岩切天平の甍

親愛なる友へ

イパネマ

2008年07月22日 | Weblog

コルコバードの丘からリオの全景を撮影。
イパネマ・ビーチに降りて、(演出側のたっての希望により)お尻たちを撮影。
後でテープを見たサンパウロ支局の女性が「どうしてブラジルって言うと、こうなっちゃうのかしらねぇ。」と、ため息をついたらしい。
はしゃぐビキニ娘たちを背に、まばゆいビーチに立つ日本人記者の黒スーツ姿が味わい深い。

ヴァーレ社と取引する三井物産のリオ駐在員Sさんと会う。
これから行くアマゾン鉱山ツアーに同行して頂けるとのこと。

毎日の暮らしの事やカーニバルで踊りまくる話を聞く。
「リオの治安って、どうなんですか?」
「とても危ないです。」
「アブナいったって、例えばここには行っちゃいけないとか、この時間に歩いちゃいけないとか、ルールを守れば大丈夫なんでしょう?」
「いやー、ところがそれがここには無いんですよ。いつ何があるか分らない。この間もウチの近所の学校で子供が誰が打ったか分らない弾に当たって死にました。とても良い地域だと言われてるんですけど、それから、軍の施設から流れ弾が飛んで来たりもします。」
「でも、買い物とかどうするんですか?普通に人が歩いていますけど。」
「ええ、考えてもしようがないから、でかけます。」
「・・・・。」

T記者によると、中東で働く自衛隊員に「大変な所ですね。」と言ったら、「でも、あの僕らでも入れない前線の向こう側に日本の商社マンたちが居るんですよ。」と笑ったと言う話があったそうだ。

リオと言えば音楽。ゆったりとボサノバでも聞きたいところだ。
調べてみると、イパネマ地区にある老舗、ここが激しく良さそう・・だけど。
さっき聞いた話もあるし、いくら何でも仕事しに来たんだし、それでなくてもカバン紛失事件でひっかき回したばかりだし・・・。ホテルの部屋で開いたガイドブックの前に腕を組んで仁王立ち。ふらふらとホテルを出て、その辺りで水を買って帰る。うーん、やっぱり結構怖いわー。泣く泣くガマン。



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