冒頭の写真は、昨日の台湾高級中學の皆さんとのお別れの記念撮影の場面です。
記念撮影の前後に、本校の生徒と台湾からの生徒の皆さんが名残惜しそうにお互いに写真を撮ったり、メールアドレスを交換している姿が印象的でした。
さて、昨日と本日、軽井沢中学校への出前授業に本校の先生方に出かけてもらいました。昨年度から、軽井沢高校、軽井沢中学校ともに面談期間で、午後授業のないこの時期に設定しています。この出前授業、一昨年度から実施しています。
以下のニュースは昨年度の軽井沢中学校での出前授業をまとめたものです。
http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/111215karutyuudemaejyugyou.pdf
今年度の出前授業は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で実施しています。
昨日は、地歴公民科山下先生、英語科漆原先生、国語科斎藤先生に出前授業をしていただきました。
事前の準備を入念にしていただきました。授業プリントを私も見せていただきましたが、中学生にわかりやすいように、また、授業の目的が明確に示されたものでした。先生方のこの授業にかける思いがプリントからも伝わってきますし、以下の写真からもわかると思います。
今朝、昨日の授業のアンケートを教頭先生から見せていただきました。
アンケートを見る限り、おおむね、授業は好評でした。
詳細は、本校HPに掲載しましたのでそちらをご覧ください。
http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/121217karuizawatyuugaku-demae.pdf
社会科の授業
英語の授業
国語の授業
本日は、数学科須澤先生、理科飯島先生に出前授業をしていただきました。
私も2時間授業を参観しました。
今日の授業も、大変工夫された授業で、私自身も大変興味を持って授業をうかがいました。
前から疑問に思っていたことのいくつかが、この2時間の授業でわかりました。
小松校長先生、竹内教頭先生もともに参観してくださいました。ありがとうございます。
数学の授業
理科の授業
各教科ともに40名前後の中学生が受講予定でしたが、当初より幾分少ない受講者数だったかと思います。
今日の授業では、中学生の皆さんは、背筋をきちんと伸ばし、プリントやノートに必要事項をしっかり書き写し、真剣に授業を受けていました。
お互い初対面の授業にもかかわらず、教える側と教わる側が、ほどよい緊張感の中にも、授業をきちんと成立させ、授業内容をわかってもらいたい、わかりたいという気持ちが伝わるいい授業でした。
授業は、教える側のすぐれた教材準備と熱意、教わる側の知りたいという好奇心とが一体化すると、そこには、なんともいえぬ充実した空間と時間がうまれてくると、改めて思いました。
どの授業も、授業時間は45分間。その後5分間アンケートを取りました。
夕方、教頭先生がアンケート集計をもってきてくださいました。
5教科合計で142名の集計です。
1 今日の授業はよくわかりましたか?
よくわかった 76% ある程度わかった 20% 合計 96%
2 今日の授業は楽しかったですか。
とても楽しかった 79% まあまあ楽しかった 19% 合計 98%
3 今日の授業で、教科に対する興味がわきましたか
とても興味がわいた 70% 少しは興味がわいた 28% 合計 98%
4 今日の授業で、軽井沢高校に対する興味がわきましたか
とても興味がわいた 65% 少しは興味がわいた 26% 合計 91%
といった結果です。高校の授業内容は難しいわけですが、大多数の中学生の皆さん、授業もわかってくれて、そして楽しんでくださったようです。
数学の授業は、実は東京大学の入試問題を、中学生の既習分野で解くという、ある意味サプライズの授業でした。
軽井沢中学には、3年生だけでなく、2年生も是非参加して欲しいとお願いしてありましたが、何人か受講していました。この授業で、さらに勉強に向かうモチべーションが高まってくれれば、ありがたいですね。
この出前授業、一昨年及び昨年の場合、中学生のアンケートを読んだり、中学の先生方に感想をうかがうと、高い評価を得ています。
今年のアンケート評価も、かなり高く、この企画をお願いしてきた私としてもほっとしています。
私は、中学生の皆さんに、高校の授業はどのように行われるのか、まずは体験してもらうことが大事だと思います。「高1ギャップ」克服の第一歩だと思ってます。
私も、一昨年、軽井沢中学の皆さんに対して、出前授業をしました。
「自分とは何か」というテーマを設定しで、「青年期の心理」について話をしました。
尾崎豊氏の「十五の夜」を聞きながらの導入の場面
高校の「倫理」あるいは「現代社会」の分野の話です。
中学生の皆さんは、「資料の文脈に沿って、自分の意見を求める」と、なかなか答えられなくて、こちらの質問の仕方を考えさせられもしました。高校生でも、自分の意見をきちんと述べることは難しいのですが。
私自身も、中学生相手の授業ということでは、小海高校在職中には、小海中学校の生徒の皆さんの前で、「乾燥の風土」というテーマで、「イスラム世界の誕生」について話をしたこともあります。地理と歴史の融合学習をテーマにした授業でした。また、長野東高校でも、中学生体験入学で模擬授業を行いました。
私の場合、中学生を相手に授業ができることは、滅多にありませんので、中学生が高校の授業をどのように感じるか、大変勉強になりました。実は、もし、機会がありましたら、世界史と日本史を融合した授業を中学生相手に試してみたいと思い、密かに「教材研究」をしています。
以下は内堀校長先生の昨年度及び一昨年度の出前授業関連のブログです。
http://blog.goo.ne.jp/karui-hs2011/e/747eed88eb45890b223d0125470cd5a8
http://blog.goo.ne.jp/karui-hs/e/96a50bf1835175374ff81499738db703
昨日、今日と、私自身も充実した時をすごすことができました。
本校の先生方に、そして本校の生徒及び軽井沢中学の生徒に「元気」と「さらなるやる気」をもらいました。
それでは、今日はこの辺で失礼します。