「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

第14回活動報告「大収穫祭!!」

2017年11月23日 | 活動報告
11月18日(土)天気:曇り時々雨 参加人数:大人19人・子ども16人(合計35人)+長野市芋井支所(北村さん)・地域おこし協力隊(小池さん)
活動テーマ「大収穫祭!」1年間、お疲れ様でした!!
活動内容:秋野菜・リンゴの収穫、黒豆の殻出し、収穫祭、収穫音楽会、閉講式

親子で農業を楽しむ「天空の里 いもい農場」(山岸茂晴代表)は18日、今シーズンの締めくくりとなる「大収穫祭!」を長野市芋井広瀬の「芋井社会会館」を拠点に開きました。生後4カ月の赤ちゃんからアクティブシニアまでの幅広い世代の35人が参加。ハクサイやダイコン、リンゴを収穫し、同会館で収穫物を昼食で味わった後、収穫音楽会と銘打って、ハーモニカやギター、コカリナが得意な参加者が曲を披露し、会場は演奏に合わせた歌声に包まれました。

(「大収穫祭!」の参加者。1年間、ありがとうございます!)

当日は曇天。いもい農場の谷の向こう側は薄い霧で白くもやがかかっています。子どもたちが中心となり、ダイコンを土から抜いたり、ハクサイを運んだり。「よいしょ、よいしょ」と悪天候も気にせず、せっせと作業に打ち込みました。

(ダイコンを何本も抱えて運びました)

地主の和田さんが手掛けるリンゴの木を1本お借りし、みんなで収穫させていただきました。「リンゴはね、くいっと持ち上げて穫るんだよ」。山岸代表が収穫の方法を説明するのを、子どもたちは真剣な表情で聞いています。

(リンゴの収穫方法を説明する山岸代表)

長野市の高橋歩夢ちゃん(4)は「お父さん、穫れたよ!」。と大はしゃぎ。「もって帰って食べるんだ」

(リンゴの収穫を楽しむ子どもたち)

同市の浦中茉子ちゃん(2)は母親の綾子さんと一緒にリンゴを穫りました。「やったね」と綾子さんが茉子ちゃんに話し掛けていました。

(上手に穫れたかな?)

現代のリンゴは、収穫しやすいように背が低く品種改良されています。とはいえ、高いところは大人の出番。この日、ゲストとして参加してくださった長野市役所芋井支所の北村俊英支所長補佐が脚立に上り収穫してくれました。

(高いところは大人の出番)


「これは一口サイズに切ればいいんですよね?」「醬油はどのくらい入れます?」―。収穫物はそのままでは食べられません。芋井社会会館の調理室では、収穫物を調理するお母さんたちの熱気あふれる声が飛び交います。五味副代表が的確に質問に答え、見ていて頼もしい限りでした!

(厨房で「調理部隊」を指揮する五味副代表(中央))

普段は、自主的な流れの中で、みんなが自らの役割を見つけて、助け合いながら作業を円滑に進めています。お母さんだから調理、お父さんだから畑―ということを決めている訳ではありません。ですが、普段の役割分担の傾向か、天空の里 いもい農場の活動では、お父さんが畑仕事、お母さんが調理をする―という役割分担に流れがちです。

大収穫祭のこの日、厨房はお母さん方で占められていました。が、来シーズンの活動では、あえて厨房をお父さんが占拠し、畑仕事をお母さんがやってみる―みたいな条件をつけた活動日があってもいいかなと思いました。

大人たちが収穫物を山分けしたり、調理したりしている間、子どもたちはかるた遊びに熱中していました。生後4カ月児から小学6年生までが参加したこの日。小学4年生の平塚未来さんが小さな子どもから小学生が一緒に楽しめるよう工夫しながら、みんなにカルタ遊びの方法を教えていました。

(かるた遊びに興じる子どもたち)

昼食時は、事務局で作成した、1年間の活動を振り返るVTRをスクリーンに映し出してみんなで鑑賞しました。約4分の動画ですが、「もう一回見たい!」との声が会場からあがり、2回鑑賞しました。

(1年間を振り返りました)

今年は初めて、参加者や運営スタッフの特技を活かして楽しい場になれば、と、収穫音楽会を開きました。ハーモニカが趣味の長野県シニア大学2年生の小林幸吾さん、ギターの名人の山岸代表、コカリナをこよなく愛するスタッフの曽根佳代子さん、参加者の平塚真由美さんが演奏を披露。最後は全員で「故郷(ふるさと)」(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)を演奏し、合唱しました。

(初めての収穫音楽祭)

今年の活動は、今回が最後となりましたが、番外編の活動として、綿花を使ったクリスマスリースを作るクラフト教室を開催します。12月2日(土)、大勢の参加を芋井社会会館でお待ちしています。(牧野)


【代表挨拶~活動を支えていただいた全てのみなさまへ~】

日ごろ、関係各位におかれましては、多大なご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
2017年度天空の里 いもい農場の活動は、11月18日に、4年目の活動を無事に終えることができました。

今年の活動を開催目的からひも解くと、「長野市芋井地区の里山をフィールドに、野遊びや農作業体験を通じて、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれること」では、稲刈りやリンゴ収穫など、農作業を通じて貴重な経験ができました。「中山間地域の人々と都市部の人々との交流」では、芋井地域のみなさんと参加者と活動を通じた交流ができました。参加者同士の交流でも、都市部の人々の交流はもとより、ロシア人との国際交流やシニア大学生との多世代交流を実施できました。「中山間地域の森や農地の保全」では、竹の伐採による竹林化防止作業、微力ながら農作業応援を実施しました。「食文化の継承・発展につながることを目指した活動」では、芋井社会会館調理室を舞台に、収穫したての野菜の調理を通じて、究極の地産地消料理を味わうことができました。他にも、数え切れないほどのすばらしい体験活動を通じて、いもいのファン(土地・人・農作物)が増えた取り組みになりました。

5年目の活動となる2018年度は、多くの参加が広がるような活動を目指してまいりますので、引き続き、ご指導とご鞭撻を賜れれば幸いです。

代表 山岸 茂晴






第13回活動報告「白菜収穫したい(隊)!」

2017年11月06日 | 活動報告
11月4日(土)天気:雨 参加人数:大人14人・子ども9人(合計23人)
活動テーマ「白菜収穫したい(隊)!」最高の景色を見ながら、焼き芋と焼きマシュマロを味わおう。
活動内容:くらかけ豆、秋野菜の収穫、料理交流会、コカリナ演奏会

11/4、狙ったように雨となってしまいましたが、少雨の予報とスケジュールの都合から、内容を変更(焼き芋・焼きネギ・焼きマシュマロを次回に延期)をして開催しました。

(たくさんの収穫物を前に、芋井社会会館の縁側で記念撮影)

2か所ある圃場の一つ、三角の形をした「おにぎり畑」では、本格的な雨が降る中、くらかけ大豆と黒豆を収穫しました。豆の収穫後、場所をメインの圃場に移し、小雨になった中で、ハクサイ・ダイコン・聖護院ダイコン・長ネギ・落花生・カブ・コマツナ・チンゲンサイを収穫。参加者同士連携しながら手際よく収穫を進めていきました。

(収穫作業。特に、落花生が大収穫でした(写真:右下))

いもい農場に来るようになって5年目、子どもの中でリーダー的存在の曽根康平君(小学6年生)。牛糞堆肥を率先して撒いてくれたり、畑の作業の傍ら、焼き芋のおき火用に掘っておいた穴に、アスパラの枝を掛け布団のようにかけてゴロリ。また、面倒見の良い人柄で、小さい子どもから大人気のお兄ちゃんです。小学4年生の時に、天空の里 いもい農場の活動を夏休みの自由研究に取り上げ、長野市から賞をいただくという受賞経験の持ち主です。

(黄色い合羽の康平君。雨なんてなんのその!元気いっぱいです。)

長野県長寿社会開発センター賛助会員の立川さんから譲っていただいた綿花を、参加者をはじめ、長野県シニア大学生のみなさんと観察。12/2(土)に、綿花を使ったクリスマスリースを作るクラフト教室に向けて、イメージを膨らませました。

(写真上:左から綿花・キャベツ・ハクサイ、写真下:綿花のつぼみと観察をしている様子)

今年の収穫物を今日の参加者で平等に仕分けをしました。量や種類がたくさんある中、その時の参加者で平等に分け合うのがいもい農場のルール。参加人数が少なかったので、たくさん持ち帰ることになりました。当分、野菜に困ることはなさそうです。野菜仕分けを努めていただいた、高橋さん、谷川さん、小林さん、ありがとうございました。

(写真上:収穫記念写真、下:収穫した野菜と仕分け人)

もともと「焼き芋やるから、昼食を少なめに持ってきて」という案内だったので、焼き芋中止の穴埋めに昼食を充実させようと、いつもより多くの料理を作りました。山岸代表からの生コンニャク(クルミダレつき)などの差し入れも加わり、9種類の料理を味わいました。また、収穫したての落花生を塩ゆでし、生落花生も味わいました。昼食交流の締めくくりに、スタッフの曽根さんと、参加者の平塚さんの「コカリナ演奏会」を開催。澄んだ音色に耳を傾けながら、一緒に口ずさむ、素敵な場になりました。FacebookでUPしていますので、どんな音色か、ぜひ視聴ください。


(超地産地消料理と、コカリナ演奏会)

今回収穫した野菜の一部は、この間、耕運機や農機具、綿花の苗を譲っていただいた皆さんへお裾分けをしました。また、長野市を中心に活動をしている精神保健福祉ボランティア「ホワイトナッツ」の活動で役立ててもらうと、寄贈させていただきました。雨中の収穫だったので泥だらけの野菜でしたが、野菜を通じて、この間のお礼と、ボランティア団体の活動応援につながれば幸いです。(西沢)


【次回、11/18(土)の予定】
活動テーマ:「大収穫際!」1年間、お疲れ様でした!!
活動内容:焼き芋・焼きマシュマロ・焼きネギ、黒豆の殻出し、リンゴ収穫、収穫祭・閉講式

第12回活動報告「収穫の秋!」

2017年10月23日 | 活動報告
10月21日(土)天気:曇り 参加人数:大人13人・子ども7人(合計20人)
活動テーマ:サツマイモにリンゴ収穫。郷土料理「おしぼりうどん」をみんなで食べよう。
活動内容:秋野菜間引き、サツマイモ収穫、リンゴ収穫。畑の片づけ、おしぼりうどん

秋雨前線による長雨と、台風接近のはざまで、スポット的に雨が止んだ今回の活動日。雨水をたっぷり含んだ粘土のようなへばりつく土の中からの収穫作業に骨をおりましたが、無事、開催できました。

(おしぼりうどんで必須の野菜、ねずみの形をした「ねずみダイコン」)

今日の農作業は、葉物野菜の間引き&収穫⇒ズッキーニ収穫⇒ねずみダイコン収穫⇒サツマイモ収穫⇒リンゴ収穫というように、収穫中心に実施しました。先に、コマツナ・チンゲンサイ・コカブ・ホウレンソウの間引き&収穫。大き目の野菜を間引きを兼ねて収穫し、小さめはさらに成長するよう残しました。今回、ワンちゃんの参加もあり、いもい農場から市街地を見下ろす景色を眺めていました。いい景色だワン(^^♪

(写真上・左:全員で間引き作業。写真左:シニア大学生と一緒にズッキーニ収穫。)

5月に植えたサツマイモ(ベニアズマ)を収穫しました。植え付け後の日照りで、100本植えた苗のうち約40本が枯れて消滅してしまいました。これも自然の摂理、いもい農場でこまめに様子を見ることができない故の宿命。残ったサツマイモを傷つけないよう掘り起こしました。水分をたくさん含んでいる土だったので、シャベルに粘土質の土がへばりつき、重く大変な作業となりました。次回、掘り起こしたサツマイモを焼き芋にして味わいます。

(サツマイモ収穫。ラグビーボールのような大きさのサツマイモが数多く出てきました。)

地主の和田さんの手で大切に育てていただいたリンゴを収穫しました。いもい農場でお借りしているリンゴの木は、1本の木でシナノスイートとフジが実る、ちょっと変わったリンゴの木です。収穫適期を迎えたシナノスイートは、その名の通り甘味の強さと鮮やかな赤色が自慢の成長株品。甘くてシャキシャキとした食感が特徴の、長野県を代表する品種の1つ。ジューシーさと濃厚な甘味が、子どもから年配者まで、幅広い層に人気です(JA全農HP参照)。収穫前に、収穫方法と間違ってフジを収穫しないよう五味副代表から説明があり、一人2個のシナノスイートを収穫しました。高いところのリンゴは、子どもたちが脚立に乗って収穫しました。傷がなければそのまま出荷できるリンゴを収穫させていただくという、とても貴重な経験ができました。

(シナノスイートの収穫。今年度最後の活動日には、フジを収穫します。)

お昼は、ねずみダイコンを使った長野県坂城町の郷土料理「おしぼりうどん」を味わおう、ということで、7/15の活動日でうどん講師を務めた事務局の西沢が、事前に仕込んできました。芋井社会会館で参加者とともに仕上げても良かったのですが、運営スタッフ体制が整わず、自宅で約30人前のうどんを作りました。

(写真上:うどん玉でいもいの「い」)

おしぼりうどんは、ねずみダイコンのしぼり汁につけていただくうどんです。辛味が強いダイコンですが、味噌を汁に溶かすと甘味が感じられるようになり、人それぞれの好みの辛さでいただきます。そのしぼり汁を作るためのダイコンおろしを、運営スタッフの浦中綾子さんの娘さん、茉子ちゃん(2歳)にフードプロセッサーを使って大量に作ってもらいました。おろし金を使って、曽根康平君(11歳)と幸美さん(7歳)も、人力でサポート。今日の参加者に行きわたるしぼり汁ができました。うどんは、ゆでたてを釜揚げで取り分け、いただきました。

(写真上:おしぼり汁作り。写真下:うどんを釜揚げで味わいました。)

今回の企画は、”秋の里山”長野市移住体験in芋井(ヤングブルー村運営委員会主催)との共催で、首都圏からの移住希望者との交流を行う予定でしたが、参加者の応募がなかったため、いもい農場単独での開催となりました。アイスブレイクで自己紹介ゲーム「4つの窓」を準備していたので、せっかくの機会、いもい農場参加者同士の親交を深めるために実施しました。これは、自分を4つの窓にみたてて自己紹介しあうゲームです。4つのお題は、「さんかしたきっかけ」「すきなやさい」「すきなこと・すきなもの」「なまえ」。シニア大学生の北原さんの「さんかしたきっかけ」は、『シニア大学で誘ってもらった参加。楽しい活動で、参加できてラッキー!』。「すきなこと・すきなもの」は『山に登って山頂でコーヒーを頂くこと』とのこと。曽根幸美さんの「さんかしたきっかけ」は『ともだちがいっぱいいるから』。「すきなこと・すきなもの」は『のうぎょうをすること』。運営サイドからすると、うれしい限りです。シニア大学生から年中さんまで、それぞれの人となりを知ることができました。

(写真上:シニア大学北原さんの発表 写真左下:全員で記入タイム 写真右下:曽根幸美さんの発表)


今年度の活動は、早いもので残り2回となりました。収穫を喜び合えるような活動を組み立てていこうと思います。(西沢)


【次回、11/4(土)の予定】
活動テーマ「白菜収穫したい(隊)!」最高の景色を見ながら、焼き芋と焼きマシュマロを味わおう。
活動内容:くらかけ豆、秋野菜の収穫、焼き芋・焼きマシュマロ・焼きネギ、生落花生を味わいます。

第11回活動報告「脱穀&畑、ピカピカ隊!」

2017年10月03日 | 活動報告
9月30日(土)天気:晴れ 参加人数:大人11人・子ども3人(合計14人)
活動テーマ:「脱穀&畑、ピカピカ隊!」
活動内容:稲の脱穀、大根等葉もの野菜の間引き、野菜の収穫



今日一番の作業は、米作りでも大事な脱穀です。5月20日に田植えをした稲の苗が、約4ヶ月程で 脱穀の日を迎えました。
朝の 始まりの会の後 早速田んぼに行き、掛けておいたシートを外し、さあ「脱穀をするぞっ!」と気合をいれ、脱穀機のエンジン始動!?・・・ところが、エンジンがかかりません。そうこうしているところへ地主の和田さんがサポートに来て下さりましたが、かかりません。



シニア大学の方の機転で 見事エンジン始動し、その後順調にハゼ掛けの稲は50分程で脱穀を終えました!

約3.5袋程の籾米の収穫となりました。シニア大学の皆さん、箕輪さん、貴重な男手の力でハゼ掛けの足、横棒、米袋を棚田の上まで担ぎ上げて頂き、脱穀作業は終えました。お力、ありがとうございました。


続いて畑に向かい、葉もの野菜の間引きと、夏野菜の残りで「ピーマン」「ミニトマト」「ナス」「ズッキーニ」等を収穫しました。食べられるものだけ収穫し、次回も収穫できそうなものを残しておきました。

まだ戦力になれない小さい子どもをよく面倒見てくれた箕輪あゆみさん。子守りのおかげで 畑作業を行うことが出来、収穫野菜を抱えて畑をあとにしました。

芋井社会会館に戻って、シニア大学のお母さん方の手で、とれたて野菜のお料理です。間引き菜・間引き大根の塩もみ、巨大ズッキーニのスープ、ナス・ピーマン・ズッキーニの味噌炒め煮、サツマイモの茎の炒め煮などを作りました。

ズッキーニのスープは「美味しい!」との声があちこちで聞かれました。愛情たっぷりの究極の地産地消料理を味わうことができました。食後、コーヒーを飲みながら、最近合流したシニア大学生のメンバーの自己紹介をして、年代・世代を超えた交流が出来ました。なかなかこういった交流は少ない昨今、有意義なひとときでした。

秋の行事が目白押しの中、参加して下さった箕輪さん、春日さん、唐沢さん、シニア大学の皆さん、そして何より、農作業のさなか面倒を見て下さった地主の和田さん、ご協力ありがとうございました。(山岸・五味)

※畑の作業、社会会館での交流の様子の写真は、スタッフ体制の都合で撮影できませんでした。


【次回、10/21(土)の予定】
活動テーマ「収穫の秋!」サツマイモにリンゴ収穫。郷土料理「おしぼりうどん」をみんなで食べよう。
活動内容:草取り、秋野菜間引き、サツマイモ収穫、リンゴ収穫、おしぼりうどん
※この企画は、”秋の里山”長野市移住体験in芋井(ヤングブルー村運営委員会主催)との共催企画となります。


第10回活動報告「稲刈りをしよう!」

2017年09月12日 | 活動報告
9月9日(土)天気:晴れ 参加人数:大人16人・子ども10人(合計26人)
活動テーマ;「稲刈りをしよう!」大変な農作業の後に、信州のソウルフード“おやき”を作ってお腹を満たそう。
活動内容:稲刈り、秋野菜の種まき、畑の草取り、おやき作り


(稲刈りする参加者ら)

まもなく新米シーズン。長野市芋井広瀬の芋井社会会館を拠点に活動している「天空の里 いもい農場」(山岸茂晴代表)は9日、みんなで5/20にお手植えした田んぼの稲刈りをしました。大人子ども合わせて26人が参加。初めて稲刈りを体験する子どもたちはおおはしゃぎ。稲を刈る人、束ねる人、はざかけ棒にかける人がそれぞれの役割を分担。大人も子どもも交じって、稲刈りの共同作業に打ち込むうちに参加者の間に一体感が生まれました。


(全員で協力して稲刈りしました)
「よいしょ、よいしょ、よいしょ・・・」。米田ルミさんは長女の夏菜子さん(4)と一緒に鎌を持ち、稲の根元を切っていきます。高橋奈々さん(9)は「お手伝いがとても楽しかった」とはつらつとした表情を浮かべました。

(稲刈りの合間、「はい、チーズ!」)


(稲こうじ病の病粒を取る)
よく見ると、黄色い穂の中に黒くなった実が混ざっていました。カビの「稲こうじ病」です。みんなで協力して病粒をつまみ取りました。曽根康平君(11)は「初めて見たけど、コメなのに真っ黒で驚いた」。と話しました。



(はざかけしたコメ)
刈り取った稲はみんなではざかけしました。天日にさらすと、甘くておいしいお米になるそうです。

昼食には、スタッフの浦中綾子さんと県シニア大学生、子どもたちが中心になって作ったおやきをみんなで味わいました。具はキャベツとナスとカボチャ。農作業が立て込んでいましたが、県シニア大学の小林徳子さんら、おやきづくりの「名人級」の参加者がいたおかげで、みんなでおやきを味わうことができました。


(おやきの中身を説明する小林さんら)
変なかたちのおやきもご愛敬ということで、子どもたちがみんなで作った芸術品です。信州のソウルフード、おやき。モチモチしていて、おなかを満たすことができました。


(子どもたちの芸術品級おやき)

今日は、午前・午後ともに農作業。午後は畑で、カブ、コマツナ、チンゲンサイ、ホウレンソウの種まきを行い、草を刈りました。

(畑へ向かう参加者)

「種を播きすぎると、間引きが大変だから、1㎝間隔の筋なるように播いて、最後に土をそっとかぶせて。」副代表の五味美穂子さんからレクチャーの後、種で筋になるよう、丁寧に播いていきました。

(コマツナの種を筋まきする県シニア大学の谷川さん(左)、BLOG担当で運営スタッフの牧野さん(右))

今年度の活動も、残すこと4回。回を重ねる度に秋が深まっていくことでしょう。天空の里 いもい農場で、季節の移ろいを感じながら、収穫の喜びを味わっていきたいと思います。(牧野・西沢)


【次回、9/30(土)の予定】
活動テーマ「超新米を味わおう!」稲刈りで残ったわらを使って、チョット早いしめ縄づくり体験。
活動内容:脱穀、草取り、秋野菜間引き、秋野菜などの収穫、超新米ごはん、ワラ遊び
※運営体制の都合上、超新米ごはん、ワラ遊びは延期の可能性があります。