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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

[よもやま話] 「何かご質問は?」の代わりの言葉

2005-04-13 | よもやま話
以前、ある研修に参加した時のことです。研修の最後に、講師から「今日一日を振り返って、皆様の中でもっと深く知りたいと感じた点はどこですか?」と尋ねられました。このフレーズを聞いた瞬間、非常に驚きを感じました。

普通よくある聞き方は、「何かご質問はありませんか?」です。この場合は質問があるかないかしか聞いていません。受講生が考えるのは「質問あったっけな~?」となります。

一方、最初のような尋ね方なら、受講生は「えっと、どこだっけ?」を自然に考えます。こうすると、自然と受講内容の振り返りになっているんです。これは、この質問が具体的な内容を尋ねている、いわゆる「オープン」な質問の形になっているから出来ることなのです。

私も研修などの講師を務めさせていただくときには、最初のフレーズをベースに「一番興味があったところ」「分かりにくかったところ」「もう一度確認したいところ」のようにその時々でポイントを代えて使うようにしています。実際に使ってみると、より多くの発言が出てくるので、驚きです。(このおかげで、時間オーバーするときもままありますが・・・・)

皆さんも研修や会議などで機会があるときに、一度使ってみてはいかがでしょうか?

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