ぐーちゃんgoo日記

ぐーちゃんgoo(倶輔丼)の独り言、つぶやき。

R3.9.20(祝)まるい

2021-09-20 12:49:16 | Weblog

丸井・マルイというと、今では知っている人の方が少ないのではないか。

昔は誰でも知っていた。僕の印象では、当時月賦という概念を初めて取り入れたのが丸井だった。

ここの歴史は古い。インターネットで簡単に調べれば一発で分かる。

初めは、当時名の通っていた丸井太郎が社長さんかと思っていた(笑)

1977年に池袋西口のマルイが開店した。そして今年2021年の夏、池袋丸井・マルイが閉店した。

実は、その半年ほど前久しぶりにマルイに行った。店内にGAPがあるのをこの時初めて知って二点ほど買った。そこで店員さんからマルイ閉店の話を聞いた。

 

1962~1963年ころ父がテレビと冷蔵庫を買ってきた。

貧乏だったから、へー、うちにこんな高価なものを買う余裕があったんだと、言わなかったけど内心そう思った。

実は後にわかったのだが丸井西新宿店で買ったということ。この時丸井・月賦という存在を初めて知ったのだった。

 

父は1963年に池袋西口の立教通りに面したところに会社を創業した。

池袋駅を降りて西口に出ると大きな通りが正面にある。そこを少し歩いて行くと大きな十字路にやってくる。その一角は建物など何もない空き地があって、その中にバッティングセンターがあった。後にそこに池袋の丸井が建った。

ある日、会社に行く用があってそのバッティングセンターの傍を通りがかった。その時その脇の小さな空き地に、50センチほどの茶色い小さな物体が目に入って何となく気になった。その時代は、街の美観などになかなかお金を掛けられない。おそらく至る所に廃棄された粗大ごみの一つだろうと思った。どうして気になったのか、それはそこに名状しがたい異様さを感じ取ったからだった。

無視することよりも好奇心が勝った。そっと近づいてみた。すると物体の中で何かうごめく小さな虫の群を見つけた。すぐに何かを悟ると目を背け後ずさりしそこを小走りで跡にした。

こんなエピソードのある空き地に、のちにマルイが建ちあがったのだった。

おそらくこのぞーっとするエピソードを知る人は、当時の役所の担当者と僕くらいだろう。

 

あ、今日は敬老の日だ。ヤバいね。こんな日記を書く人は間違いなく敬老の人だろうな(笑)^^

 

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R3.9.4(土)ベランダの雀と……。

2021-09-04 15:43:50 | Weblog

いつの頃からか我が家のベランダに雀がやってくるようになった。初めはちょっと小休止し、またどこかに飛んで行った。そんな様子を微笑ましく眺めていた。癒されるものの少なくなった今日この頃、ほのぼのした気分をもたらしてくれた。それからは毎朝ベランダを見るようになった。

でも来るのはアットランダム、期待しているとフラれることも少なくなくその時はどこか空虚感が漂う。

そこで思い立ったのは、仏壇に供えてあったご飯粒を下げて少しだけ置いておくことにした。

すると効果はてき面、雀がすぐやってきて忙しそうにそれをつっつき始めた。うひょっ……。

最初は一羽だけだった。それが数日すると仲間を二羽連れてやってきた。やがて五~六羽が来るようになった。

しかしここはマンションの一室。あまり派手にやるとどこに     あるかわからない。

だからあまり目立つといろいろと苦情が出ても困る。

 

ベランダに鉢植えがいくつか置いてある。その中にくちなしの花の植木がある。初夏の辺りになると花を咲かせ良い香りが漂ってくるのが毎年の密かな楽しみとなっている。

今年も順調に育っていた。その植木の周りに黒い粒々が散乱し始める。この良い香りにつられてやってくるのか青虫がくちなしの葉を食べ始めている。やがて葉っぱは食べつくされ禿はげになる。

何年か前もそうだった。葉っぱを食べていた青虫が見事に成虫になり蝶々に姿を変えたのだ。

朝起きて何気に葉っぱの少なくなったくちなしを見ていた。そのときその残った葉っぱに羽を畳んでいるアゲハのようなそうでないような蝶が視界に入った。あれは衝撃だった。この瞬間はよく覚えている。これからここを飛び立ち精一杯生きて短い命を終えるのだろう。一応写真を撮ったが。

そんなわけでそれを期待して優しく見守っていた。

ところが、恐ろしいことが起こった。

可愛い雀がその青虫を見つけ咥えてどこかにいってしまった。何匹かいた青虫はそれで全滅。お陰でくちなしの花の葉っぱはまた青々と育ってきている。

 

弱肉強食そしてこの世の無常さ、これを同時に見た思いだった。

コメント (4)
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