
いました。
組織織りをベースに綴れ織りを交えた複雑な織りに

なっています。
経糸は絹糸を自分の好きな色に手染めをして
全幅の縞整経をしてあります。


緯糸は羊毛の原色スライバーをミックスカーダーをして

自分で手紡ぎをした糸を使用しています。
ベースは8枚ソウコウを使い、複雑な組織を作り

縞整経の経糸に縞とは違う位置に組織織りを配して
経の縞を殺しています。
ベースに織られた組織織りの上に彼女の得意な綴れ織りを

複合的に織り込んでいます。
単純なパターンを基本に良く見ると複雑な組織と

勝手気ままに紡いで作った緯色糸40色以上を使い
見事に芸術作品に仕上げました。
テキスタイルデザイナーのTCCの主人も腕を組んだまま
「うーん」

と唸ったまましばらく見ほれていました。
もう一度この作品に挑戦して、公募展に出品させる
つもりらしいです。
