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昨年4月は残雪が多く、大佐渡縦走は諦めざるを得ませんでした。
あれから一年、雪辱を果たすべく再び佐渡に渡る計画をたてました。
一週間前にドンデン山荘に問い合わせたところ、今年は残雪も少ないので縦走は問題なし!とのお返事をいただきすっかりその気になっていたのですが、予定日の数日前に季節はずれの寒波が襲来、佐渡の平地でも積雪10cm、金北山ではなんと70cmもの新雪が積もったとのことでした。
問題は金北山への縦走ではなく下山道、ほとんどの方は白雲台に下山されるとのこと。
横山、姫ケ沢ルートは道が分かりづらい箇所があるので慎重に行動するようにとのアドバイスを受けました。
今年も何だか微妙な展開となってきましたが、ま、行けば何とかなるでしょう!
まず、初日はアオネバ登山口からドンデン山荘までのんびり花観登山です。
【佐渡一日目】4月30日
新潟西港6:00-----両津港08:30/08:55-----アオネバ登山口09:15/20-----落合10:00-----アオネバ十字路11:20-----ドンデン池12:45/13:00-----尻立山13:20----ドンデン山荘13:35
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前日4月29日はカタクリで有名な坂戸山に登り、新潟市内のビジネスホテルに宿泊し、朝一番(06:00)のカーフェリーで佐渡に向かいました。約2時間30分の船旅です。
佐渡の両津港が近くなるとフェリーの船上から雪を被った金北山が見えてきました。
雲ひとつない真っ青な空、今日も暑くなりそうです!!
明日はあの頂に立つ予定です!!
両津港からはドンデンライナーを予約していますが、これだけの晴天です。アオネバはやめて、金剛山経由でドンデン山荘へ向かうのもいいなと頭をよぎりました。
白瀬~金剛山までは昨年登っているのでだいたい予測はつきます。
しかし、縦走路の雪の状態が気がかりで、結局予定通りドンデンライナーに乗ることにしました。
約20分でアオネバ登山口到着
ガイドさんの巧みなジョークに大笑いしているとアッという間に到着、登山口の少し手前で降ろされます。
オドリコソウ
バスを降りたその場所にキレイなオドリコソウが咲いていました。
ピンクのオドリコソウはよく見かけますがクリーム色は上高地で見かけて以来二度目です。
普通のタネツケバナかと思いましたが、ここは佐渡です。
もしかしたら初対面の花かもしれないということで、とりあえず撮ってみました。
やはりタネツケバナなのでしょうか?
いずれにしろ、アブラナ科の花は特に苦手です(^^ゞ
ニシキゴロモ
シラネアオイ
グラデーション入りのシラネアオイ
見事な大株がちょうど見ごろを迎えています!
登山道を飾るシラネアオイ、いたるところで咲き乱れています。
日本固有の一属一科一種の気品ある紫、昨年も大いに感激しましたが、何度見てもしっとりと落ち着いた気品溢れる花です!!
エンレイソウ
ニリンソウ咲く登山道
オオミスミソウ(ユキワリソウ)
少し盛りは過ぎているようですがオオミスミソウの可憐な花がボチボチ見え始めました。
カタクリとエゾエンゴサク
ナニワズ
アオネバ十字路
アオネバ十字路を右に曲がりドンデン高原へと向かいます。
ここで一本と考えましたが強い日差しと虫の多さに閉口です。
日影を探しますが適当な場所が見つかりません。
仕方がないので先へ進むことにしました。所々に残雪が残る道、平坦な登山道沿いにもカタクリが雑草のように咲いています。
林床にカタクリ、そしてブルーや白のキクザキイチゲ、オオミスミソウなど色鮮やかな花々が咲き乱れ、何度も何度もブレーキがかかってしまいます。
残雪もまだたっぷりです。
キクザキイチゲ
ブルーのキクザキイチゲは一層華やかです。
カタクリ
佐渡のカタクリの葉には斑がないのですっきりしていますね!
大佐渡縦貫線に突き当たり、道を左に取りドンデン池方面に向かうとここはまさに花々の楽園。
カタクリももちろんのこと、新鮮で色鮮やかなオオミスミソウが道沿いに咲いていて興奮してしまいました。
オオミスミソウ(ユキワリソウ)
美しいユキワリソウに癒さます。
佐渡のユキワリソウは本当に美し過ぎです!!
(佐渡ではオオミスミソウのことをユキワリソウと呼ぶそうです。)
スミレサイシン
エゾエンゴサク
ボリュームたっぷりのエゾエンゴサクには、ブルーから赤味がかった紫まで様々、
とても彩り豊かです。
ドンデン池と避難小屋
キャンプ地に指定されているようです。
この季節は牛が放牧されているそうですが、この日は一頭も見かけませんでした。
尻立山
昨年は、急な天候の変化で最短ルートでドンデン山荘に入りました。
雨が上がったのを見計らって山荘からこの尻立山までピストンしましたが強風で立つのがやっと、危うく飛ばされそうでした。
もちろん、景色など全く拝むことができるはずもなく即、退散でした。
これほど大きな金北山を望むことができる山頂だったのですね~
アラゲヒョウタンボク
ドンデン高原では、たくさん見ることができます。
アマナ
お天気が良いので、アマナちゃんも全開です(^-^)v
広い高原を埋め尽くすアマナには圧倒されます。
ドンデン山荘
ゆっくり歩いても午後一時半過ぎには山荘に着いてしまいました。
とりあえず、チェックイン、この日は満室で私たちはプラネタリウムの広い部屋をたった二人で使用することになりました。(ドンデン山荘では相部屋はしないことになっているようです。)混雑時の北アルプスの山小屋なら50人は入れそうなひろ~い部屋です。
日当たり景色とも抜群、広すぎて何だか申し訳ないような落ち着かないような妙な気分でしたが、徐々に慣れてくると最高の部屋に思えてきました。
写真に写っている六角形の部屋ぜ~~んぶですよ!!
日頃の生活ぶりがにじみ出て、片隅の一角だけを使わせていただきました(^^ゞ
部屋からは明日登る予定の金北山もよく見えます。
金北山までは縦走できても、はたして横山方面へ下山ができるでしょうか?
二日目に続きます。
フジスミレのお届けありがとうございました。
スミレ花名をあいうえお順にしましたので、少しは見やすくなったかと思います。
昨年の雪辱を果たし、縦走できてよかったですね。
それにしても、シラネアオイいたるところでとはうらやましい限りです。
植物園と我が家の花壇では見ますが、自生はまだ見たことがありません。
すべての花の花期が少し遅いのですね。
佐渡に渡る前々日に積雪の状況を知り今年も無理かもしれないと思っていましたが、無事に縦走できてよかったです。というのも自衛隊の管理下にある舗装道路に下れば何ら危険はないのですが、できればお花の多い反対方向にと考えていたものですから…
佐渡のシラネアオイは本当に見事です。
雪解け後、美しい花を咲かせる姿はとても健気で愛おしさを覚えます。
シラネアオイもカタクリも、葉が柔らかな色ですね。
雪融け直後に咲くからなのでしょうか。
オオミスミソウは、愛好家がたくさんいて
園芸種のような派手なお花もあるんですが
やはり、自然の中で見たいです。
お天気でよかったこと・・・
神子岩まで前後して一緒に歩いておりました夫婦です。花の名前を検索していてこちらへ辿り着きました。お写真ほんとうに素晴らしく綺麗ですねー!
神子岩で地図を確認せずに私達は右手へ進路をとってしまい沢口登山口へ下山してしまいました。お二人は予定通り横山登山口へ下山されたのでしょうか。
コメント欄を見ますと私達の山友のビスタ~リさんのコメント欄で拝見するお名前が多くてびっくりしました。
佐渡は花好きにはたまらない場所です!!
少し遠いですが、それだけの価値は十分ありますよ~~
園芸種のミスミソウもきれいですが、自生のミスミソウを見るとやはり感動しますね。
花の種類はそれほど多くないようですが、群生する光景は圧巻です。
はなねこさんも是非お出かけくださいね(^_^)/~
ようこそおいでくださいました(*´▽`*)
あの時の方がMrs.Kさんでしたか~
お名前は以前から存じておりました。
ビスタ~リさんの山友だったとは、奇遇ですね!!ビスタ~リさんについては、たけさんの掲示板でもちょくちょくお見かけしているし、サイトへも時々お邪魔していますよ!!読み逃げですが…(^^ゞ
>お二人は予定通り横山登山口へ下山されたのでしょうか。
ええ、何とか三時前に横山登山口に着きました。
Kさんご夫婦は下の分岐を右に取り姫ケ沢へと下りたのかと思っていましたが、追分経由だったのですね~
そちらのコースも気になりますね!
レポが楽しみです。