IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

タツミ工房

2007年04月30日 | 鬼瓦、鬼師について
弊社の鬼師たちは工場内にある工房で制作しています。 鬼師たちの仕事は、工房で手作りの制作をするだけではありません。 工場内の作業、窯積み、窯出し、包装など、他にも 様々な作業をこなし、ようやく工房での仕事に入ります。 工場内での作業も鬼師たちにとって重要な仕事の一つです。 . . . 本文を読む

黄昏れ

2007年04月28日 | 私事
我々は海と山、自然に囲まれた所で仕事をしています。 工場のすぐ裏の防波堤から望む瀬戸内海の夕焼けはとても美しく、 これを見るのが私の日課となっています。 これからの季節工場の中は昼間、窯の温度で大変な 暑さになりますが、この黄昏れのひとときが 一日の疲れも癒してくれています。 恵まれた環境の中で自然素材である瓦作りに携わっていること。 この幸せさと心地よさを日々実感しています。 . . . 本文を読む

見ざる・聞かざる・言わざる

2007年04月27日 | 飾り瓦について
猿は昔から発想や知恵の象徴とされてきましたが縁起物としても様々な意味を持っています。 「去る」の語呂合わせで、悪運が去る、魔物が去るとして魔よけ、災難、病気を寄せ付けないお守りとされていたり、猿が5匹揃えば「五猿」で「ご縁」、またはツキが「ござる」といった良縁の開運を願う人たちの人気を集めているそうです。 「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿は庚申信仰(薬で治せない人間の邪気を神の力で祓いのぞ . . . 本文を読む

瓦のコースター

2007年04月26日 |  >瓦小物
日常生活にいぶし瓦を取り入れる事も出来ます。 小さな脇役にも他とは違ったこだわりの品を 使用してみてはいかがでしょうか? 淡路いぶし瓦は、有害な物質は一切入っておりませんので 何の問題もなくご使用いただけます。 バリエーションは現在、昔からある瓦の紋様の「向い蝶」と「蓮華紋」の 2パターンですが、お客様のご要望があれば、オーダーメイドでの 製作も受け付けております。 他にはない瓦のコー . . . 本文を読む

瓦の修理もしています

2007年04月25日 | 工場の仕事
古い鬼瓦等の修理および再焼成も大事な仕事の一つです。 古い鬼面などの復元製作もしていますが、長い年月、建物を守って来た瓦に 馴染みがあり、まだ使い続けたいという場合は修理させて頂いております。 今回、鯱と鬼面の修理の御依頼を受け、現在作業中です。 写真では分かりづらいかもしれませんが、長年風雨にさらされ、 ひび割れや欠け、角やひれの欠落があります。 欠損部の部品を新たに作成し、 . . . 本文を読む

河童

2007年04月24日 | 瓦廊 TATSUMI
このユニークな作品は数年前に鬼師の作品の展示会があり、 弊社の鬼師が出品したものです。 河童は日本で最も有名な妖怪の一つです。 もともとは水の神だったけれども、それが落ちぶれて 河童になったと言われているそうです。 河童は人を水の中に引き込むいたずらをする所から 河童は客を引くとして、「招き河童」なるものも存在するようです。 妖怪といえど縁起物としての顔もあるんです。 今日もこの . . . 本文を読む

唐獅子

2007年04月23日 | 飾り瓦について
この獅子も鬼師による手作りの作品です。 手作りならではの迫力ある表情がお分かり頂けるでしょう。 唐獅子とは何か? 言うまでもなく想像上の動物です。 その姿、形から邪気や邪鬼を祓い災難を避けて、 福を得られる縁起物として、また、大きな口で火を吹き消す 火よけの縁起物として神社等の屋根に飾られています。 ちなみに、神社の狛犬にも同じ意味があるそうです。 鬼面瓦と同様に「阿」「吽」があります。 . . . 本文を読む

木琴?

2007年04月21日 | 瓦廊 TATSUMI
木琴、いや瓦琴と言うべきですね。 「瓦廊」に見学にこられたお客さまが、珍しいのか必ず この瓦琴を叩いていかれます。 そして、その音が以外と綺麗な音色である事に驚かれます。 音程にはまだ多少ズレがありますが…。 瓦はアイデア次第! これからもいろんな可能性を探っていきます。 . . . 本文を読む