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[マネジメント] 巨人の不振と監督の仕事

2005-05-08 | マネジメント
プロ野球のセ・パ交流戦が始まりました。昨年のドタバタ劇を受けて、パリーグからの強い要請を受けて始まったセ・パ交流戦ですが、普段と違う球場・違う対戦相手の試合に、新鮮さを感じています。

ところで、「球界の雄」であるはずの巨人が全く元気ありません。交流戦が始まる前にはまさかの9連敗を経験、某外国人選手が公然と首脳陣を批判するなど、チーム内は「ガタガタ」の状態であることが伺えます。一人一人の選手は素晴らしい力を持っているのでしょうが、チームの勝利に繋がらない状態が続いています。

3連敗の後、仕切りなおしとばかりに始まった交流戦初戦では、巨人は不調の抑えを打線がカバーする形でなんとか勝利をものにしました。しかし、監督の口から出たのは次の愚痴でした。
「最後は笑っちゃうよ。後ろの投手は自信なさそうに投げている。カツを入れなきゃな。工藤はベテランだから、自分の投球を楽しみながら相手を見てたよ」(サンケイスポーツ)

この発言を見て、「あぁ、やっぱりな」と感じました。確かにこの試合のリリーフ陣はふがいない投球内容だったかもしれません。しかし、そのリリーフ陣を起用したのは監督なわけですし、何とかしのぎきって(いまや貴重な)勝利を手にしたのですから、まずは労をねぎらうことが必要なのではないでしょうか?私であれば、結果を出せないときにこのような発言を監督から聞かされたら、非常に悲しい気持ちになり、とても信頼感を持つことはできないでしょう。

新聞などの報道を見る限り、今の巨人の監督はとても選手を信頼しているようには思えません。そんな中では、選手はとても本来の力を発揮できないでしょう。このままの状態が続くと、選手だけでなくファンも離れていき、折角交流戦で盛り上がっている野球業界全体に水を差してしまうことにもなりかねないと思います。

中日ファンの私としては「強すぎる巨人」では困ってしまいますが、「ふがいない巨人」ではやっつける楽しみがありません。巨人にはぜひ「もう少ししっかり」してもらって、「見ていて楽しいハイレベルな試合」を展開してもらえるようにしてほしいと願います。

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