伝統工芸 桐たんす と ともに歩む

伝統工芸桐たんす屋
桐たんす 相徳 四代目のページです。
伝統工芸関連の情報交換の場になればいいと思います。

秋岡芳夫展 2

2011-12-03 18:12:15 | 仕事のなかで

木を 生業とするものとして 
それも 国産の無垢の板を使うものとして 
影響も受けていると思うし 共感できるところも多くあります。 

秋岡さんの インダストリアルのデザインには 実はあまり関心がない。 

私 思いますに 

日本は 実際に森林面積はけっこう多くて 
で それがうまくいかされているかというと まるでそうではないし 
日本で製造するものは 人的な費用がどうしても高くなってしまうのだから 
量産的なものを目指すのではなく 工房的なモノづくりを目指す。 

愛着のわく良いものを長く使ってもらうモノづくりなわけで 
だからこその単価が成り立つ。 
これは 突き詰めれば オーダー対応がベストってことで 
デザイン性は大事ではあるけど 
デザインしたものを量産するんだってことにはなってこない 

ていうか デザインしたものを量産しようとした段階で 
よほどの特殊性のあるデザインでない限り 
独自性は失われてしまうわけで  
競合が出てくることを覚悟しないといけない。  

いかにロットとのバランスを取っていくかということで 
ほんとに 頼まれたものを 待ってもらい作っていくのが 
商売的にも 精神の安定にも一番 ってことだと思います 

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