焼失。

 今は社地跡に礎石を残すのみ。ただ、ここからも長野市内の眺望は抜群です。



 さて、ハイキングもいよいよ終盤。山頂を降りて、しばらくすると人家が見えてきます。膝もガクガクしてきたのでホッとしました。

 ここが静松寺(じょうしょうじ)。千年以上の歴史を誇る由緒あるお寺。ここを見学させて貰います。



 お寺を開いた頼朝坊知盛法師が諸国行脚をしていた際に身につけていた三つ足の笈(おい)仏を見せていただきました。

 ここも頼朝ゆかりの場所らしく、善光寺を参詣した際に如来から、前世が頼朝坊知盛と告げられ、ここを礼拝したという話があったりします。



 この辺は、静松寺で頂いた本の受け売りですが、こんな近くに頼朝や川中島合戦にまつわるる史跡があるというのも実に興味深い話です。

 紅葉の季節に葛山のハイキングというのも、お勧め。歴史に触れ、運動不足の解消と一石二鳥ですよ。