雑居空間
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 駿府城へ行った後、静岡駅周辺の低山をあちこち歩いてきました。



 まずは駿府城の北西にある、静岡浅間神社へ。
 静岡浅間神社は、神戸神社、浅間神社、大歳御祖神社という、歴史のある三社の総称です。この三社と、麓山神社、八千戈神社、少彦名神社、玉鉾神社という4つの境内社が敷地内に存在しています。



 ここは敷地の南端、大歳御祖神社の入り口です。なにしろ正月なので、大勢の初詣客であふれていました。
 実のところ静岡浅間神社内にある各社も前にそれぞれ参詣したことがあるので、今回はパスします。



 静岡浅間神社から北の方へと山が伸びています。大歳御祖神社の横に、そのルートへの入り口があります。まあ、他の所からも登っていけるんですけど。



 大歳御祖神社の少し上に、賤機山古墳があります。
 ここは誰の墓なのかは不明なのですが、6世紀後半頃にこの辺りを治めていた豪族だと考えられているそうです。





 少し登ったところから、静岡市街を一望することができます。
 目の前にあるのは、この後登る予定の谷津山です。



 少し登ったところに浅間山があります。
 浅間山は標高140m。大歳御祖神社からの比高は120mくらい。道も舗装されている部分が多いですし、初詣のついでにここまで登ってきている人も多かったですね。



 山頂には、救世観音像があります。第二次世界大戦中の空襲による被害者の慰霊の為に建てられたものだそうです。





 浅間山から先はそれなりの山道になっていきます。これ以降は人も減っていきますが、それでもそれなりの数の人たちとすれ違いました。



 15分ほど歩いて、賤機山に到着します。
 賤機山は標高171m。浅間山から一旦下って登る感じになりましたが、そんなにきつい道のりではありません。



 ここにはかつて、賤機山城がありました。
 賤機山城は今川氏によって築かれた、今川氏館の詰城だと考えられています。その後、武田、徳川と支配者が変わり、家康が駿府に入ったときに廃城になりました。





 さらに北へ。



 一本松という場所に到着。まあ、一本の松ですけど、正直、思っていたよりもしょぼかったです。



 ここからも富士山が見えます。



 このルートはまだまだ先に続いているのですが、これ以上進むと戻るのが大変になるので、ここで一旦山を下りました。



 途中、池ヶ谷天満宮というのがあったので、寄ってみました。





 ミカン畑の横の細い道を登った先に池ヶ谷天満宮はあります。



 静岡浅間神社からスタートして、一本松からふもとに下りるまで、行動時間は1時間13分、移動距離は4.2㎞、累積上りは334m、累積下りは344m でした。





 静岡市街方面へ移動し、静岡鉄道の音羽町駅近くにある清水山公園へ。ここから静岡鉄道沿いに伸びている山を歩きます。



 まずは公園内のてっぺんを目指します。



 ルートはいろいろあるのですが、とりあえず上の方を目指していけば多分着きます。



 ここから先は山道っぽくなります。



 とはいえ、さしたるアップダウンもなく、10分ほどで谷津山に到着します。
 谷津山は標高108m。清水山公園からの道よりも、清水山公園の中の階段の方がキツかった気がします。



 東を見ると、向こうに駿河湾が見えます。



 西にはさっき歩いていた山々が。





 その先には谷津山古墳があります。
 それはいいんだけど……。



 案内板の端に、謎のDVDが。
 ……古墳(神社)とUFO?



 その先に富士山のビューポイントがあります。



 しばらく行くとピクニック広場が。





 さらに進むと、郷土の森というところに出ます。



 ライオン砦というのがあるので行ってみました。



 ライオン砦とは子供用の遊具でした。
 ただ、最上段には立ち入り禁止のテープが貼ってありました。



 さらに進むと愛宕神社が現れます。ここまでくれば、この山歩きも終了です。



 住宅地に到着。



 ただ、もう一ヶ所、近くにある霊園にある観音山にも登ってきました。



 山頂には観音像が立っています。
 観音山は標高32m。山登りというほどのものではありませんでしたが、墓地なので早々に退散しました。



 この谷津山縦走で、行動時間は約1時間、移動距離は3.0㎞、累積上りは238m、累積下りは243mでした。
 たまに思う、「このくらいの山が家のすぐそばにあったら、お手軽に登れるのになぁ」という感じの山です。よく整備されていて歩きやすいし、眺望が良いところもあるし、他の用事があってあんまり時間が取れない時でも歩けるのが良いですね。コースが縦走になるので、戻ってくるのがちょっと面倒ではありますけどね。



 最後に、静岡駅に戻りがてら、東海道線の南側にある、八幡山と有東山に登ってきました。

 八幡山は平地の中にぽつんと盛り上がった小山です。八幡山古墳群として5世紀から7世紀ごろの古墳があるらしいのですが、行ったときは調べていなかったので、特に注目はしませんでした。



 登り口は3か所あるのですが、ルートの都合上、裏口みたいな場所にある北側から登っていきます。
 看板には「八幡山城址入口」と書いてあります。賤機山城と同様、今川によって築かれ、武田、徳川と渡って、廃城になったようです。



 低山ばかりとは言え、この日はまあまあ長い距離を歩いているので、大した高さでもないのですが階段の途中でひと休み。北側に富士山がよく見えます。
 しかし静岡って、どこからでも富士山が見えるなぁ。



 まあ、ほどなく山頂に到着。
 八幡山は標高63.5m。山頂は八幡山公園として整備されており、この時も親子連れが大勢訪れていました。



 途中で見えちゃったので感動は薄いのですが、山頂からは富士山がよく見えます。



 その少し左側には南アルプスも見えるらしいのですが、雲がかかっていてそこまでは見えませんでした。



 八幡山を下りると、目の前に最後の目的地・有東山が現れます。まあ、ほんのちょこっとした山ですけど。



 山の北側のお寺からも登っていけそうだったのですが、墓地の中を通過する感じだったのでちょっとスルー。



 山の南側にある神社から登っていきます。



 割と急な石段を登っていきます。



 すぐに有東山の山頂に到着。



 雰囲気のある神社だったのでもっと厳かな場所を想像していたのですが、山頂は遊具のある公園でした。人はいませんでしたけど。



 有東山は標高35.4m。静岡で2番目に低い山だそうです。
 ちなみに、静岡で一番低い山は、浜松にある根川山で、その標高は32m。浜松城を見に行ったときにでも、ついでに寄ってみましょうかね。



 まあ、地図を出すほどのものでもありませんが、八幡山から有東山まで、行動時間は22分、移動距離は1.0㎞、累積上りは69m、累積下りは61mでした。



 しかし静岡はあちらこちらから富士山が見えて、眺望チートですね。絵になる風景が多くてうらやましいです。関東からだと、富士山が見えると言っても、遠くにちらっと見えるくらいですからね。もっとも、地元の人からすれば見慣れているから、それほどの感動も無いのかもしれませんけど。

 一応新年初登りだったのですが、この後はオミクロン株の流行もあって、この冬はまったく山登りはしていませんでした。コロナが落ち着いたゴールデンウィーク辺りからまた歩こうとはしていたのですが、今度は微妙に天気が悪くて……。そんなことをしているうちにだんだん暑くなってきて、ちょっとどうしようかなぁと思案中です。
 夏場はあまり無理して山歩きする必要もないとは思うのですが、何かしらしていないと身体もなまっていきますしねぇ。今はとりあえず、バリバリ登るようなったら登らなくなるような低い山を、こなしていくことにしましょうかね。


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