![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/46/8bac622c0f7f37122598baf01de15434.jpg)
九州の花旅と前後しますが、久々の北アルプスだったのでアップします^^;
************
10月2日(火)
紅葉を求めて室堂行きを決めました。
当初は、白馬鑓温泉に行ったことがない夫のために、鑓温泉から白馬三山の縦走を計画していたのですが、
肝心の夫が風邪をひいてしまった為、断念せざるをえません。
高齢と体力不足その上、風邪気味のトリプルパンチでは到底ムリ、
代わりに時期を少し遅らせて、室堂なら紅葉と温泉を楽に楽しむ事ができるのではと考えた次第です。
ところが、風邪は長引きなかなか回復しません、でも
もう、行くっきゃないでしょ!!
室堂より先の日程についてはお天気と体調次第、厳しい剱岳は除外して次の三つの案を考えていました。
①雄山~真砂岳 ②大日岳~称名滝 ③五色ヶ原~黒部湖
このいずれかに行くつもりですが、無理はせず行ける所までの予定です。
扇沢の無料駐車場は、近い方は満車でしたが下の駐車場に停めることができました。
トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、さらにトロリーバスを乗り継いで室堂に向かいます。
黒部ダム ↓
黒部平より針ノ木方面 ↓
大観峰の紅葉は見頃を迎えていて綺麗です。ただ、五年前があまりに見事だったのでその時と比較すると微妙な印象…
期待が大きすぎたため、写真も数枚しか撮っていません。
やや赤系が少ないなか。。。でも十分に綺麗な状態です。⇣
室堂着
バスを降りるやいなや、明日の登山届を出さなくてはなりません。
登山届を提出するコーナーでは係の方が様々な情報を提供してくれます。
今朝は冷え込み、標高の高いところでは雪が積り稜線では風速も20m前後あったそうで、
明日も同じような予報とのこと。
私たちの見た目年齢を考慮したのか、係の方は安全な登山を勧めます。
はじめから剱岳は考えていませんが、仮に希望したら、きっと止められたに違いありませんね^^;
①雄山から大汝のプランも小屋閉めしているとのことで難しいようです。②の大日岳プランが一番安全のようですが、
五年前に最高の紅葉と間近の剱岳の雄姿を満喫しています。
できれば未踏の③五色ヶ原に行ってみたい気分です。
途中で引き返すことも考えて、
一応、五色ヶ原への登山届けを提出しました。
さすがに標高2450mの室堂の紅葉はややくすんだ色合いになっていました。
カメラマンの方に撮っていただきました。
立山玉殿の湧水を飲んで風邪を撃退して欲しいものです。
みくりが池を越えて…
今夜の宿泊先の雷鳥荘が見えてきました。↓
雷鳥荘は白濁の温泉と清潔なお部屋がすっかり気に入り、五年前に連泊しました。
今夜も楽しみです
枝の陰に身をひそめる雷鳥の姿を発見!!
前と同じように雷鳥荘の個室が取れました。
浴衣、替えシーツ、タオルまでついた山小屋とは思えないような快適なお部屋です。
まだ午後3時半ですが、夫は布団を敷いて明日に備えて睡眠
ひたすら寝てばかりの夫です。
一寝入りしたあと、
「風邪具合が悪いからお風呂はやめておくよ!」と言う夫に、
せっかく温泉に来たのにそれは勿体ないと無理やりお風呂に入ってもらいました。
この荒療治が良かったのか、少し気分が良くなった様子。食欲も出てきて、明日は大丈夫そう…かな。。。。
雷鳥沢のテン場も少しずつテントの数が増えていきます。
10月3日(水)
今朝は氷点下だったのでしょうか、薄氷が張っています。
室堂山荘の横を通り、まずは浄土山を目指します。
夫の体調を考えて、浄土山まで行って無理そうなら潔く引き返すつもりです。
お、笠ヶ岳が見えています。↓ そして、中央に見えるのはもしかして、五色ヶ原山荘??
ズームアップしてみました。
な~~んだ、近いじゃん!!これなら行けそう
小屋は見えている距離なのだから問題なしですね!!^^ と軽く考えていました~~
雄山が近いです。↓ 昨日は雪化粧をしていたとは思えないほど、穏やかな良いお天気に恵まれました。
浄土山手前の人工の壁??これは何だったかな…
剱岳がかっこいいです!
浄土山山頂からは富山湾を一望できます。
さて、ここから進むか戻るかは夫の体調次第、本調子には程遠いけど、お天気も上々だし、
何とか行けそうとのこと。ここで五色ヶ原山荘を目指すことに決定です。ホッ!!
左に槍ヶ岳、右に笠ヶ岳、中央は薬師岳でしょうか?笠ヶ岳の左にうっすら見えているのは御嶽山のようです。
あれれ、ずいぶん進んだ気がするけど、山荘はあまり近くなりませんね~
富山大学立山施設とのこと、立ち入りはできませんでした。
眼下には見事な紅葉、遠くは富山湾、このところぐずついた天気が続いていたのに、好天に恵まれ最高です。
なかなか見事な色づきです。
ほんとに、いつまでたっても小屋が近づきません。
体力温存のため龍王岳は巻き、鬼岳、獅子岳を越え、ザラ峠から五色ヶ原へと進みます。
9:35 すれ違った御一行さまは昨日は五色ヶ原山荘に宿泊し、5時半に出発してきたとのことです。
ここまで4時間ということは、この先も相当厳しいと覚悟しなければならないようです。
登らなかった龍王岳を振り返る。↓
レンズが汚れていることにも気づかず…
鬼岳東面(2649m)
黒部湖が見えています。
前方に獅子岳も見えてきました。 ↓
アップダウンが多く、見た目以上に疲れます。
鬼岳東面(2621m)さっきも鬼岳東面だったけどこちらも又「鬼岳東面」の標識があります。
う~~ん、どっちが本当の東面なのでしょうか??
鬼岳を後に。
獅子岳の中腹から歩いた道を振り返ります。左は龍王岳と手前が鬼岳、右は雄山かな ↓
針ノ木岳と黒部湖
遊覧船が見えます。
左手の龍王岳が立派ですね~~パスしたことが悔やまれます。↓
最後のピーク獅子岳に到着です。
手前の赤色はチングルマです。
獅子岳の下りはザレていてあるき辛いですね~
ザレて歩きづらい獅子岳の下り。
おぉ、この葉はクモマスミレですね~黄色に色づいて綺麗です。↓
ザラ峠に到着です。あとは山荘までひと登り!!
獅子岳の下りは写真だとあまり急に見えないけど、かなりの急勾配でした。
夫も遅れながら何とかザラ峠に到着、頑張りました!!
昨日はこの木道は雪に覆われていたそうです。↓
尾瀬と違って、この木道は滑り止め加工がされているので、雨の日でも案外歩きやすいかも…
でも、今日は晴れてよかった!!
ペースは普段の2割増しぐらいかな…かなりスローですが、何とか小屋が近くなりました。
午後1時に五色ヶ原山荘に到着です。室堂から実に6時間30分もかかりました。
小屋のスタッフの方から、こんな良いお天気は、今シーズン数えるほどしかなく、
その中でも今日が最高とのこと。私たち運がいいです^^
三日後の10月6日は小屋閉めとか…
スタッフの方は窓を覆ったり、片付けをしたりと大忙しの様子、
この日は登山客も少ないので、6畳の部屋を二人で使うことができました。
大きなタンクに満杯に溜めていた水も抜かかれていきます。
夕食の後は、刻々と変わる夕焼け空を楽しみました。
明日は黒部湖方面に一気に1000m下って行きます。
途中の紅葉が楽しみです。
最終日に続きます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます