今朝のニュースで、ネット・バンキングによる詐欺が横行、用心するようにと云っていた。そういわれるとオソマツ君もアマゾンで本を買うときとても便利でよく利用させて貰っている。だから、虎の子を詐欺で盗まれては大変と考え今登録してあるUFJ銀行の口座を綴じようと事務室へ出かけ助太刀を頼んだ。
そうしたら、①僕のメールアドレス、②銀行の口座番号、③アマゾンのパスワードがわかれば、その口座からの支払いを止めてあげる。という。ところが、今「老人ホーム」の支払いから、市役所関係の支払いが全部引き落としになっているので、それを止めると毎回振り込まなければならないという面倒な事態になるという。
そこで、事務長さんに謝って、該当の銀行口座を綴じるということをやめにした。しかし考えてみればおかしな話である。お金を預かった銀行が詐欺にかかるから預けた側に注意して欲しいと呼び掛けている構図が良く理解できない。常識的には支払う側の本人確認が甘いから詐欺が起きている訳でそれを預けた側に責任転嫁し、あとは独占によって甘い汁を吸っている我が国の銀行業界の横暴を誰も指摘せず預金者がおろおろしている構図、我が国の立法府はどちらを向いているのだろう。国会議員も大蔵省もまるで国民の味方ではない。
ネットバンキングといえども、送金や引き出しの場合は本人確認こそが大切でそれこそが、銀行の本務である。それなのに、詐欺に遭い預金者に注意を呼び掛けるという我が国銀行業界の横暴さに開いた口がとじられない。世の評論家の先生方もこの点を指摘しないし警察関係者も底を見ていない。およそ民主的でない。(T)
ヒマのみ