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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

変革を促すには・・・

2005-10-25 | よもやま話
今日(正確には昨日)、高校時代の一つ後輩から突然連絡があり、夜一緒に呑んでいました。その後、後輩の同級生の友人である若手の弁護士が合流し3人で呑むことになったのですが、その席で彼から非常に有意義なお話を聞くことが出来ました。

今日の話は弁護士の世界から受験時代の話、仕事の話やらプライベートな話に至るまで様々な話をしていましたが、その中でも、非常に感心したのが、彼の仕事に対するスタンスの話です。

彼は、現在医療過誤関連の事案について「病院側」を専門に行っているそうです。彼は、「病院側に立つ事で、初めて病院のコンプライアンスに変革を促すことが出来る。なぜなら、病院の立場に立脚した上で病院に対して弁護士としてのジャッジメントを示すことが出来るからだ!」と力説していました。私は、この話に非常に感心するとともに、共感を覚えました。

一見すると、「患者側」に立って訴訟を行った方が病院に圧力を与えることが出来るので、病院を変えることが出来るような感じを受けます。しかし、変わるのは「病院」であって、最後は病院が自発的な意志をもって変わろうとしない限り、変わることがないのです。

これは、私の仕事である企業コンサルティングでも同様です。企業側に立った上で、専門家としての見地から様々な提言をするからこそ、初めて「自発的な変革」を促すことが出来るのです。

北風と太陽の話ではありませんが、「圧力」でモノゴトを変えることは非常に困難です。しかし、「その人の立場に立った提言」は、変わろうとする人の変わる力を加速することが出来ます。今日であった弁護士さんから、改めて気付きを得ることができました。

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2 コメント

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旧ブログからの引継ぎコメント(2005/10/25 03:41:53) (Dakiny)
2005-10-27 08:06:17
同感です。その弁護士は若いが立派な考えを持っていると確信しました。

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旧ブログからの引継ぎコメント(2005/10/25 18:50:27) (Swind)
2005-10-27 08:06:47
Dakiny様 > 本当にそうですよね。本当に良い人に出会えました。
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