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プロの世界:背番号「94」の先発投手

2006-06-01 | よもやま話
今日は交流戦真っ只中のプロ野球からの話題を一つ。名古屋出身者としては、普段はもちろん中日ドラゴンズを応援していますが、今日はソフトバンクホークスに気になる選手を見つけました。

その選手は西山道隆投手。今日6月1日に初めて一軍先発マウンドを任されたルーキーです。

彼が背負う背番号は「94」。野球をよく見る方ならお分かりかとは思いますが、このような大きな番号は一般的にはコーチが使うことが通例で、一軍の現役選手に付けられることはあまり例がありません。

では、なぜ西山選手はこのような番号をつけていたのでしょう?恐らくその理由は彼の持つ経歴にあると思われます。

西山選手は、今シーズンからソフトバンク入りしました。しかし、当初は育成選手という扱いになっていました。

育成選手とは、将来の有望な若手選手らを育成することを狙いとして2005年度のシーズン終了後に導入された新しい制度です。昨年度は四国アイランドリーグに在籍していた西山選手は、昨シーズン終了後に初めて行われた2次ドラフト(育成ドラフト)を経て、ソフトバンクホークスに「育成選手」として入団しました。

通常の支配下登録選手と異なり、「育成選手」としての登録では2軍の試合にしか出場できません。ただし、6月末までに「支配下登録」への変更(昇格)が行われれば、通常の支配下選手と同様の扱いとなり、一軍の試合にも出場できるようになります。

西山選手は、育成選手として、2軍で与えられた活躍のチャンスを見事に活かして「育成選手」から「支配下登録選手」への昇格を果たしました。すると、すぐに1軍への昇格も決まり、今日の試合では1軍での先発を負かされることになったのです。

今日の試合自体はソフトバンクが勝ちました。しかし、西山選手は3点を失って、3回途中で降板。残念ながら「初勝利」とはなりませんでした。

しかし、今日の試合では、四国独立リーグ出身であり、しかも「育成選手登録」からスタートした選手が、紛れもない「戦力」として一軍の先発マウンドに立つことが出来たのです。

厳しい言い方かもしれませんが、昨年四国独立リーグに在籍していたこと、そして、育成選手としての契約ということを考えると、少なくとも今シーズンの最初の段階までは、西山選手に対するチームの評価は“普通の2軍選手よりさらに一歩下”ということだったと言わざるを得ません。

しかし、それでもあきらめずに努力を重ね、夢を追いかけ続けることで、一軍の、それも先発のマウンドを任されるまでに至ったのです。

今日の結果だけ見れば、まだまだ「これから」という部分は残っています。しかし、1軍でのチャンスはつかみました。西山選手には、このチャンスを最大限に活かし、ぜひ「初勝利」の3文字を手にしていただきたいと思います。また、これからもますます活躍いただくことを願っています。(ただ、中日戦だけは手加減してほしいですねゞ(^^;;)

大変勇気を頂いた、今日の野球の一コマでした。


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2 コメント

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Re:起業にも (Swind)
2006-06-02 19:01:17
P太郎様>

いつもコメントありがとうございます(^-^)



>起業を目指していますが、

>もし起業したら、社会的に育成選手です(汗)



いえいえ、起業すればその瞬間から“1軍選手”です(^-^)



どんな事業を行うにせよ、お客様にモノやサービスを提供することで喜んでもらい、その対価として“おひねり”(売上)を頂くわけです。そういう意味では、起業したらその瞬間から「プロ」になります。



胃が痛くなるほどきっつい世界ですが、一回飛び込んでしまうとヤミツキになるのが「起業」の世界です(笑) ぜひ頑張ってくださいね(^-^)/

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起業にも (会社設立資金800万☆オレ起業します!)
2006-06-02 00:57:10
こんばんはP太郎です!!



頑張って欲しいですね!



P太郎は起業を目指していますが、

もし起業したら、社会的に育成選手です(汗)



一歩ずつ成長して大企業にしていきたいです☆



応援!!
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