事故で下半身麻痺の子猫ちゃん

初めての人はプロローグから見てくださいね


昨年の夏から疎遠になっていた読者から次のようなメールが入りました



＞　酒井先生　　　　　　　　　　　　２０１５/０５/１７
　
　先程は、急なお電話にも関わらず、御対応頂き、
　心より感謝申し上げます。

　昨年の秋に子猫が迷い込んできて、あまりに可愛いので
　そのまま飼うことにしたんです
　その子猫が3日程前に腰から後ろ足にかけて、
　強く打ち付けたか、車に轢かれた恐れがあります。

　先生、遠隔治療をお願いできないでしょうか？
　外で飼っている猫です。原因は定かではないのですが、
　昨日、動物病院に連れて行ったのですが、骨には異常はなく、
　神経を痛めいるらしく、後ろ足2本とも全く動かない状況です。

　大変申し訳ございませんでした。


わかった　子猫ちゃんの全体が写っている写真を送ってください


＞酒井先生　　　　　２０１５/０５/１７

　後ろ足が引きずったままです。
　どうかお助け下さい。




＞　今しがた　子猫の下半身めがけて投射しました


酒井先生　　　　　２０１５/０５/１８

昨日は、
私の身勝手な、お願いにも関わらず、猫の治療をして頂き、
心より厚く御礼申し上げます。


猫の状態を御報告させて頂きます。

今朝、猫の状態を確認致しましたところ、負傷確認後、
今まで後ろ足の指が動いたことがなかったのですが、
僅かではありますが、指が開くように動いたり、閉じたりと動いたのを
確認致しました。

私は、思わず涙が溢れました。
酒井先生のおかげです。心から感謝致しております。

毎日猫の表情は見ておりまして、
ちょうど先生にパワーを送って頂いた後、夜就寝前に猫の様子を見たところ、
落ち着きを感じているようでした。
事故以来、負傷して鳴き声をあげて助けを求めるような、
弱々しい雰囲気から、一変、安堵感に包まれております。

一昨日、昨日、そして本日、3回目の動物病院を受診して参りました。
後ろ足の神経の反応状態を調べる足の爪の付け根をクリップで摘み、
それに反応し足が引っ込む度合を確認したのですが、
これもまた、1日目、2日目と比べて、大きく引っ込む動きをしておりました。
これには、担当獣医も、喜びと驚いた様子でした。
父も同伴していたのですが、立ち会いました皆全員、嬉しかったです。


ただ、腰あたりを余りにも強く打ち付けたと思われる為、
後ろ足以外に、脳から膀胱に走る神経も損傷しているとのことでした。
猫自身が排尿したいと思っても、膀胱への指令ができず、
自力で排尿できず人間の手で膀胱を絞り、
排出するしかないとのことでありました。排便も同様とのことでしたが、
便は押し出されて出るので、さほど問題視の必要はないとのことでした。
小便は溜まり過ぎると膀胱破裂の懸念もある為、
膀胱神経がこのまま回復しなければ、猫の一生涯、
人が排尿させてやる必要があるとのことでした。
先程、医師より、膀胱を絞る排尿のやり方を指導頂きました。
1日1回は、猫が自力排尿できない為、家族が介助する形となります。


長々と長文になり、誠に申し訳ございませんでした。

酒井先生、どうか、膀胱神経の回復、
自力排尿ができるよう猫の治療をお願い致します。



００くんへ　　　　２０１５/０５/１８

自力排尿が出来るか否かわかりませんが
やるだけのことはやってみます






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