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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

講師が「手ごたえ」を感じるとき

2005-07-05 | よもやま話
5/30付けのblogにも書きましたが、今年も某大学の授業を担当させていただきました。この授業は受講している学生の数が非常に多い(なんと100名以上です!)ので、毎回出欠を取る代わりに、授業中に解説した話題について課題を与え、10分程度で簡単なコメントを書いてもらっています。

ちょうど昨日の講義で、今年の担当分は最後でした。私はいつものように課題を出し、コメントを書いてもらいました。すると、回収したアンケートのうち、ほんの数枚ですが「面白かったです」「ありがとうございました」等というねぎらいの一言がコメント用紙に書かれていたのです。たった数枚のことですが、私としては非常に感激し、胸が大変熱くなりました。

確かに、いちおう一言「これで今年の授業での私の担当分は終了です。ありがとうございました。」と挨拶はさせていただきました。でも、ここ数年担当をさせてもらっているので、「最後」という感覚が薄く、課題以外に授業への感想などをお願いすることはしませんでした。それでもなお、コメントに感想やねぎらいを書いていただけたことで、大変嬉しいのと同時に、非常に強い「手ごたえ」を感じることができました。

同じように、講演や講師の仕事をさせていただくと、講師を務めさせていただく側としては、やはり最後の「アンケート」の結果が気になります。特に、フリーコメント欄によいことが書いてあると、もうそれは踊りだしたくなるくらい嬉しいです。また、たとえ批判的なことが書いてあっても、それはそれで真剣に受け止めることができますし、また「真剣に参加してもらえた」ということを感じることができます。正直一番寂しいのは「全くフリーコメントがない時」です。こんなときは、帰り道に一杯やりたくなる気分です。

このようなことで、自分が講師仕事を務めるようにになってからは、ささいなことであっても何か感じた時は一言でもコメントを書くように心がけるようになりました。皆さんも、講演や研修などに参加する際、「良かったな~」と感じたときには、ぜひフリーコメントに一言書いてあげていただければと思います。みなさんの一言が、講師の人の無類の喜びを呼び起こすことになるのです。

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