昨年の米が夏を過ぎれば古米となる
今年の酷暑で米の袋から虫が湧いた
「お父さん虫干をして」
太陽に当てたら見事に米虫は退散した。
テレビを付ければスーパーの米不足で大騒ぎ
今の現代の話?
私が生まれた時は戦後の食糧難で
餓死者や栄養不良者の話は普通の時代であった。
闇米に手を出さずお亡くなりになった裁判官の話もあったが
私もボロの服を着て駅前の食糧配給所の長い列に母と並んだ記憶が蘇る
一升瓶に入れた玄米を棒で突いて精米した記憶も甦る
”スーパーの棚から米が消えました”
『米はありますから大丈夫です!』
スーパーの店員に事情を訊いた大臣もいる程で
お父さん残った玄米は捨てようか?
いや、米は日本人の命だから捨ててはいかん!
糖尿病にはパン食は危険だと言われてパンは食べない
その昔の話だが
「鈴木くん、この草は食べられるぞ」
と、町内会学区区議員の時代に先輩に教えられた
奥三河の山中で教わった[もみじ傘]を思い出した。
茹でてカツヲブシと醤油で食べた
野の草の香りとほろ苦さは太古の時代の旨味に違いない
それを教えてくれた先輩達はもういない
明日は”敬老の日”