Faerie Dragons

　「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Armageddon's Blade」のキャンペーン「Dragon Slayer」のシナリオ3、「Faerie Dragons」をプレイしました。

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Faerie Dragons
You have six months to find and defeat the FaerieDragons to cleanse this territory. If Dracon dies, the quest is over. Dracon, his skills, spells and Experience up to level 24 will carry over to the next scenario.

　シナリオの目的は、6ヶ月以内にFaerie Dragons を倒すこと。マップサイズはL、難易度はExpert、チームカラーはRed で、敵チームはいません。
　レベルの上限は24で、覚えた呪文、スキル、経験値は次のシナリオに引き継げるのですが、既にLevel 24に到達しているので、このシナリオでの成長の楽しみは、Primary Skill のアップと、新たな呪文の習得くらいですね。
　シナリオ開始前に、Mage Guild Level 4 か、Altar of Wishes か、Orb of the Firmament からひとつを選択します。既にそれなりの呪文は覚えているのでMage Guild は外し、Gineie を雇用できるAltar of Wishes もほぼ金銭面だけの問題なのでパス。消去法で、Air 系呪文の効果がアップする、Orb of the Firmament を選択します。

　まずはDoracon の独白から物語は始まります。

I have never seen a Faerie Dragon. Little is known about these notorious troublemakers. What is known is found more in storybooks than magical tomes. Some say they are invisible. Some say they can cast spells. Some say they are only three feet high. Some say they are the henchmen of the Azure Dragons. I do not know what to expect or how my skills will be tested. Nevertheless, the more I know, the better I will be prepared for the Azure Dragons.

　さらに、ゲーム開始後、以下のメッセージが届きます。

It has come to your attention there are Faerie Dragons lurking about somewhere on the Western Border. Feeling you could use the practice before taking on the Azure Dragons you have decided to help the people of Bracada rid themselves of the threat. If the Faerie Dragons aren't disposed of within six months then they will destroy every village along the coast.

　謎に包まれた存在、Faerie Dragon。噂によればFaerie Dragon というものは、透明で姿が見えず、呪文を用いることができ、わずか3フィート程度の大きさであり、Azure Dragon の手下である、なんてあの子が言っていたー。まあFaerie Dragon とは既に「Blood of the Dragon Father」でやり合っているので、どんなヤツかはわかっているんですけどね。
　6ヶ月以内にそのFaerie Dragon を退治しないと、この地にある村々は全滅してしまいます。Dracon の、ドラゴンスレイヤーとしての腕の見せ所ですね。

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　こちらの本拠地はマップ東部にあるTower。Hero はDracon ひとりだけです。このTower はあらかじめある程度開発されていて、初めからMage を雇用できるようになっているのはありがたいですね。Dracon のSpecialty で、Mage をEnchanter にアップグレードすることができますから。

　Tower のすぐ近くで、傷ついた人を救助しました。話を聞いてみると、彼と彼の仲間（既に亡くなっていますが）は、Redwood Tree へ向かう途中で待ち伏せされていたようです。
　で、近くにRedwood Observatory があったので近づいていったのですが、突然現われた兵士の一団の襲撃を受けてしまいました。敵はCrusaider、Swordman、Archer といった構成で、まあそれ程強くも無かったので呪文の力もあって難なく撃退しました。こいつら、一体何者なんでしょうかね？

　本拠地のすぐ傍にもあるのですが、マップのあちこちにPandra's Box がいくつも転がっています。Pandra's Box と言えば、「Blood of the Dragon Father」で中からドラゴンの集団が出てきた箱ですね。この中にFaerie Dragon が入っているんでしょうか？　まだ軍勢の数が少ないので、しばらく放置しておくことにします。
　それから本拠地の近くにOne Way Monolith の出口もあるのですが、敵はいないはずなので、ここから攻められる心配が無いというのはありがたいですね。とすると、「Crystal Dragons」のときのように、前線からここまで戻されるためのMonolith ということになるんでしょうか。

　8日目に、Dracon は未来を予見することができるという老婆と出会いました。老婆は、近い将来、Necklace of Bliss がDracon の助けになるだろうと告げます。そういうArtifact があるんでしょうか。

　周囲を探索してみましたが、行動できる範囲はそれ程広くなく、Pandra's Box をどうにかしないと話が先に進まないようです。意を決して、金鉱の前にあったPandra's Box を開けてみることにします。
　中から出てきたのは予想通り、3 Faerie Dragons です。先制攻撃＆高モラルによる2度目の攻撃で、2部隊に分けていたEnchanter は全滅。しかし敵は1部隊しかありませんので、Dracon のImplosion であっさりとFaerie Dragon 退治に成功しました。
　Faerie Dragon との効率のよい戦い方を考えると、敵の数があまり多くないのなら呪文を使えば1ターンで倒せるので、こちらは強いCreature を投入するよりも、弱くてもいいからコストパフォーマンスの良いCreature を複数部隊に分散させるのが良いかもしれませんね。もっとも、Faerie Dragon の数が増えてきたらなかなかそういうわけにもいかないでしょうし、マップ上にはFaerie Dragon 以外のCreature もいるので、その作戦に特化しすぎるわけにもいかないのですが。
　続いて近くにあった2つのPandra's Box も開けてみたのですが、こちらには資源が入っていました。良かった、全部にFaerie Dragon が入っているというわけではないんですね。あちらこちらに割と沢山落ちているので、ちょっと心配だったんですよね。

　本拠地から外へ出て行くためには、南に向かうしかありません。そしてその通路は、Pandra's Box が塞いでいます。こういうのには間違いなくFaerie Dragon が入っているんだろうなぁと思いつつ蓋を開けようとしたそのとき、突然森の中から1人のレプラコーンが現われ、蓋を開けるの阻止しました。
　そのレプラコーンはErik と名乗ります。Erik はこの地で何が起こっているのかを知っており、Dracon へのアドバイスとして、けしてPandra's Box を開けてはならないと主張します。しかし、何故箱を開けてならないのかとDracon が質問をする前に、Erik は箱の横腹を蹴飛ばしたかと思うと、煙とともに消えてしまいました。

　箱を開けるなと言われても、この箱を開けないことには先に進むことができません。Erik の忠告を無視して蓋を開けてみると、今度は5 Faerie Dragons が現われました。今回は強いCreature を外して、Master Greremlin を5つに分けた部隊で戦ってみました。作戦は成功し、少ない損害で勝利を収めることはできましたが、もしChain Lightning の呪文を喰らったら全員がダメージを受けて全滅していた可能性もありましたね。ちょっとリスキーな気がしますので、今後はもう少し普通に戦うことにします。

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　マップ南東部を探索します。結構広めなのですが、マップ上にいるCreature はそれほど強くないので、Dracon でザクザクとなぎ倒していきます。マップ上に中立のCreature はいますが、敵チームはいませんので、なんとなくのんびりしがちになりますね。
　マップ南端辺りでTower を発見、防衛部隊は大したことなく、あっさりと攻略に成功します。新しい町を入手するのは、Creature の補充という面でもプラスなのですが、収入源を確保するという意味でも大きいんですよね。
　マップ西部には海が広がっています。新天地を求めるためには、今度は北西方向へと移動しなくてはなりません。
　少し行ったところで、またも通路はPandra's Box によって塞がれています。それを開けようとしたところ、またまたレプラコーンのErik が現われ、前回と同様箱を開けるなと主張し、すぐに煙とともに消えてしまいました。なんなんだよ、もう。
　Dracon はレプラコーンの言葉を再度吟味してみますが、Fearie Dragon を殺すことこそがDracon の究極的な目的であると、結局はそういう結論に達します。なぜなら彼は、ドラゴンスレイヤーなのですから。

　そんな訳でDracon は箱を開けてしまったのですが、なんと中から出てきたのは15 Faerie Dragons と、10 Faerie Dragons ×2という集団です。えー、急に強くなりすぎだよ！　小細工を弄する隙も無く、あえなく敗れ去ってしまいました。うわー。

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　直前のセーブデータからやり直し。敵が攻めてくることはないはずなので軍勢をかき集めればどうとでもなる筈なのですが、気になるのはやっぱり制限時間。一体どれくらいの軍勢が集まった時点で攻撃すればいいものやら……。

　軍勢を蓄えるまでちょっと時間があるので、するのを忘れていたView Earth でのマップ確認をしてみます。



　町が表示されないのではっきりとはしませんが、地形だけを見るならば、このままうねうねと一本道を進み、最終的はマップ北西部に辿り着きそうです。今のところ船は造れませんが、大きい島には町が存在していそうな空間がありますので、そこが最終決戦場になるのでしょうかね。

　うだうだと軍勢を集めていたら、いつの間にやらゲーム開始から2ヶ月と3週間が経過してしまいました。敵の行動がないので、他のシナリオと比べて、体感時間よりも進みが早いような気がしますよ。
　それなりに軍勢がたまってきたので、Pandra's Box を開けて、前回歯が立たなかったFaerie Dragons 軍団を撃破。Faerie Dragon の使う攻撃呪文はランダムなので強かったり弱かったりしますし、たまに呪文を反射されてしまうこともあるで、戦闘時の運・不運という要素もありますね。

　先へ進もうとしたら、またもやErik の登場です。こちらはErik の忠告を無視しているのに、なにやら笑みを浮かべています。
「お前は、誰に対しても、そうやってわざと無視するのか？」
　Dracon はErik と議論する気は無く、無視していればまたどこかに行ってしまうだろうと思い、先を急ぎます。しかしErik は、今度は消えてしまわずに、Dracon について歩き、何故Erik の話を聞かねばならないかについて、延々と話し掛けます。
　しばらく後、ついに我慢の限界に達したDracon はErik に向き直ると、怒りに任せてErik をぶちのめすべく腕を振り回します。しかしErik を捕えたと思った瞬間、Erik はまた姿を消してしまいました。この一連のやり取りで随分とストレスを溜め込んだらしく、Dracon はこの旅の間中、ずっとブツクサ独り言をつぶやくハメになったようです。

　Pandra's Box のすぐ目と鼻の先に、3つ目のTower が建っていました。そのTowerはFew Faerie Dragons を含むそれなりの軍勢が守っていて、ついめげそうになってしまいます。しかしめげていても仕方がないので、連戦になるけれど果敢に攻撃し、勝利。さっき戦ったFaerie Dragon の数に比べれば、ずっと楽でしたね。

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　3つ目のTower から先に進んだところにPandra's Box があり、その向こうにOne Way Monolith の入口がありました。なにやら意味ありげですが、Pandra's Box の中身はカラッポ。そのMonolith は、本拠地付近に戻るMonolith でした。本拠地から軍勢を輸送する時に、一応役には立つような気はします。
　さらに北上し、Garrison を抜けて雪原から地べたの大地に出ます。ここまでで既に3ヶ月以上が経過していますので、急がないといけないかもしれません。
　茶色い大地のどこかに町があるかと思って探索しますが、結局地べた部分にはありませんでした。ありゃ、遠回りさせられちゃったみたいですね。

　北東部へ向かい、再び雪原に出ます。Garrison があったので突破しようとしたのですが、Dracon はそのGarrison が機能していないことに気がつきます。不審に思ったDracon は離れたところでGarrison を観察します。すると、Garrisonn の門が開き、2頭のFaerie Dragon が歩いてきて、何処かへと消えてしまうところを目撃しました。
　「あぁ」とDracon は嘆息します。このGarrison はFaerie Dragon に乗っ取られている。これを最後に、この土地からFaerie Dragon を追い払わなくてはならないと、Dracon は改めて決意し、大股でGarrison へと歩いていったのです。

　で、そのGarrison にいたのが、ありえない数のFaerie Dragons。上から順に、5、7、10、15、10、7、5で、計59体。7部隊もいるので、いきなり7発の呪文攻撃を喰らってしまい、最初のターンからいきなりボロボロですよ！
　それでも結構いけるんじゃないかという気もしたのですが、ヤツラがうまいこと範囲攻撃呪文をぶち込んできたことと、Implosion を2回反射されたことで、あえなく敗退してしまいました。ぶー。

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　直前のセーブデータから再開します。
　周囲をよくよく調べてみると、Garrison の傍に、Green Border Guard に守られたTower が建っています。Green ？　そんなKeymaster's Tent は無かったはずだけどなぁ。Light Blue ならあるんですが、Green はGarrison を突破した先にあるんですかね。

　一生懸命部隊を前線にピストン輸送してきます。増援部隊が連れてきたCreature が21 Titans だと思っていたら、21 Giants だったというガッカリ事件もあったりしながら、それでも5ヶ月目の1週目にようやくGarrison を突破。しんどい、しんどすぎるよ！

　Garrison の先にある小さな丘の上に、微かな光が見えました。そう、言わずと知れた、レプラコーンのErik です。Erik と顔を合わせたくないDracon は他のルートは無いかと辺りを探りますが、どうやらそれは叶わないようで、仕方なくDracon は丘に向かって歩を進めます。
　Erik は言います。「どうせお前は俺の言うことを聞かないだろうから、Garrison に棲みついていたFaerie Dragon のことは黙っていた」
　Dracon もErik に対する我慢は限界を超えており、ついつい皮肉で返してしまいます。「それはどうもありがとう。こっちとしても、実際とても楽しかったよ。なにしろ、お前の顔を見なくて済んだわけだからな」
　それでもErik はまた例のごとく消え去りながら、「お前がそういう態度なら、1頭のFaerie Dragon が逃げ去り、後で多くの仲間を連れて戻ってきたことなんて、教えてやらないからな」と、捨て台詞を吐いて去っていくのでした。
　するとすぐに、4 Faerie Dragons ×3部隊が襲撃してきます。思わぬ不意打ちで連戦になってしまいましたが、この程度の数ならこれまでの相手に比べれば随分楽ですね。あっさりと撃破します。

　北西方面に抜ける道は、Red Border Guard で塞がれています。そこを通るためのRed Keymaster's Tent への道は、Green Border Guard で塞がれています。もう1つ行けそうなのは、北東の隅に至る道をふさいでいるLight blue Border Guard なのですが、Light blue Keymaster's Tent は、マップ中央部の、急ぎすぎてスルーしちゃったところにあるのです。あー、思いっきり見逃してたー。Tent なんて、重要に決まっているのにー。アホだー。
　で、Dracon を慌てて引き返させます。Light blue Keymaster's Tent の前に立ちふさがっているのは、A Legion of Nagas です。
　……え？　Legion？　Gremlin とかじゃなくて、Naga なのに？



　もう笑うしかない敵の数。ありえねー。Faerie Dragon の群れよりありえねー。
　一応戦ってはみましたが、500体超のNaga は、弱いCreature 相手なら一撃で9000以上ものダメージを喰らわせてくるので、こちらのCreature はまるで木綿豆腐のようにペチャペチャと叩き潰されてしまいます。敵は100体や200体潰したところで全然堪えず、あっさりと敗北してしまいました。

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　残り時間も1ヶ月半しかありませんし、ちょっとこいつらを倒せる気もしないので、今回はここで投了する事にします。本来なら残り時間でなるべくマップの探索を進めるところなのですが、Border Guard を突破しないと先に進むことができないのがつらいところ。この後はマップの北西部に移動して、船で島に渡り、そこで最終決戦という感じになるんでしょうけど、仮にBorder Guard を抜けたとしても、残りの距離から考えて、ちょっと時間が足りないような気もします。

　結論としては、ノーリツチャッチャカ錠でも飲んで、チャッチャカチャッチャカ進めましょうということになるんでしょうか。今回は南東部の探索に時間がかかったり、Keymaster's Tent をうっかりスルーしちゃったり、Giant をTitan にアップグレードせずに前線に送ったりするなど、ちょっとロスが多かった印象はあります。
　しかしこのA Legion of Nagas、ちょっと普通の数じゃなので、時間が経過しすぎたから増えたんであって、元々はもっと数が少なかったと信じたいのですが、仮にもう少し早く戦ったとしても相当の数が揃っている気がしますね。そもそも急いだからといって、そんなにスピードアップできるのかって話にもなりますし。

つづく