伝統工芸 桐たんす と ともに歩む

伝統工芸桐たんす屋
桐たんす 相徳 四代目のページです。
伝統工芸関連の情報交換の場になればいいと思います。

国産家具修理再生ネットワークについて

2006-02-18 16:52:51 | 仕事のなかで
全家工連 全国家具工業連合会から電話をもらって
入って というお話で 入ることにしました。

話としては前からきいてましたし
まぁ はいることに異論はありません。

国産の家具の 高度な品質の持続性と 修理再生によって使用期間の長期化による新たな価値を創造のために全国ネットワーク化する
というわけですので たいへんにけっこうなことだと思います。

さて 家具の箱物の修理といえば
一般的に 兆番 三角パッチリ 引き手 というのがほとんど。

うちでも よその家具で 直らないかしらときかれることもあり
実際に直す場合もあります。

ここで最大の問題は 交換するわけですが
交換するものを特定できないこと
兆番で 問題を発生させるのは スライド兆番が多いわけですが
すごく種類が多い。
半かぶせ 全かぶせ 何度開きと 組み合わせでもういろいろ。

お客さんは とりあえず使えるようになればいいわよ と 言っていても
全かぶせだったものを 半かぶせに変えることはできません。
扉が真ん中によってしまう。逆もまた同様。

お客さんに どうなっていますかと 電話で聞いても 要領を得ません。
見に行くとか はずしてくるとかなると けっこうたいへんです。

同じことが パッチリでも 引き手でも言えます。
壊れた引き手を交換 であるならば 
同じものがいいわけですが 同じものがわからない。
実物を見ても難しい。

要は どこのなんという品物かがわかれば なんてことはないのです。
そこのメーカーが 該当する品物を送ってくれれば
取り付けはそんな難しいことではありません。

そこのネットワーク化が 進めば
国産の家具の信頼性はぐっと向上するし
近所は 直しに行ってあげられるようになります。  

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