百醜千拙草

何とかやっています

ロシアの動き

2024-04-02 | Weblog
週末は、知り合いの家庭のお昼に招待されて、気持ちの良い春の陽射しの中を遠出、美味しい食事とデザートを楽しみました。一方、ガザでは子供が餓死しつづけています。食物がなくて食べれないのではなく、世界から支援が手前まで来ているのに、イスラエルが物資搬入を止めているのです。

シオニストが邪悪なのは変えようがないです。しかし、保身のためにシオニストの言いなりになって、ガザでの虐殺に加担し続けるアメリカの罪は極めて大きいです。思えば、ヒロシマ、ナガサキの無差別大量虐殺以後も、朝鮮、ベトナム、イランにイラク、世界中で紛争に介入しては戦争を煽って稼いできた国です。アメリカ国民の多くが抗議の声をあげても、アメリカ軍人の若者が焼身自殺で政府のガザ虐殺への共謀に抗議しても権力に深く食い込んでいる利権団体が良心を取り戻すことはありません。

アメリカでは、バイデンが口では停戦を言いながら、イスラエル軍事支援法案が正式に承認したことが伝えられました。国のトップが操つり人形なのは、日本もアメリカも変わりません。操り人形であったとしても、邪悪な卑怯者であることに違いはないです。

[ワシントン 29日 ロイター] - 米紙ワシントン・ポスト(WP)は29日、バイデン米政権がイスラエルのラファ侵攻に懸念を示しながら、同国への爆弾や戦闘機の追加供与を承認していたと伝えた。
国防総省や国務省関係者の話として伝えたところによると、追加供与は、約25億ドル相当のF35戦闘機25機のほか、MK84爆弾1800発以上、MK82爆弾500発以上が含まれる。
外国への武器供与は、国防安全保障協力局のウェブサイトで通常情報公開されるが、今回の供与は公表されていない。

一方、ロシアでおこったテロ、ISの一派が犯行声明を出していますが、これをどう解釈するのかあまり情報がなくちょっと困惑しています。当初、プーチンは反抗グループがウクライナ国境付近で拿捕されたことから、ウクライナ陰謀説を口にしていました。あの冷静で計算機のようなプーチンが陰謀論を公に口にするということは、何らかの政治的意図や計算があったはずですが、それが何だったのかもよくわかりません。これを口実にウクライナを総攻撃して戦争にカタをつけるつもりだったのでしょうか。ウクライナの敗色濃くなってきたのは明らかで、アメリカとNATOが手を引き、ゼレンスキーが辞任して収束するという形に落ち着くのではないでしょうか。

ロシアでのテロは、そもそもISがモスクワでテロを計画した意図も分かりません。クレムリンはこのテロ計画を知っていて黙認したという情報もあります。とすると、これはイスラエルがハマスを挑発しておこさせた10.7と相似なのかも知れません。つまり、ひょっとしたらロシアはシリアへ派兵する口実にISによるテロを利用したという話かも知れません。プーチンは「ゴラン高原はシリアの領土である」とシリアで軍事行動を行うイスラエルを非難、シリア派兵の理由の半分は、イスラエルをシリアから追い出すのが目的でしょう。第三次世界大戦のきっかけになると予想されているのはロシアの中東介入であり、下のニュースはそれを予感させるもので、キナ臭さが増します。

[カイロ 29日 ロイター] - イスラエルは29日、シリア北部のアレッポを空爆し、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバー5人を含む38人が死亡した。治安当局者が明らかにした。
シリア国防省によると、イスラエル軍は現地時間午前1時45分(日本時間午前7時45分)ごろ、アレッポ州南東部の複数の地域を攻撃し、多数の民間人と軍人が死亡した。
同時にアレッポと周辺の民間人に対して無人機(ドローン)による攻撃が行われ、これは「テロ組織」が北西部イドリブとアレッポ西部から実施したとの見方を示した。イスラエル軍はコメントを控えた。
3人の治安当局者はヒズボラの戦闘員5人が死者に含まれていたとロイターに述べた。そのうちの一人は現地の野戦司令官という。

【3月30日 AFP】ロシアは29日、イスラエルによるシリア空爆を「断じて容認できない」と非難した。これに先立ち、イスラエルがシリアを空爆し、40人以上が死亡したと監視団体が報告していた。
 ロシアは、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の主要支援国で、同国の内戦にも政権側で介入している。
 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は声明で、「シリアに対するこうした攻撃行動は、同国の主権と国際法の規範の甚だしい侵害に当たる。断じて容認できない」と主張。
「こうした武力による挑発行為は極めて危険な結果をもたらし、パレスチナとイスラエルの紛争地帯の状況を急激に悪化させる」として「強く非難」した。
 英国を拠点とし、シリアに情報網を持つNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は同日、イスラエルがシリア北部を空爆し、同国兵36人、レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の戦闘員6人が死亡したと伝えていた。(c)AFP

イスラエルと言えば、ガザで世界中の非難を浴び、周辺アラブ諸国が蜂起しての叛逆に恐怖してか、レバノンやシリアなど周辺諸国に侵攻して、イスラム抵抗勢力を攻撃しまくるというほとんどヒステリー状態に陥りつつあるようです。昨日はシリアのイラン大使館を爆撃。イスラエルは関与を否定しているようですが、イスラエルはイランの軍人複数を最近も殺害したと前歴があり、今回のイラン大使館の爆撃もイスラエルの可能性が極めて高いです。ガザだけでなく、レバノン、シリアと他国に入って爆撃を繰り返すイスラエルはもう錯乱状態に近いのではないでしょうか。さすがのイスラエルもパレスティナ人虐殺の行いに大義がないことを感じているのでしょうから、ここで中途半端に終わらせて、何らかの理由でアメリカやイギリスが軍事支援の手を引けば、破滅する、という恐怖に駆られているのではないか、ネタニヤフは敗色濃くなったヒトラーの心境なのではないか、と想像するのですがどうでしょう。自ら蒔いた戦争犯罪を終わらせるのなら、早い方がいいです。独裁者の最後は惨めなもので、今回のネタニヤフの緊急手術は彼にとっては渡りに船ではないでしょうか。
コメント (1)
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