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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

[マネジメント] ベンチャー企業の成長条件

2005-05-04 | マネジメント
世の中には株式市場への上場を目指しているベンチャー企業はたくさんあります。しかし、その中で実際に成長を遂げ、上場に至る企業はほんの一握りに過ぎません。では、上場できる規模まで成長できる企業と、そうでない企業にはどのような違いがあるのでしょうか?以前、ベンチャー支援組織を立ち上げられた先輩からこんなお話をお聞きいたしました。

「上場できるベンチャー企業は、たとえ社長が代わったとしても、その会社のビジネスは無くならない。社長抜きでビジネスが成立しない企業は、一時の成功は収めるかもしれないが、長続きせず、上場することは困難だ。」

企業が成長するためには、少なくともお客様に選ばれ続けなければなりません。このお客様に選ばれる理由が「社長の人脈」や「社長の才能」によってしまうと、その社長の両手いっぱい以上にビジネスを広げることができません。こうなると、継続的に成長し続けることは難しいでしょう。

一方、お客様に選ばれる理由を「会社の仕組み」として生み出すことができれば、より幅広いお客様と関係を持つことができ、結果としてビジネスの幅が広がります。そうすれば、会社の中に「余力」が生み出され、次々と成長を目指して新しい「仕掛け」をすることができるようになります。

上場を目指さないまでも、「ずっと成長し続ける会社」にしていきたいのであれば、会社の中に「お客様がら選ばれる理由を生み出す仕組み」を生み出すことが必要となるのです。

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