伝統工芸 桐たんす と ともに歩む

伝統工芸桐たんす屋
桐たんす 相徳 四代目のページです。
伝統工芸関連の情報交換の場になればいいと思います。

談合 特に官製談合

2006-12-24 23:38:44 | 仕事のなかで
談合のなかでも 時に官製談合というのは
すごく おかしな話だとおもいます。

談合は 一般的には 譲り合いで 
みんなそれぞれうまい具合にいくようにしようということなわけですが
それは 顔ぶれがいつも似ている 今回譲っても あとで帳尻が合うとかでないたつわけですが

うちの業界のように めったに入札がない
今回譲ったら その分が 戻ってくるわけがない
親代々しのぎを削っているという状況では 談合などあろうはずもありません。

発注側が 明らかに特定のところに頼んだほうが
目指すものができるということであるならば
入札でなく 随意契約にすればいいことです。

随意契約でなく 入札で特定のところにしようということですから
明らかにそこには 多くの問題があるはずです。

そもそも思うに 
入札は どこに頼んでも同じ品質のものができるを前提としているわけですが
世の中ではそういうこともあるのでしょうが
伝統工芸系など 明らかに違うものになるわけで
違うものを 単に値段だけで比べようというのでは
いいものができるはずもありません。

発注側に 見るめがあるかどうかが実は大きな問題で
特定のところに頼めば 明らかによい品質のものができるのであれば
その理由を明らかにすれば そこに頼めるはずで
何も官製談合とかという話になりません。

ようは 発注側で よくもないものを高い金額を出そうという話なわけですから
明らかな 税金の無駄遣い そこのは裏の事情があるということなのだと思います。