ドキドキしながら
現金をチップに替え大・小を選び
賭けてみる。当たった。
きゃぁぁぁ 当たったよぉ～
喜びのあまり、大した額でもないのに
大はしゃぎする。
くみは淡々と何やら大・小じゃない
数字に賭け、当てる・・・
凄い。凄すぎる。
大か小の時より多いチップが返って
きた。何やらコツがあるらしく
後で教えてくれた。 ←ちっ。
初心者を最大限アピールすること。
これがコツ。
そうするとディーラーが最初の何回か
勝たせてくれるらしい。
で、何回か勝たせてもらったら
他のテーブルへ移り繰り返す。
なんと最初のテーブルは本当に初心者
だが次のテーブルへ移った時は
主演女優賞バリの演技が要求されるのだ
トイレに行く くみに
「このテーブルで全部擦らないでね。
勝てなくなったら辞めて、他のテーブル
にも行くんだよ」
と釘を刺され
残された２人は、オドオドしながら
賭けようとかしらと考えてた、
その時、信じられない出来事が・・・
隣に立っていたお姉さん（中国人）
が何やら話し掛けてきた。
言葉が通じないので気に止めず数字に
チップを置くと、何故か
そのお姉さんあたしの手にあるチップを
別の数字に置く・・・
ん？ なんで？ それあたしのだじょ？
え？？
などと思いながらお姉さんとチップを
交互に見てるうちにゲーム
が始まり、結果は親の総どりで
誰も勝てなかった。
残念だったわねって顔で見るお姉さんが
怖くなり、そっとテーブルを離れる
あちこと２人ぐるっと見て周るが
いまいち賭けられず下の階へ移動。
ここでスロットを見つけ
これなら演技も必要ないし、知らない
お姉さんにチップを取られる事もない
だろうとやる。
この判断が結果的には〝吉〟と出た。
出ました。
じゃんじゃん出ました。
いつのまにか隣に座る知らない
おじちゃん（またかよ）からアドバイス
を受けながらフィーバー
あちこも
プチフィーバー！！ ←ぃやほ～い。
やったねあちこ。やったねあたし。
その頃女優・・・じゃなくて（笑）
くみは、一人大・小で演じ続け
儲けてました。 ←凄い。凄すぎるぜ。くみ。