TAKE-LOG 竹ログ

柿渋染めの新しい織物企画が始まった 3

カヤバ工業のコンピュータを使って柿渋染めの新企画が始まり、

前日は筬通しの作業を終えて、今日は經通しに入った。

作者のHiramatuさんは気の許せない綜絖通しの作業に立ち向かっています。

 

写真手前にある筬を通った糸は白い綜絖(今回は8本)へ通します

今回はコンピュータで作図した組織図の綜絖表にしたがって作業します。

 

綜絖の役目は経糸を上げたり下げたりする装置ですが

ここでも整経の時に綾(アヤ)を取る意味は重要です。

 

手前の筬を通った糸は向こうの綜絖にも一本一本順序正しく

通っていなければ織物は正しく組織されないので

その意味からも綾をとることは重要なのです。

 

 

もしも綜絖装置が無ければ一本の緯糸は経糸の一本一本を

上げたり下げたりしながら通さなければ緯糸一本が織れないので、

それはとてつもなく時間のかかる作業になってしまうのです。

 

私はこの綜絖装置を発明した古代人は、人類の生活文化に寄与した

偉大な人達であったと考えています。

 

つづく


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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