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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

大晦日:1年を振り返って

2005-12-31 | よもやま話
いよいよ大晦日ですね。読者の皆様にとって、今年1年はどんな年でしたでしょうか?

私にとっての今年1年は、まさに「動」の年でした。

まず、何よりも大きな出来事は「会社を退職」することとなったことです。ちょうど本日付で退職となるのですが、年の初めはおろか、3分の2が経過した9月ごろですら、まさか年末に退職するなどとは思ってもいませんでした。

でも、退職すると決めてからは、久しぶりに「アクティブモード」にシフトが変わりました。特に10月からの3ヶ月間は、自分でも不思議なぐらい次々と「自然と体が動く」ようになり、何年かぶりと言えるほど活発な動きをとることができました。(少なくとも収入的には)安定したポジションを「捨てる決心」をしたことが、それまで持っていた「まだ今の会社にいたい」という失うことを恐れる気持ちが生み出していた「ココロの重し」を取り去ったのだと思います。

そういえば、今年世間を賑わせた某設計士は、証人喚問の席上で「仕事の90%をK建設から請け負っていたので、なくなれば生活ができない状態だった」と発言していました。この言葉からは、まさに「今の収入(生活)を失うこと」を恐れるがあまり、プロとして絶対に失ってはならない「誇り」を自ら捨ててしまったことが伺えます。

どのような仕事であっても、お客様を含めたその仕事が影響する相手に対して真摯である気持ち=誇りは、最後まで死守しなければならない部分です。まして、法律で特別に業務を行う資格が認められている“士業”であるのならば、もし「誇り」を自ら捨てるような行動をしなければならない状況と感じるなら、自らその舞台から降りる決断をしなければならないと思います。

来年は、私自身も“士業”の仕事をはじめます。特に、社労士としての仕事の中では、「労働法務専門」それも「企業側(経営者側)専門」のポジションで仕事を行っていこうと考えています。

このような立場に立つ以上、仕事の中では苦しい決断をしなければならないことが出てくることは十分考えられます。もちろん今度は正に生活がかかっていますので一筋縄ではいかないでしょうが、それでも自分自身がお客様企業・経営者にとって信念を持って「正しい」言えることを貫こうと思っています。

何はともあれ、いよいよ明日平成18年1月1日、年が明けるとともに立石智工事務所が開業いたします。

起承転結の「承」の年であった今年が終わり、「転」の1年となるであろう信念を迎えようとしています。きっと来年の今頃にはどのような「結」を迎えそうか見通せる状況となっていると思いますが、どのような形となっても「良い結」が先に見えるよう、しっかりと足元を固めながら進んでいきたいと思います。

最後になりましたが、今年1年のご愛顧に感謝し、年末のご挨拶とさせていただきます。来年も引き続きこのブログをご愛読いただけますようお願いするとともに、このブログをお読みいただいた全ての皆様に素敵な幸せが訪れるよう心よりお祈り申し上げます。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすがに迅速ですね! (だいきゅう)
2005-12-31 07:16:27
本日付けで退社なさるのですね。



ご苦労様でした。



また来年1月早々、いや明日立石智工事務所を開業なさられるとの事



おめでとうございます。



さすがに立石さんは行動が迅速ですね!

わたしはまだ準備中で、がたがたやっており、起業としては4月頃を予定しています。

もっとも、その前に色々な準備は行っていますが。



これからはSpeedが勝負の時代に入ってきましたので、尚更立石様の迅速さには関心致します。

私たち小企業(個人企業)と他の大、中企業との差は何か?

また小企業が勝つための一番の要素は何かと考えた場合、Speed以外は何も無いような気がします。



多少起業までの準備等に時間をくっていますが、来年からは立石さんに学びながら、Speed重視で

行こうと思います。



これからもよろしくお願い致します。



    だいきゅう

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さすがに迅速ですね! (Swind)
2006-01-01 18:39:18
だいきゅう様>



あけましておめでとうございます!

コメントへの返信が2年越しになってしましました



私の場合、いわゆる「身一つ」の開業で、準備と言ってもたいしたことがないので、即開業ということができるだけです。もっとも、すぐに仕事を始めないと食っていけないという切実な部分がありますが・・・



たしかに中小企業にとってSpeedは大事ですよね!それも、特に「小回り」を生かした「コーナリングスピード」=環境に応じてすぐにハンドルを切れるスピードが大切だと思います。



それでは、今年もよろしくお願い申し上げます!
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