峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

全勝街道

2013年01月21日 | 

 大相撲初場所の9日目(21日)、横綱日馬富士が関脇豪栄道をはたき込んで、ただ1人勝ちっ放しの9戦全勝。鋭い立ち合いで相手の顔をのけぞらす。あっけなく引き技が決まった。攻めたからこそだろう。危なげなかった。初横綱の先場所は、まさかの9勝6敗。横綱としては不満の残る星に終わり、横綱審議委員などから厳しい意見が相次いだ。

 悔しい思いは、誰よりも本人がきっと感じているはず。「一日一番」「全身全霊」を口癖として取ってきた相撲。序盤、白星を重ね、取りこぼしをしなかった。これで、もう完全に“先場所の悪夢”をクリアした。本来の動きに戻れば、怖くはないだろう。そして、全勝街道だ。星勘定でも先輩横綱のライバル白鵬に1差をつけ、単独トップを守っている。

 133㌔。幕内最軽量だが、土俵を見ていると、やや増えてきた感じもする。それでも、好調な重量力士には体格ハンディをものともしないスピードと気迫で、倒さねばならない。要警戒である。8日目は79㌔差のある臥牙丸を引き落としたが、10日目にはやはり難敵の巨漢・関脇把瑠都と対戦する。“一日一番の正念場”が、千秋楽まで続く。


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