峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

スパイ大作戦のフェルプス役

2010年03月19日 | 
 アメリカのテレビ映画「スパイ大作戦」(Mission:Impossible)の主役を演じていた俳優のピーター・グレーブス(Peter Graves)さんが3月14日、ロサンゼルスで亡くなった。新聞の訃報記事で知ったが、銀髪のジム・フェルプス役、スパイ組織IMFのリーダーだ。1971年には、このドラマ作品でゴールデン・グローブ賞も受賞している。

 日本で最初にテレビ放映されてから40年以上が経つ。たまたま今、リバイバルのシリーズでDVD化した作品の第1巻が発売中だ。創刊号だけが特価の790円。本屋さんで買い求め、“追悼観賞”をした。

 1926年3月18日生まれ、84歳の誕生日を迎える直前に心臓発作で他界した。DVD映画では、若かった。3本入っていて、一気に2時間半余り。たっぷりと渋い名演技を懐かしく振り返った。かつてテレビで「スパイ大作戦」を、しょっちゅう見たつもりでいた。しかし、今回の麻薬密売を阻止し業者を倒す「The Widow(未亡人は2度生まれる)」など3本は、ラッキーなことに私には初めて。

 日本での放映は3本とも1967年秋・暮れ(シーズン2の作品)と記されていた。その後もシーズン7まであり、1988~90年の続編も主役だった。テレビ向けでいずれも出演者の数は少ないが、仕掛けは毎回とても凝っている。字幕を見ずに耳に神経を注げば、英語の勉強にもなる。

 彼はビリー・ワイルダー監督の名作「第十七捕虜収容所」(1953年)にも出演していたという。「あっ、そうなのか」。思い出した。“ドイツ人スパイ”という役柄だ。それが縁になったか、同じスパイものの「スパイ大作戦」に抜擢され、人気の“はまり役”になったらしい。

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