IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

窯出し。

2011年05月28日 | 工場の仕事
焼きたての瓦。出すときの窯の中の温度は30~40度くらい。これからの時期は熱くて大変です。 焼けた瓦を窯から出していくのですが、窯に入れるとき、毎回大小のレンガで棚を組みつつ、白地を入れていきます。出すときも、レンガの棚を崩しながら瓦を出していきます。毎回入れる瓦の種類が様々なのでその都度手作業です。 焼きたての瓦の表面にはいぶしの工程で出る煤が瓦を覆っているので、窯から出したあと . . . 本文を読む

カメラとリュックと三脚の学生さん。

2011年05月26日 | 淡路島
昨日午後、南海荘の竹中さんと一緒に でっかいリュックとカメラと三脚を持った女の子が事務所にやってきました。 何でも福岡の大学で写真を勉強していて、 ゼミの課題でどっかの島へ行って写真を撮って来ると言う事になって 淡路島を選んでくれたと言う学生さんでした。   数日一人で淡路島を転々とされてたそうで 昨日はひょんなことから竹中さんがしばらく案内されていたようで… . . . 本文を読む

吾唯足知

2011年05月23日 |  >製作風景
只今製作中の瓦です。寛永通宝などの古銭のような形状の物を作っています。 「吾唯足知」 それぞれの口を中心にして、共有しているおもしろいデザインになっています。ご存知の方も多いかもしれませんが、このデザインは京都のお寺にあるつくばいに見られるものです。お客様からのご依頼で、石の手水鉢(ちょうずばち)の写真を見本に復元しています。   「われただたるをしる」 欲張らず、今の自分 . . . 本文を読む

鬼面乾燥中。

2011年05月11日 | 鬼瓦、鬼師について
先月から工房では鬼面の製作が続いています。結構な数量をご注文いただいております。なんと一般のお宅に葺かれるとのこと!その地域では、どのお宅の屋根にも鬼面を葺くのが一般的だと伺いました。昔から続く地域性なのでしょうね。様々な屋根材が溢れる現代においても、変る事無く地域の特性、景観を大事にされているんですね~。どんな風景なのか一度見てみたいものです。多くの鬼面に守られるその地域はきっと魔除けの効果は抜 . . . 本文を読む