ここのホームは「鉄筋コンクリート6階建て」だから、風には強い。
今日、昼食後テレビを見ていると、愛知県北部が、暴風雨圏にすっぽりと入り、荒れ狂う風や洪水の映像ばかりを流していた。こうなるとオソマツ君はじっとしておられない。発病前の好奇心がうずき、館内のパトロールに出かけた。メインのポイントは3階の中央にある広いガラス窓からの展望デアル。眼下に広がるのは一面の田圃であり穂が出た美しい緑である。その緑の絨毯に雨が滝のように降り注いでいる。
目を凝らすと、尾形光琳の風神図のようにねじれた紙テープを一面にまき散らしたような形に稲が倒されている。これが風の通り道なのだろうか、正に惨い仕打ちである。農家の方々の今までのご努力を思うと残酷にさえ思える。台風の眼の中へ圧縮空気を送り込んで低気圧を高気圧に変えてしまう技術は開発できないものだろうか。などと次々と狂人的夢想に溺れる。いずれにしても、治水に関しては先手を打って「転ばぬ先の杖」で通常のの降水量なら大丈夫な対策を立てて貰いたいものだ。建設省を廃止して防災省にする案です。(T)
トレニナ 前庭にて