ギリギリ探偵白書・164

 ギリギリ探偵白書
 「美女の味方・第2話」



 調査員が事故るという緊急事態が発生した。
 事務所で待機していた私は、逃げた田中の代わりに調査に出動した。
 そして、依頼者のマンションに到着すると、茂みに人が潜んでいた。 




 マンション脇の茂みで人影が動いた。

 (ハッ!まさか!!)

 田中だった。


サザビー 「おい、ブー、何やってんだ?」

田中   「ハレ?サザビーさん、どうしたんですか?」

サザビー 「何って、オシゴトさ」

田中   「僕もですよ。○○が入院しちゃったんでしょ」

サザビー 「お前、逃げたんじゃ・・・」

田中   「逃げるわけないじゃないですか
      僕は正義の・・・イヤ、美女の味方ですから」

 (はいはい)

サザビー 「で、怪しいやつは?」

田中   「今の所は」

サザビー 「んじゃ、茂みで何やってたん?」

田中   「100円落としちゃって・・・」

 (お前が一番怪しいじゃねぇか) 

 田中を連れ、駅に向かい歩き始めた。
 すれ違った黒いバンが、依頼者のマンション付近で停まった。

 私は、いつもの癖で車のナンバーを見ていた。


サザビー 「・・・田中、あの車のナンバー」

田中   「何か変ですか?」

サザビー 「・・・・・」

田中   「あ、あの数字はっ」

サザビー 「あっ、俺の銀行の暗証番号!」

田中   「ナルホド!って違いますよ」

サザビー 「違わないよ、残高0円だけど」

田中   「そうじゃなくて、依頼者の携帯の下4桁」

サザビー 「ホントォ?偶然だろ」


 私は、わたぼんに確認を取った。
 確かに依頼者の携帯の下4桁と私の銀行の暗証番号は一緒だった。
 車種を伝え、注意するように指示した。
 
 最寄駅では男の姿を確認する事は出来なかった。


田中   「やっぱり、あの車が怪しいですね」

サザビー 「しかし、なんで俺の暗証番号を知ってんだ?」

田中   「偶然です」


 依頼者が部屋に向かっていると連絡が入った時
 マンションの横に、あの車が停まった。

 そして、依頼者がタクシーで帰宅し、マンションに入ろうと
 オートロックを開けた。
 
 すると、男が猛然と車から飛び出てきた。
 男は一直線に依頼者に向かっている。

 しかし、行く手に田中が立ち塞がる。


サザビー 「○×さん、急な運動は心臓に悪いよ」


 男は逃げようと振り返った。
 そこには、わたぼんが立っている。


男    「お、お前は、あの店の」

わたぼん 「いいえ、探偵です」

男    「探偵?探偵ごときが何の用だ」
  
サザビー 「証拠は十分だと思うけど」

男    「どうする気だ?」

サザビー 「さあ、俺らには手に負えないから、国家権力にでも。ねぇ?」

男    「け、警察だけは・・・」



        完



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 ギリギリ探偵白書は、過去に行った調査を本人了承のもと掲載しています。
 尚、調査時期や調査対象者・ご依頼者様の個人情報は本人様の請求以外は開示いたしません。
 また、同作品に登場する人物名は全て仮名です。


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サンスポ甘口辛口


サンスポ.com コラム甘口辛口 

~引用 

やはり、あの謝罪会見は“偽装”だったようだ。頭を丸め、ふだん使い慣れない丁寧語を使って神妙そのものだった亀田興毅が、メキシコへ旅立つ会見では相変わらずぞんざいな口をきいていた。帽子もとらずサングラスもかけたまま。先月26日の謝罪会見で“改心”したふりを見せたものの、本質は変わっていなかった。

「(弟の)和毅も頑張っているからな」「少しずつ体を戻していかないとな」と、やたらと語尾に「な」が出てくる。関西発のお笑い番組のはんらんで、関東の人間にも関西弁は耳慣れしてホンワカと感じる。ところが、亀田のそれは人を小バカにしているように聞こえ、スポーツマンの爽やかさなど微塵も感じられない。

本当に心を入れ替えて再起を目指すのなら、謝罪会見の翌日からでも協栄ジムで練習を再開すべきだろう。「(ジムの)みんなに迷惑をかけてもいかんからな」と、メキシコのアマ大会に出ている和毅の付き添いも兼ねて行ったそうだが、モンゴルで好き勝手している横綱朝青龍のボクシング版になりはしないか。

その亀田を追いかけて、日本の民放テレビ局もメキシコまで追いかけていった。謝罪会見のときもそうだったが、出発の日も自宅から追いかけた局もあった。まるでどこかの要人みたいで、異常というしかなかった。批判が殺到したTBSも懲りずに亀田兄弟の試合中継を続けていくという。

これでは反省どころか、彼らをますます増長させることになる。メキシコでは現地のテレビ局や、パパラッチまでが取材に加わったとか。亀田家をめぐる騒ぎは国内だけなら目をつぶるが、“日本の恥”を外国にまでまきちらされてはたまらない。

(サンケイスポーツ・今村忠)

引用~



サンスポのサイトをよく見ているのですが
その中でも、甘口辛口ってコラムをよく読んでます。

んで、今日は亀田ネタで書かれていました。

今の流れでは、亀田を批判していた方が受けがよいのかもしれませんが
読んでると、どうかと思う批判も多いですよね。

まずは、やはりあの謝罪会見は偽装だった・・・。
って始まりますが、謝罪会見では神妙にするのが当然でしょう。
んで、普段は普通の喋り方で問題はないのでは?と思いますが・・・。

それから、亀田の関西弁は人を小バカにしているように聞こえるらしいです。
これは聞き手次第でしょ?
聞き様によってはフレンドリーに聞こえますよ。

関西弁ってのは、全体的にそんな感じなんじゃないですか?
恐くも聞こえるし、暖かみのある感じにも聞こえるし
図々しくも聞こえれば、親しみを感じることもあるでしょう。
そう思うのですが、どうでしょうね。

私は会見の映像を見て不快には思いませんでしたけどね。
確かに言葉遣いは元のままですが、話してる内容は変わったんじゃないですか?

サングラスをかけていたのだって、別に悪い事だとは思いませんし
ボクサーですからね、目を保護するってのもあるんじゃないですか?
謝罪会見の時のフラッシュなんて、選手の事を一切考えていないですよね。
あの手の光ってのは目に悪い気がするんですが・・・。
まあ、根拠はないですけど。


んで、後半の部分はマスコミが悪いんですよ。
サンスポだって、フジだって追っかけてるでしょ?
まず、文句言う前に自分らの行動を反省すべきですよね。

日本の恥ってのは、マスコミの事でしょ?
恥ずかしいと思う気持ちがあるならば、まずはサンスポから
取材の仕方を見直していけば良いのではないでしょうか。


あと、朝青龍問題を引き合いに出してますが
状況が全然違いますよね。


まあ、捉え方は人それぞれですけどね。
なんか無理矢理、批判しているような感じがしたんでね。



(代表代理サザビー)

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