嫁が「ポトフー]でも作れという
ポトフーなどひとりで作ったことが無い(汗)
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最近は嫁からの要求も
ポトフーとかシチュウとか「面倒そうな料理」が多くなった
主夫初心者には
この手の洋風な料理は敷居が高く 名を聞くだけで尻込みしてしまう
が
「料理の四面体」玉村豊男著によると
そもそもポトフーとは硬い肉の塊を水から茹で
スープを取った後の肉(スカスカ状態)に玉ねぎにんじんなどの野菜を加え
さらに煮込んだ仏の家庭料理とのこと
煮込んで煮込みスープに滋味をはき出した末の肉からはもう肉の味はしない
これを塩コショウとからしで食べる
また
高級海鮮料理ブイヤベースの起源は
漁師が売り物にならない雑魚や売れ残りの魚を
家に持ち帰り 嫁さんがその魚を
サフランとニンニクで煮込み
(おそらく 「こんなに売れ残って!」なんてぶつぶつ言いながら)
これまた 食べ残しの硬くなったパンを火に焙って
辛子で食べる 「雑魚のごった煮」とのこと
南仏マルセイユ地方の素朴な家庭料理である
さらに
「ここに住みたい」堀内誠一著によると
今はおしゃれな「クレープ」
(俺はめったに食べることは無いが チョコやクリームが美味しそうだ)
この起源は
気候に恵まれず ブドウや小麦が育たない北仏「ブルゴーニュ」地方で
唯一収穫できた「そば」を水で溶き焼いたもの
昔のフランスでは「貧乏」の代名詞だったとのこと
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なるほど
どうも今日 日本で定着している洋風な料理の起源は
「グルメ」とか「高級」などとは縁遠い
庶民に根付いた家庭の料理のように感じる
本を読んでいると
貧しい土地から採った野菜 めったに食べることが出来ない肉
それらを「食べつくす」ために懸命な人々
そんな姿が目に浮かぶようです
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そう考えると ちょっと洋風料理が身近なものに思えてきます
まあ 肩の力を抜いて頑張ってみましょう
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画像は俺の大切な本
「ここに住みたい」「料理の四面体」
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