IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

瓦を鐘に…。

2008年06月30日 | 瓦廊 TATSUMI
今日の別注瓦。 少し変わったご依頼を頂きました。 見本となる古い銅板が送られてきて、その銅板のレプリカを 作るために、型を作るというご依頼でした。 仕上がりの見本として、まず瓦を作りました。 出来上がったのがこの瓦。 幅20cmほどの薄く小さな板に細かい鳳凰の模様入り。 鬼師が細かい模様を忠実に復元しました。 この飾り、何に使うものかと言うと、吊るして「カ~ン」と叩く鐘だそうです . . . 本文を読む

たこ。

2008年06月28日 | 瓦廊 TATSUMI
今日の瓦。ご依頼ではなく、鬼師の創作です。 つぶらな瞳の瓦の蛸。 今にも動き出しそう!? 上から見るとこんな感じ。 この蛸、ただの飾り瓦ではありません。 なんと!パンフレットスタンドになっているのです。 弊社鬼師たちの技術とユーモアがあって『IBUSHI GALLARY 瓦廊』は成り立っているのです。 他にも鬼瓦をはじめ、様々な瓦を展示しています。 ぜひお立ち寄りくださ . . . 本文を読む

窯変花器のカタチ

2008年06月27日 |  >いぶし花器
先日発売の『Kanon~華音』に掲載された窯変花器。 ひと口に窯変花器と言っても手作りなので形は様々です。 窯から出てきたばかりのこの花器も二つとないカタチ。 お花を愛する鬼師が今回はアレンジメント用に製作しました。 カタチだけではなく、弊社独特の焼成方法により生まれる この肌も特徴の一つです! 焼き具合も一つ一つ異なります。 通常のいぶし瓦とはまた違った趣きをご堪能下さい。 . . . 本文を読む

鬼瓦を飾る(6)

2008年06月26日 | 瓦廊 TATSUMI
今日の別注瓦です。 今回のご依頼は鬼瓦の飾り台。 還暦のお祝いに鬼瓦を贈られるそうです! それに合う台も必要ということで、 急きょ製作することになりました。 前面にはお名前とお祝いの文字入りです。 包装紙がバックではちょっと・・・な感じですが、 床の間なんかに飾ると引き立つと思います! このように今、鬼面を飾りとして使うというご依頼が増えつつあります。 屋根から庭、室内まで、魔 . . . 本文を読む

特注の鐘馗さん(2)

2008年06月25日 |  >鐘馗さん
今日の別注瓦です。 特注の鐘馗さん。 高さは約30cm。 既成のものとは違うものが欲しいとのご要望を受け、 様々な資料を参考にして、決めて頂いたデザインです。 この鐘馗さんは京都の町屋の屋根に据えられるそうですよ! 京都と言えば鐘馗さんの宝庫! 周りの鐘馗さんに引けを取らない立派なものが出来ました。 魔を睨み返し追い払うとと言われる鐘馗さん。 きっとこの先も京都の町屋を守りつづけて . . . 本文を読む

いぶし瓦の水盤。

2008年06月24日 |  >いぶし花器
久しぶりにギャラリー瓦廊の様子を…。 お客様をお出迎えするのに瓦廊に草花は欠かせません。 いつも鬼師や事務員さんが色とりどりの 草花で華やかに演出してくれています。 今日も朝から出来たての瓦の水盤を飾り付けてくれました。 100角の角柱ブロックとシンプルな水盤を組み合わせて とてもいい感じに仕上がっていますよ! この他にも窯変花器,窯変水盤なども展示しています。 また、 . . . 本文を読む

家紋 丸に桔梗

2008年06月23日 |  >家紋
桔梗紋について。 文字通り、桔梗を図案化したもの。 桔梗は藍色の美しい花を咲かせるききょう科の植物で 秋の七草の一つとして数えられています。 また、『神農本草経』にある漢方薬の主剤の一つとしても 知られているそうです。 『神農本草経』?? 少し調べてみると、医神神農の名を冠した中国最古の薬物書で、 三六五種の薬品を収載しているそうです。 また、生薬の書として現代でもバイブル的存在だとか…。 . . . 本文を読む

瓦のランプシェード。

2008年06月21日 | 瓦廊 TATSUMI
今日の別注瓦です。 いぶし瓦のランプシェードはとても人気があり、 これまでも様々なデザインのものを製作させて頂きました。 今回ご依頼頂いたのがこちら。 お馴染みの角柱型です。 サイズ、デザイン等細かい図面をお送りいただき、 それに沿っての製作となりました。 これまで室内用が多かったのですが、今回のお客様は 外灯として使われるとのことです。 きっとこのランプシェードから零れる仄かな光が . . . 本文を読む