雑居空間
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 これまた2月のことですが、埼玉県にある官ノ倉山に登ってきました。



 スタート地点は東武竹沢駅。まっすぐ官ノ倉山を目指すと、三光神社や天王池のあるルートを登ることになるのですが、今回は北向不動から石尊山を経由して、官ノ倉山を目指します。



 駅から20分くらい歩いて、まずは登山口へ。

 看板にもちょこっと書かれていますが、ここは外秩父七峰縦走ハイキング大会のルートになっています。
 外秩父七峰縦走ハイキング大会は、小川町からスタートし、官ノ倉山、笠山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴山、登谷山の七峰を経由して、寄居駅まで歩き通す大会です。
 全長42km 、累積標高差は2200m。普段私が計画する山歩きルートの3倍近くある、かなりキツそうなコースです。距離だけでも、ほぼ平地の山手線一周と同じくらいですね。山手線一周でも、結構キツかったからなぁ。
 毎年4月に開催されているようですが、今年は新型コロナの影響で中止となっています。キツそうではありますけど、いつか挑戦してみたくもありますね。



 しばらくは歩きやすい道が続きます。10分ほど進むと、道の右手に不動の滝が現れます。



 まあ、お可愛いこと。滝というほどのものでもないような……。



 不動の滝の反対側、道の左手には、北向不動があります。



 北向不動へは、かなり急な階段を登っていきます。手すりがないと、ちょっと怖いです。



 お社は小ぢんまりとしていますが、急階段を登ってきたことで、なんかありがたい感じが増幅される気がします。





 北向不動を過ぎると、ようやく山道っぽい感じになってきます。ここからの登りは傾斜もそこそこあるので、ここまでと同じ調子でホイホイ進んでいたら、ちょっと疲れてしまいますよ。



 鎖のかかった岩場も登場します。まあ、それほど難易度の高い岩場ではありませんけどね。
 岩場を抜けると石尊山山頂に到着します。



 石尊山は標高344.2mです。



 スタートした東武竹沢駅方面がよく見えます。





 石尊山から官ノ倉山までは目と鼻の先。尾根沿いに10分ほど歩けば官ノ倉山に到着します。



 山頂のすぐ下に小さな祠がありました。



 祠の前から西方向の山々を望むことができます。ちょっと木が邪魔ですけどねー。



 官ノ倉山は標高344m。あ、石尊山よりちょっと低いのか。無駄に山頂標が二つあるのがなんともはや。



 石尊山の近くなので風景も似たような感じなのですが、木が邪魔になって眺望はいまいちですかね。



 官ノ倉山を下ると4辻に出ます。



 東へ行くと官ノ倉山に戻るルート。北へ折れれば、天王池を経由して竹沢駅へ戻るのが定番のルートなのですが、それだといくら何でも軽すぎます。そこで次は、西の尾根沿いに進み、臼入山を目指します。南は外秩父七峰縦走ハイキング大会のルートで、一旦人里に出た後、東秩父村和紙の里を通り、堂平山方面へ続いています。





 ここから約1時間ほど、尾根道を進んでいきます。
 あまり人が多く通るルートではないので、道はそんなによくないですね。台風19号の影響で、木の枝なども多く散らばったりしています。

 地図を見ると、臼入山までに3つほどピークを乗り越えていくことになります。



 最初は不動沢の頭。標高は366m。
 このピークの手前の坂はちょっときつかったです。



 続いて、山頂標はなかったけど、代わりに小さな祠があった烏森山。標高は378m。



 最後は天ノ峰。標高は394m。
 すごそうな名前ですが、特に眺望もなく、見ごたえはありません。完全に名前負けですね。

 ちなみに、この3つのピーク、私が歩いた時は特にマークされていなかったのですが、今はYAMAP の地図がアップデートされて、それぞれ山マークが付けられています。今の地図だったら、登頂した山が3座分増えていたのになぁ。





 さらに進むと、いったん車道を横切ります。



 ようやく臼入山に到着。
 あまり広くはありませんが、ベンチがあったので昼食を摂るのににちょうどいいか思ったのですが、団体さんがやってきてベンチを陣取ってしまったので、先へ進むことにしました。



 ここから一旦、竹沢駅方面へ降りて行きます。一番わかりやすいルートは官ノ倉山近くにあった四辻まで戻ることのなのですが、長々と続く尾根道を戻るのがちょっと面倒。そこで、地図の破線ルートをたどって、臼入山からまっすぐ竹沢駅方面へ降りていくことにしたのですが……、実はこれが失敗の元でした。

 YAMAP の地図を参考にしたのですが、どうもこの地図、情報が少し古いっぽいんですよね。



 最初はこの破線のルートをたどって降りようとしたのですが……。



 入り口付近はまあまま道っぽくなっていて、ピンクテープもあったから大丈夫そうに見えたんですよね。青いテープもあるんだけど、これはどういう意味なんだろう?



 一応ピンクテープがあったので進めるだろうと思ったのですが、ピンクテープの方へ進んでいったら、破線ルートから逸れていっちゃったんですよね。降りられないほどではありませんでしたが、行けども行けどもなかなか道っぽくなっていきません。
 ある程度降りたところで、このルートは無理だと悟り、元の道へと引き返えさざるを得ませんでした。



 尾根道をある程度引き返して、また別の破線ルートを進みます。
 ここもある程度道っぽくなっていて、ピンクテープもあったのですが……。



 少し行ったところで、行く手が崖になって、進めなくなってしまいました。ここもピンクテープはあるんだけどなぁ……。



 ただ、よく見ると、下の方に車道が通っています。これ、昔はまっすぐ山道が延びていたのですが、車道を通したためにそこが分断され、通れなくなってしまったんじゃないかと思います。

 また引き返そうかとも思ったのですが、一応車道は見えています。そこに降りるまでは結構急斜面だったのですが、これ以上戻るのも面倒なので、無理やり車道まで降り切ってしまいました。
 なんとか無事に車道まで降りられましたが、本来ならもっとちゃんとした道を通らないといけなかったんですよね。この点については要反省です。天ノ峰の先の車道を横切ったところまで戻れば、もっと安全にこの車道に出られたはずでした。



 そのまま町まで降りて行ったのですが、その先で道路が封鎖され、通行止めになっていたところがありました。
 これは私が降りてきた山方面の通行止めなので、そのまま街へ降りるのには支障はありません。ただ、そこまでずっと通行止め区間を歩いてきたかと思うと、それはそれでいかんなぁと思います。無事に降りられたから良かったですけど……。そういえば全然車が通らないなぁとは思っていたんですよね。





 そんなこんなで街中までやってきました。
 ここからあともうひと登り、裏金勝山と金勝山に登ってきます。



 この近くに小川げんきプラザという施設があります。金勝山や裏金勝山の登山道には、小川げんきプラザ関連の看板がたくさん立てられています。



 ただ、小川げんきプラザは閉まっていました。



 多分、小川げんきプラザのものだと思うのですが、スタンプラリー用のスタンプ台もいくつかありました。



 道はよく整備されていて歩きやすかったです。ただ、案外急なところもあり、普通に山歩きしてきた後だったので若干キツかったです。



 裏金勝山に到着。標高は252m。
 力強い書体で書かれた看板が素敵です。
 ただ、木に囲まれていて、眺望はほとんどありません。



 金勝山は、裏金勝山のすぐ目の前。坂をひと登りすれば到着です。



 金勝山は標高264m。一応こっちがメインの山だと思うのですが、山頂標識は裏金勝山の方がずっと立派ですね。なんでだろう?



 一部、眺望が開けている場所もあります。





 これも小川げんきプラザ関連の看板でしょうか?



 あとは駅まで戻るだけ。なのですが、尾根コースと沢コースの二つのコースがあるようです。どっちでもいいのですが、少し距離が長そうな沢コースで降りることにしました。
 って、あれ? 地図を見て沢コースの方が長そうだと思ってそちらを選んだのですが、今写真を見返してみたら、尾根コースの方が長いじゃん。



 沢コースなんだから当然沢があるだろうと思いきや、水は涸れていました。ちぇ。



 その先に池がありましたけど、そんなにきれいなわけでもありません。





 駅に戻る途中、根岸山の大グミというのもありました。





 東武竹沢駅に到着し、この日の山行はおしまいです。
 行動時間は3時間13分、距離は12.5㎞、累積上りは752m、累積下りは742m、消費カロリーは1837kcal でした。運動量としてはそれほどでもなかったので比較的楽でしたね。

 ただやっぱり、臼入山からの降り方はいけませんでした。今回は無事でしたけど、この調子で楽観視していると、そのうち取り返しのつかないことになる可能性もあります。山に登る際には、慎重の上にも慎重を期さなくてはなりません。反省、反省。



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