TAKE-LOG 竹ログ

美彩会のみなさん着物姿で手織り体験    竹島クラフトセンター 

今日は岡崎市[美彩会]が手織り体験の日である

朝から竹島に着物姿の女性が集まりました。

日頃から着物の着付けに関わる人達だけに綺麗な着物姿は

さすがに目を引いていた。

竹島には着物姿が似合うね。

織機9台を並べて3グループで交代しながら総勢27名が綿から糸を紡いで織物を織る

三河木綿のフルコースの授業である。

綿繰り作業では綿繰り器から種と綿が分かれて出てくる様子を見て

「あれ!不思議だわ」

 

弓を使った江戸時代の綿打ち作業でも

「ふあふあになってきたよ」

 

昔ながらの紡錘車を使って糸紡ぎ作業では

「なんで?糸になるのかしら不思議」

 

「あー切れちゃう!」

「大丈夫、大丈夫、ゆっくり引いて」

「今度は太くなっちゃうよ」

「あまり車を回すとエネルギー過多になって太るよ」

何の話なの?

流石に着物の専門家である

着物を着て機織り姿は美しい、いや着物でなくても美しい!

「初めてだけど織れるかしら」

スタッフの指示を受けながら手織りが進んでいきます。

たすき掛けの姿で 

「さー、織るわよ」

「頑張ってね」

「やってみると手織りは楽しいわ」

「先生、なんで綿が糸になるの」

「どうしてなんだろう、やってみると解るから」

綿が糸になる様子に感嘆です

「私でもできるかしら」

との不安も手に汗握る作業を終えると

「楽しかったわ、これ私が紡いだ糸よ」

「昔の人はこうして着物を作ったのね」

「こんなにして出来た織物ですから少しも無駄に出来ないね」

それにしても自然って不思議で凄いね

どう、着物姿で機織り娘さん、良いでしょう

”素晴らしいですよ”

「織ってみると手織って楽しい」

と、綺麗な紬の着物でピースサインをいただきました。

糸紡ぎでは緊張して汗だくでしたが、今度は機織りでまたもや緊張です

緊張の連続ですが”頑張ってね”

「綺麗に織らなきゃ、頑張るわ」

と、強い決意で織機を操る姿は格好良い

難しい糸紡ぎが終わって、ほっとしたのもつかの間で次は機織りです。

久しぶりの緊張感を味わっています

「綺麗なコースターが出来て来たから嬉しいです」

と、嬉しいコメントをいただきました。

「あー、間違えてしまったわ」

「どうしよう」

”大丈夫です、人生のやり直しはできませんが手織りはやり直せます”

なるほどね、

 

興味津々で始まった機織りですが、ほっと一息です。

綿作り糸作りと手織りの授業は大変ですが、

特別なことではなくて、昔から庶民の生活の

中ではごく当たり前の普通の作業だったんです。

私たちは今から手紡ぎの作業ですよ、

「あー、切れる 糸が切れるよ」

「大丈夫だよ頑張れ!」

「でも・・・あ!切れちゃった」

「今度は私の番ですよ、どうです上手でしょう」

「わー、すごい私って凄いわ」

「なんか名人になったようです」

27名全員が綿から糸紡ぎを終えて、

最後に手織りでコースターを織り上げました。

 

手織りと言うと小難しい作業に思われるようですが、

しっかり原理から体験することによって

人類が自然から学び、生活で活かし、

着物文化につながるストーリーを学んでいただきました。

そして全員素晴らしいコースターを完成することができました。

おめでとうございます

美彩会のみなさまお疲れ様でした。


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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