気ままぶらぶら

世間の片隅に住む、おじーさんのブログです。 嫁とのバトル、絵手紙紹介、ランチの紹介などジャンルは無節操。

ポトフーって(汗)

2011年12月16日 | はがき絵

2011121613

嫁が「ポトフー]でも作れという

ポトフーなどひとりで作ったことが無い(汗)

最近は嫁からの要求も

ポトフーとかシチュウとか「面倒そうな料理」が多くなった

主夫初心者には

この手の洋風な料理は敷居が高く 名を聞くだけで尻込みしてしまう

「料理の四面体」玉村豊男著によると

そもそもポトフーとは硬い肉の塊を水から茹で 

スープを取った後の肉(スカスカ状態)に玉ねぎにんじんなどの野菜を加え

さらに煮込んだ仏の家庭料理とのこと

煮込んで煮込みスープに滋味をはき出した末の肉からはもう肉の味はしない

これを塩コショウとからしで食べる

また

高級海鮮料理ブイヤベースの起源は

漁師が売り物にならない雑魚や売れ残りの魚を

家に持ち帰り 嫁さんがその魚を

サフランとニンニクで煮込み 

(おそらく 「こんなに売れ残って!」なんてぶつぶつ言いながら)

これまた 食べ残しの硬くなったパンを火に焙って

辛子で食べる 「雑魚のごった煮」とのこと

南仏マルセイユ地方の素朴な家庭料理である

さらに

「ここに住みたい」堀内誠一著によると

今はおしゃれな「クレープ」

(俺はめったに食べることは無いが チョコやクリームが美味しそうだ)

この起源は

気候に恵まれず ブドウや小麦が育たない北仏「ブルゴーニュ」地方で

唯一収穫できた「そば」を水で溶き焼いたもの

昔のフランスでは「貧乏」の代名詞だったとのこと

なるほど

どうも今日 日本で定着している洋風な料理の起源は

「グルメ」とか「高級」などとは縁遠い

庶民に根付いた家庭の料理のように感じる

本を読んでいると

貧しい土地から採った野菜 めったに食べることが出来ない肉

それらを「食べつくす」ために懸命な人々

そんな姿が目に浮かぶようです

そう考えると ちょっと洋風料理が身近なものに思えてきます

まあ 肩の力を抜いて頑張ってみましょう

画像は俺の大切な本

「ここに住みたい」「料理の四面体」