「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

急遽開催!第6回活動報告「天空フラワーパーク整備事業」&「旧プールの生き物探し」~第2部・生き物編

2017年07月13日 | 活動報告
7月8日(土)に急遽開催した活動報告の第2部・生き物編をお届けします。

(恒例となった旧・芋井小学校第2分校のプールで生き物探し)

今回は、インタプリターの代表・副代表ともに都合つかず欠席だったので、どんな生き物がいるのか探して観察することに軸をおいて開催しました。毎年恒例の取り組みではありますが、初めて出会う生き物もいて、大人も子どもも時間を忘れるほどのめり込んで探しまくりました。
このプールは、雨水のみがたまっていて、使用しなくなって15年以上外界と遮断されています。そのため、生き物の生態系が成り立っているビオトープと化しています。

(マツモムシ)


(カタツムリ)

殻が透き通った、まだ若いカタツムリ。かわいらしいけど、ヌルヌルしないのかな?

(カエルの卵)

初めて卵の存在に気づきました。今まで見過ごしていたかもしれません。

(プールで初めて捕獲)

トウキョウダルマカエルかトノサマガエルか、素人には区別つきません・・・。ムチムチの太もも、我が足を見比べちゃいました。

(ヤゴの羽化の最中を目撃)

これまた初めて、羽化の最中を目撃しました。

(羽化が終わって羽やすめ)

じっと見守ってくれてありがとう、と言っているように、参加者の手にとまってしばらく羽やすめをしてました。透き通った羽、美しいです。

(プールの底には、葉や生き物の死骸がヘドロのようにたまっています)

泥をすくい上げると・・・毒々しい危険そうな色が現れました。そう、泥の中にアカハライモリが隠れていました。アカハライモリの命名の由来となっているお腹で、フグと同じテトロドトキシンという毒を持っていることから、警告色とも言われています。

(アカハライモリ)

アカハライモリ、大量の30匹。環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。毎年の定点観測では、絶滅しそうもありません。

(じっと観察をしました)

これだけたくさんいると、かわいらしさを感じます。

(空飛ぶアカハライモリ)

運動会の玉入れで玉を数えるように、何匹いたのか、数えながらプールに返しました。1時間の生き物探しで30匹見つけました。


今年は、生き物探しに集中して実施しました。大人も子どもの時間を忘れるほど夢中になって探したり、じっと観察したり。身近な自然の中に普段見かけない生き物がいたり、羽化の瞬間を見ることができました。一昔前は、小学生の歓声が聞こえるプールでしたが、使われなくなった今は、生き物の命を育む場となっています。

【次回の予定】
日程 7月15日(土)9:00~14:00
活動テーマ「手打ちうどん修行 ザ!手打ちうどん」こねて、踏んで、おいしいうどんを作ろう。
スケジュール 9:00うどん仕込み→9:30農作業→11:00うどん仕上げ→12:00昼食交流→13:00壁新聞仕上げ→解散


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