時折り仄かな陽のぬくもりが頬を照らし春の近さを思わせる。
ターミナルの雑踏を歩く。
日常の情景となっているが為、行き交う人の顔をイチイチ眺める習慣はあまりない。
だが、そんな自然の光景の中に不自然さがあるとそれは目を惹く。
最近は、マスク着用を日常のこととするようになった若者たちも目立ってきた。
向こうから、マスクをした女性が歩いてきた。
目を惹いた。
明らかにおかしい。
不自然だった。
ヘアースタイルはばっちり、高価そうな服装もビシっと決まっている。
だが、両目を結んだラインとマスクのラインが平行になっていない。マスクが異様に曲がり、その角度からして各々のラインの片側は永久に結ばれることはないだろう。
マスクを取ればきっとステキなマスクなのだろうが、それで評価を落とした。
「人の振り見て我が振り直せ」、僕は不安になった。
10mくらい行ったところのビルのガラス面に、自分の姿を映した。
あっ……、、、、、、……。少しそこに立ち止まり、直した。
ターミナルの雑踏を歩く。
日常の情景となっているが為、行き交う人の顔をイチイチ眺める習慣はあまりない。
だが、そんな自然の光景の中に不自然さがあるとそれは目を惹く。
最近は、マスク着用を日常のこととするようになった若者たちも目立ってきた。
向こうから、マスクをした女性が歩いてきた。
目を惹いた。
明らかにおかしい。
不自然だった。
ヘアースタイルはばっちり、高価そうな服装もビシっと決まっている。
だが、両目を結んだラインとマスクのラインが平行になっていない。マスクが異様に曲がり、その角度からして各々のラインの片側は永久に結ばれることはないだろう。
マスクを取ればきっとステキなマスクなのだろうが、それで評価を落とした。
「人の振り見て我が振り直せ」、僕は不安になった。
10mくらい行ったところのビルのガラス面に、自分の姿を映した。
あっ……、、、、、、……。少しそこに立ち止まり、直した。