軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

12月7日(金)成績伝票締切及びカーリングのこと 190

2012-12-07 16:20:14 | 日記

 昨日夜のニュースでは、今朝の軽井沢の最低気温予想は、氷点下8℃でした。

 今朝も予想通り冷え込みました。朝のニュースでは6時現在氷点下7.8℃。ほぼ予想通りでした。ここのところ、朝の校舎内の見回りも、コートを着て行っています。廊下は外気と変わりありませんので、コートなしで歩いていると、身体が冷えきってしまいます。

 しかし、本校の窓は、寒冷地仕様の「ペアガラス」です。教室内は、太陽の日があたり、暖房を入れると、外とは異なり、かなり暖かいです。

 さて、2学期の成績に関して、本日、成績伝票の締切としています。

 テスト返戻(へんれい)にだいたい1週間かかりますので、成績伝票が教科担任から担任の手元に届くのには、どうしてもテスト終了から1週間後を見込まなければなりません。この間、教科会での成績審議も行われています。

 昨日は遅くまで先生方が成績付けを行っていました。ありがとうございます。

 私が教師に成り立ての頃は、この成績伝票を手書きで記し、担任の先生のところにもっていきました。当時、パソコンなどなかった時代です。手書きと電卓で成績処理を行っていました。現在は、パソコンで入力する形式に変わってきました。この30年で、成績処理のやり方も大きく変わりました。

 その結果、成績処理の時間短縮ができるようになりました。

 しかし、時々、私は思うことがあります。

 効率からいうと、断然パソコンを使った方が良いのはわかっていますが、教科担任として伝票を手書きし、担任も、教科担任から頂戴した成績伝票を、また、手書きして集計していく。手書きをすることで、生徒達の成績を、指先で覚える。また、転記しながら、生徒達の成績がなぜこの成績なのかと思う。こうした思考をする時間が無くなったような気がします。

 近頃、「血の通った教育が重要である」といった言葉を聞きました。パソコンについつい向かっていると、大事なことを忘れてしまうことはないだろうか。そんなことを、今日の成績伝票締切の「校長日記」を書きながら思いました。

 一方では、この「校長日記」も、パソコンを使いながら書いていますし、インターネットの力を借りて、読者の皆さんのところにお届けしています。自分自身、相矛盾するようなことを書いてしまっている気もしています。

 今日は、成績会議までの成績処理の一端をご紹介しました。

 ところで、冒頭の写真の本、最近入手した岩波新書の新刊です。さっそく読みはじめていますが、本校の先生方にも是非お読みいただきたいなぁと思っています。この校長日記をお読みの皆さんにもオススメの1冊です。

 話は変わり、午前中に、長野県カーリング協会の藤巻理事長さんと松村強化・育成事業部長さんが、来校され、教頭先生とお話を伺いました。第21回日本ジュニアカーリング選手権大会の優勝報告と1月のパシフィック アジア ジュニアカーリング選手権大会への協力要請でした。カーリングに関しても、本校として協力できることはできうる限り協力していきたいというのが私の基本的な考え方です。そんなことも申し上げました。

 放課後には、このたびの優勝メンバーの松村君と担任の岩下先生が校長室を訪ねてくれました。松村君は優勝の賞状を持ってきてくれました。しばし、懇談し、記念撮影をしました。

  

 次の大会の健闘を祈ります。

 本校HPにも、「カーリング個人の活躍」の頁を作成してあります。以下からご覧いただけます。

 http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/curling.html

 

 


12月6日(木)国際文化科特別講義Ⅲ及び就業体験報告会及び3学年マナー講座ほか 189

2012-12-06 20:59:18 | 日記

 

冒頭の写真は今朝の軽井沢高校です。

 朝、本格的に雪が降りました。事務室の中澤さんが通学路の雪かきをしてくださっています。小諸から通ってきている先生に出勤時にうかがうと、「小諸は雪が降っていなかったですよ。軽井沢に来て雪が降っていてびっくりしました」とのこと。事務室の皆さんにもうかがうと「御代田までは雪は降っていなかったです」とのこと。どうやら軽井沢限定の雪のようです。9時の段階では、お日様が出て、さんさんと日の光があたっています。

 さて、本日も国際文化科で特別講義を行いました。

 今回の講義は、清泉女学院短期大学の中村洋一先生にお願いしています。

  

  

 テーマは、「アメリカン・フォークソングの世界」です。

 清泉女学院大学・短期大学の先生方による特別講義の最終回です。

 私も授業参観させていただきました。二つの歌を通しての講義でした。歌の背景にある歴史や文化を知ることにより、さらに視野が広がるということが、具体的な話でよく分かりました。中村先生、ありがとうございました。

   

 中村先生、2種類の楽器の演奏をしながらの大熱演でした。

  

 講義終了後、生徒代表からお礼の言葉を述べました。

 1学年は、就業体験の集大成、報告会を行いました。

 例年、お世話になった事業所の皆様にも出席いただき、講評を頂戴しています。

 今回は、白樺堂、軽井沢観光協会、S.K花企画、FM軽井沢の皆さんから講評をいただきました。

 皆さん、生徒たちのことを思い、熱く、かつ、親切な講評を頂戴しました。

 「明るく、元気で、挨拶のできる人」になってほしいという言葉、心に残りました。

 

 FM軽井沢の清水さんからの講評

 本校の生徒たちも、体験発表を行いました。FM軽井沢の番組で紹介してくださるそうです。清水さん、いつもありがとうございます。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

 

 私も、この報告会の冒頭でご挨拶を申し上げました。

 「高校生にとって、就業体験がますます重要になってきていること、体験・経験したことが大事なことではなく、この体験・経験から何を学ぶかが大事なことである」と話しました。

 

 3年生は、新企画、「マナー講座」を実施しました。講師を洋服の青山佐久平駅前店の西田店長さんにお願いしました。

 社会人として、どのような着こなしをしたらいいのか、専門家の立場から話をしていただきました。残念ながら、私は就業体験報告会に出席していましたので、お話をうかがうことができませんでした。西田店長さんには本校の教頭時代に「マナー講座」実施についてお声掛けいただいていましたので、やっと実現しましてほっとしています。

 校長室の掃除に来た3年生に、「マナー講座、どうだった」と聞くと、「よかったです」との答え。西田店長さん、ありがとうございました。

 過日、オーストラリアから小海高校に来ている留学中3名が、軽井沢高校の授業を見学したいとの申し出があり、本日、国際文化科の特別講義と長嶋先生の授業を見学していきました。当初予定にはありませんでしたが、さらに6時限の授業も途中まで参観することになりました。2時限の国際文化科の講演前に椎塚教頭先生と3名の留学生が校長室を訪ねてくださいましたので、軽井沢高校の「学校案内」をお土産に渡し、短時間でしたが、私のほうから説明をしました。帰り際にも校長室に立ち寄ってくださいました。口々に日本語で「楽しかった」といっていましたので、受け入れた本校としても「受け入れて、よかったなぁ」と思っています。

 

国際文化科特別講義前の紹介場面

 

5時限の国際文化科の授業を一緒に受講中

 本校も、昨年同様、来週にはオーストラリアから1名短期留学生を受け入れます。この12月から来年1月までの間です。2年1組で授業を受けることになっています。

 こうした留学生を介在した高校間の交流事業が行われることも意義のあることだと思います。

 また一つ、軽井沢高校ならではの取組が増えました。

 今日も一日「軽高ならではの様々な取組」が行われました。

 手前味噌で恐縮ですが、軽井沢高校、先生方と生徒の努力により、ますます「いい感じ」の学校になってきました。


12月5日(水)「いのちの学習」月間 188

2012-12-05 10:43:03 | 日記

 

 本校では、内堀校長先生が提唱され、一昨年度から、「いのちの学習」を実施しています。

 なぜ、「いのちの学習」なのか。

 内堀校長先生の以下の「ブログ」をご覧ください。

 http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/10inotinogakusyuukoutyoubun.pdf

 http://blog.goo.ne.jp/karui-hs/e/cd119c232e87d30766946a5442230055

 http://blog.goo.ne.jp/karui-hs2011/e/9cfe7d218df15495ddf6deb9069f4053

 冒頭の写真は、平成22年10月26日(火)に、斉藤金司先生をお迎えして、「いのちの学習」について講演していただいた時のものです。

  この1ヵ月間、「いのちの学習」月間を設定し、授業等で、「いのちの大切さ、尊さ」などについて生徒に考えてもらい、また、私たちも一緒に考えることができることを目的として実施しています。この計画は、人権平和係主導で行っています。

 以下から過去の取組を見ることができます。

 http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/11torikumi.html

 今年本校に赴任した先生方には、斉藤金司先生の講演録を読み、講演ビデオを見て、「なぜ、いのちの学習なのか」、事前学習をしてもらっています。

 先日、斉藤先生にお会いする機会があり、「いのちの学習をこの12月に月間として実施します。斉藤先生から教えていただいたことを継続的に実践しております」と申し上げましたら、「やぁ、ありがとう」とおっしゃていただきました。

 斉藤先生と内堀校長先生の「命の学習」にかける思いを、後に続く者が組織的に、かつ、継続的に行っていくことが大切だと私は思っています。歳月が経つといつのまにか継承されなくなっていたということでは「よろしくない」と考えています。

 私も自分なりの思いを終業式の折に話そうと考えています。

 話は変わり、本日午前中、事務室の高間さんと中澤さんが、国道18号線沿いのフェンスに、「祝 全国高等学校体育大会出場 アイスホッケー部」の横断幕を設置してくださいました。私もその様子の写真を撮りにうかがいましたが、寒い中、ありがとうございます。写真は設置前の状況です。

 


12月4日(火)学習状況調査 187

2012-12-04 07:54:16 | 日記

 

  先月末、この「校長日記」でも書きましたが、2学期期末考査が終了しました。

 そこで、1学期終了後にも行いましたが、2学期分についても、生徒の学習状況を把握する調査を実施しています。

 本校では、平日と休日に分けて、実態を調べます。

 進路学習指導係で、調査を分析してくださっていますが、今後にいかしたと思っています。

 生徒の皆さんも、家で学習する習慣を、これまで以上にきちんと身につけてほしいと願っています。


12月3日(月)カーリング・将棋・保護者アンケート・生徒アンケート、グアム派遣生徒引き継ぎ会 186

2012-12-03 16:55:26 | 日記

 

 軽井沢町役場前の今朝7時段階の気温は、なんと零下8℃(マイナス8℃)。しみました。土日と学校に来ませんでしたので、校長室も冷え切っていました。日中、日の光が当たり、暖かでしたが、夕方から雨模様になり、また寒くなってきました。

 そんな冬真っ只中に、嬉しいお知らせがありました。

 やってくれました!!

 第21回日本ジュニアカーリング選手権大会に出場した本校2年生松村君、この春に卒業したは速水君、堀篭君所属の「長野CA」が優勝しました。青森市スポーツ会館で行われたものです。

 来年1月に北海道の常呂で行われる、パシフィック アジア ジュニアカーリング選手権に出場します。

 おめでとうございます。 

 写真は、速水君のお母さんからいただきました。こちらもありがとうございました。

 さらに、将棋同好会の件です。

 2年生の木村さんが、朝日アマチュア将棋名人戦長野県大会高校生の部で、見事優勝しました。

 昼休みに、賞状とトロフィーを携え、私のところを訪ねてくれました。「はじめての優勝で嬉しい」とのこと。

 よかったですね。おめでとうございます。さっそく、教頭先生にお願いして、記念写真を撮ってもらいました。

   

 話は変わり、軽井沢高校の教育に対して、保護者及び生徒の皆さんがどのように考えているか、アンケートを行います。

 保護者の皆さん向けのアンケートは、すでに毎年実施しています。

 今年度から、生徒の皆さんに対してもアンケートを行います。

 

 学校評議員会の中で、学校評議員の方からいただいた意見を取り入れさせていただきました。

 過去の保護者アンケートの内容及び集計結果は以下からご覧いただけます。

 http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/announce/hyouka.html

 本日放課後、この3月に軽井沢ロータリークラブからグアムに派遣していただいた5名の生徒と、来年3月にグアムに派遣していただく予定の5名の生徒が、校長室で引き継ぎ会を行いました。昨年度も行った会議です。この会はこのたび派遣される生徒にとっては第1回のオリエンテーションも兼ねています。

 まず、今回派遣される5名の生徒たちが、自己紹介(志願理由、自己アピール、抱負など)をしました。

 その後、この3月に派遣された5名の3年生が、自己紹介を兼ねながら、グアム派遣事業に参加しての感想、後輩へのアドバイスをしてくれました。自分が作った原稿やグアムでの様子を記したグアム関連の記事の入ったファイルを持ってきて、整理することの大切さを伝えたり、「折り紙を折ることができるといい」、「読む、聞く、話す力をつけておいたほうがいい」などの具体的なアドバイスは、さすがに3年生、経験した人しか語ることのできない実践的な話をしてくれました。3年生の皆さん、ありがとうございました。

 引率をお願いしている徳田先生からは、「旅の場合、旅の後先(あとさき)の両方とも大切である。同じようにグアムへの派遣事業も事前準備だけでなく、その後も大切である」といったお話をしていただきました。

  

 先輩から後輩に、今までの経験を伝承(伝達継承)することは、とても大切なことです。新たに派遣される生徒達は、ゼロからスタートするのではなく、先輩のアドバイスを受けられますから。その意味でもこの引継ぎ会、時間は短いですが、大切な会だと持っています。

 来週の月曜日には、軽井沢ロータリークラブの例会に、派遣生徒は招待されています。そこで、生徒達はプレゼンテーションを行いますので、その発表内容も、英語科の長嶋先生中心にきっちりと仕込んでもらっています。

 いつも思うのですが、何事もこうした事前準備がとても大切なことだと思います。

 私も、今日の引き継ぎ会では、そのへんのことを話しました。

 会終了後、来年3月に派遣される5名の生徒は、長嶋先生と今後の予定について話をしていました。10日のプレゼンテーションにむけ、6日(木)の放課後、スピーチ練習を行う手はずになっています。その後も、英語でのスピーチ作り、英会話の練習等々、様々な取組が予定されています。グアム派遣生徒の皆さん、軽井沢高校の代表でもあるわけですから、学校代表としてふさわしい取組を日ごろからして、来るグアム派遣に備えてください。頑張ってください。期待しています。 


12月1日(土)高野連東信支部優秀部員表彰式及び長野県高等学校教育研究会総会・研究大会 185

2012-12-01 08:36:45 | 日記

 12月に入りました。師走です。年末を迎え、なんとなく、気持ちもあわただしくなります。

  

 昨日、長野県高等学校野球連盟東信支部の会議が小諸市内で行われました。その中で、優秀部員表彰式が行われました。私も出席してきました。

 上の写真は、本校の堀川主将が、宮坂東信支部長さんから賞状を授与されている場面です。堀川君、おめでとうございます。

 表彰式が終わり、会場を出てきた堀川君とお母さんに、「おめでとうございます」と声をかけました。堀川君はいつものように礼儀正しく「ありがとうございます」と返してくれました。3年間の努力がこうした形で報われて、私も嬉しくなりました。この表彰は、堀川君だけでなく、本校の野球部の3年生全員が表彰された気もしています。

 ところで、本日、長野県高等学校教育研究会総会・研究会が午後から長野市で行われ、出かけてきます。

 

 今年度の事務局校は望月高校です。すでに、昨年度の総会の折にも、何人かでこの会に参加して、今日の会議に備えていました。

 総会の後、会員の研究発表もあります。また、公開記念講演もあります。

 今日の講師の先生は、大正大学の川俣先生です。演題は「高等学校に適した特別教育を考える」です。

 今日もしっかり勉強してきます。

 追伸 12月2日

 高校教育研究会の写真を追加しました。

 研究発表も講演も、大変勉強になりました。