屋根の葺き替えの際に、比較的状態の良い古い鬼瓦や飾り瓦を修理して、
もう一度焼き直して再利用することがあります。
うちの工場でも古い瓦の修理焼き直しの依頼があります。
この間、変わった水板(みずいた)の古瓦が持ち込まれてきました。
※水板とは、棟に熨斗(のし)瓦を積む代わりに貼り付ける平板状の瓦で
龍や鯉、波模様などが施されている装飾瓦です。
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鬼瓦の修理。
今回の御依頼はこちら。
鯛の足付きで、豪華な恵比寿さん。
ですが、よく見ると手が取れて何とも痛々しい姿…。
胸に何か縁起物を抱えていた形跡もあります。
何でも良いから景気の良いもの付けといて~!との事。
相談の結果、小判を持ってもらうことになりました。
修理して焼き上がりがこちら。
綺麗にいぶしをまとって、よみがえりま . . . 本文を読む
こちらは頭は新調し、足は古瓦を修理再焼成させていただいた鬼瓦です。
焼き直した、足の雲からは昔の職人さんの手の込んだ仕事加減が伝わってきます。
また、この足には、さらに珍しい細工がされています。
鬼瓦の裏面は屋根に上がってしまうとほとんど見えることがないので
何も細工をしない事が通常なのですが、
この鬼はと言うと…
表面がこちら
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唐獅子の修理。
無くなってしまった獅子の尻尾を製作しました。
片耳も取れてしまっていたので新しく。
「助けてー!」って悲鳴が聞こえてきそうな表情…。
はい、窯で焼き直して、綺麗に生まれ変わりました!
心なしか表情も生き生きと!
してきた気がします
これでまた何十年、屋根の上で頑張ってくれる事でしょう
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