猛暑ですね、外でお仕事されている方は本当にお疲れ様でございます。みなさま熱中症にお気をつけください。私は「今まで大丈夫だったから今日も大丈夫」はやめようとおもっております。
とはいえあともう少しで立秋だとおもうと、夏を名残惜しくおもう気持ちがないわけでもなく、なかなか思い通りにはいかないと申しますか、どんなときも楽しいポイントを見つけるのが一番いいんだな、とおもいなおします。
暑いこともあるのでしょうか。読書量が増えております。大倉崇裕さんの小説『夏雷』を読みました。山が舞台になっている小説は、真保裕一さんの『ホワイトアウト』以来です。
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夏雷 (祥伝社文庫) |
大倉 崇裕 | |
祥伝社 |
帯に「彼はなぜ槍ヶ岳」を目指したのか? 男の誇りと再生を描く山岳サスペンス
と書かれていたので、圧倒的に山のシーンが多いのかなとおもったのですが、山に登るシーンは割合的にはそれほど多くありませんでした。東京の商店街やマンションのシーンのほうが多い感じです。
なので、あまり外行動が得意ではない私でも、親近感を持って読めました。本を読む方にはそういう方多いのではないでしょうか。
この前の読書交換会で、夏休みの予定みたいなことを交えつつ自己紹介をしあったのですが、・・・あまりアウトドアを満喫される方はいませんでした、お題決めたの私なので、、、、もう少し盛り上がるお題にすればよかったと(次回のためにメモ)もおもいました。と勝手にみなさんのことを巻き込んで申し訳ございません。
山の装備ひとつにしても、当たり前ではなく、素人にもわかるように描いてくれていて山が身近になり、ともに山に登り・森林浴をしている気分になりました。あと山に登るための体力つくり、筋トレ気分も味わいました。
テレビの2時間サスペンスもののように、登場人物と一緒に旅をしている気分を味わえるようなそんな物語です。なのでストーリーそのものは切ない話ですし、殺人も登場してしまうのですが、エンタメ小説としてのんびり楽しめました。
たぶん、主人公らが当たり前のように山に登っていたら、自分とは遠いものとして読んでしまってあまり感情移入できなかったかもしれません。でも、トレーニングするところから描写してくれるので、一緒にトレーニングして、山に登れる体調になっていく気がするのです。そして実際に山に登ります。もちろん一読者であるあたしは実際の登山ではなく、バーチャル登山なわけですが、でも登っている気分になれました。
普通の旅どころか、自身の記憶の旅をさせていただいておりました。
京都の鞍馬寺から貴船神社まで歩いたときのこと、今唐突に名称を忘れていますが、今日と大阪にある某神社のこととか思い出しました。また自身のことではないのですが、両親が昔よく山に行ったらしいのですが、山のこういうところが好きだったのかもしれないなとも思わせていただきました。
読書後の感想としては、重い荷物を持ち、日光のなか、歩くというのがどうも向かず、登りたい気持ちにはなれなかったのですが、体力つくりはやりたくなりました。少しずつ体が変わっていくの、楽しいです。
それと最近キャンプ用品のリュックを普段使いとして愛用しており、素晴らしさを実感していることもあり、「山グッズって、防災グッズだよね」とおもい、いろいろ揃えたくなりました。まだヘルメットくらいしか持っていないのですが、ここのところ災害が多く、対策を検討したいと考えております。
今日こうやって、PCの前に座り、ブログを書けていること、みなさまに読んでいただけていることに感謝を込めて
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月2回、東京都豊島区池袋で、読書交換会をやっています。人にあげても差支えがない本を持ち寄り交換する読書会です。
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