池田市の五月山公園に大きな石でつくった「忠魂碑」がある。昭和3年(1928年)9月18日に完成・除幕式をしたそうだから、先の太平洋戦争や日中戦争(昭和12年)のはるか前である。国のために命を犠牲にした戦死者を祈念する碑で、日露戦争(明治36年=1903年)後に全国的に広く建立された。
同じような碑はほかでも見かけるが、この碑は大きい。「忠魂碑」と刻んだ碑石が9.4㌧。平べったい台石が13.1㌧。合わせて22.5㌧の重量がある。台石の下に高さ2㍍余りの基礎石垣が設けられ、全体の高さは約7㍍に達している。
巨大な石を数頭の牛を使った荷車で運び、山に設置するさいはコロを入れ、大勢の人の人力で斜面を引き上げた。その様子が写真にも残っていて、編纂中の「池田市史」にも収められるという。
今なら重機もあるので簡単だろうが、昭和初期のこと。苦労した作業がしのばれる。もっとも、最近はこうした碑にあまり関心が注がれない。それどころか、親の墓をつくらない人たちも増えてきたようだが…。
同じような碑はほかでも見かけるが、この碑は大きい。「忠魂碑」と刻んだ碑石が9.4㌧。平べったい台石が13.1㌧。合わせて22.5㌧の重量がある。台石の下に高さ2㍍余りの基礎石垣が設けられ、全体の高さは約7㍍に達している。
巨大な石を数頭の牛を使った荷車で運び、山に設置するさいはコロを入れ、大勢の人の人力で斜面を引き上げた。その様子が写真にも残っていて、編纂中の「池田市史」にも収められるという。
今なら重機もあるので簡単だろうが、昭和初期のこと。苦労した作業がしのばれる。もっとも、最近はこうした碑にあまり関心が注がれない。それどころか、親の墓をつくらない人たちも増えてきたようだが…。
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