野口悠紀雄著「『超』整理法―情報検索と発想の新システム」 (中公新書)、いい!!!
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「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) |
野口 悠紀雄 | |
中央公論社 |
抜本的に整理整頓のやり方を考えたいとおもっていたところだったので、気持ちにピッタリの本。
数年前にこの本を買ったことがあった。けれども1993年出版とかなり古いし、ぎっしり文字が詰まっているしと、なんだかんだと理由をつけて、やっぱり読むの面倒だなということで、結局読まずに処分していた。
すると先日の読書交換会にこの本を持ってきてくださった方がいたの。
⇒東京読書交換会だった 今回もリセットさせてもらった
「古い本だけれどの今の時代こそ役立つ」「読みにくくて難しいという方もいるけれど、私は面白くて思わず笑ってしまうこともあった」「発達障害の人にもいいとおもう」と勧めてくれて、すっかりハートを射抜かれたのだった。
やっぱり本の紹介の仕方って重要だね。あたしももう少し工夫するよ。
著者の野口悠紀雄氏は、主に書類について、分類しない整理を勧めてくれている。
方法はいたってシンプル
A4サイズの紙がゆったり入る封筒をいっぱい用意する。封筒上のビラビラした糊代部分を切り取る。その封筒に書類を入れて、本棚にひたすらに並べていく。
封筒には内容と日付を書く。封筒の中の書類を閲覧したり、使用したりした場合は、その封筒は本棚の一番端に戻すようにする。
すると年月が経過するに連れて、使わなかった書類がだんだんと逆の端っこに押し出されていく。十分に書類がゴミと熟成されていく。ゴミになったときに処分する。
というもの
なるほど!!確かに新しい。今まで試したことがないやり方。
そんなにうまくいくかな? 「そもそも書類って大きさがいろいろ違う」「使わないで処分するかもな書類まで封筒に入れるの嫌だな」「封筒をいっぱい使って資源がもったいないよ」「そもそもそのまま放置しておけばいい書類を封筒に入れるのが億劫だよ」
とか思うところはいろいろあったけれど、
もうここまで来たからにはと、一念発起してやった。
すると、「あれ??」「あれれれ???」と拍子抜けするくらい快適。脳みそに隙間ができた。
そして封筒の数はわずか20以下。
20以下なのにこんなにストレスになっていたのかという気持ちと、20以下を整理しただけでこんなにすっきりするものなんだなという気持ち、両方の気持ちを同時に感じた。
名刺はひとまずまとめて入れた。世界堂の散らばっていた割引チケットをひとつの封筒に入れた。バラバラになっていた2枚の書類が1か所に収まるという現象も複数あった。
今は、はっきりした保存場所にたどり着くことなく漂流していた書類をまとめただけの段階。折をみて、しまい込んである書類も整理したいな。
すばらしい!!
よく見る書類をどうするかとか、ずっと保存したいものをどうするかなど細かいルールは書籍を参照されたし。
一方、はさみやノリなどの道具はきっちり場所を決めてその場所にしまわれるとのこと。それも折をみて試してみたい。
この考え方は書類以外にも応用が利きそうな気がしている。だけど今の段階で試すと、「書類」のやり方をすべきことを「道具」対応にしたり、「道具」対応すべきところ、「書類」扱いしたりしそうだから、しばらくはこの本の内容に専念して、自己流はやらない。
ではまたー
◆臼村さおり twitter @saori_u
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