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TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

偏差値40台から4ヶ月で60弱への道

2008-11-29 | 駆け込み受験・中学受験
塾で月例で受けているテストがあります。入塾してすぐに受けた6月は40台で、その少し後に受けた首都圏模試の偏差値60弱より大幅に悪くて、意味を測りかねていました。範囲があるテストだから、勉強していないところを突かれて手が出なかったようです。
4科で40台といっても、国語で稼いで、30台の2科目とあわせての成績でした。通信添削を続けてきた知の翼では受験に対応していなかったことが明らかで、唯一、公立中高一貫向けの作文対策ともした国語だけが通用したようです。(漢字は相変わらず苦手ですけど。)

■毎月這うようにアップして、なんだけいけそうな気がする
そこから、毎月、這うように3か4のアップを4ヶ月続けて10月の結果は4科で60弱と他の模試の成績に追いついてきました。母集団も小さくレベルもよく分からないテストですが、続けて受けた結果、最初は無かった実力がやっとついてきたことが実感できました。

ナタクンにはこの調子で、毎月偏差値4アップで2月まで続けてプラス12してくれるよう励ましましました。実際はテストが終わってしまうので、数字としては拝めませんが、実力はそのまま伸ばして、今チャレンジと思っているラインを軽々と超えてくれればと期待しています。

世間では、まさかの逆転なんてめったにないとか、やった人が騒いで目立つだけとかいいますが、ぎりぎりまで実力を伸ばせられれば、順当な追い上げの逆転勝ちもなんだかいけそうな気がするわけです。あると思います。

■中難度の問題には到達したけど....本番をにらんで
特に算数で、ありがちな問題は解けるようになったので、やさしめの問題がでる学校には対応できそうです。その一方で、難問攻略が求められる学校の対応は厳しいのも確かです。

また、公立中高一貫も目指しているので、ずっと養成を続けてきた記述力を仕上げ、記述がでる私立の試験でも書けるような対策を塾にお願いしています。

問題傾向と算数の難度とかを考えると、相性がよさそうな学校が浮かんでくるわけですが、果たしてナタクンはその優先度をどの程度つけてくれるか?
得意な方向とやる気のスイッチがあえば、2段目のロケットに点火して一層伸びてくれるんじゃないかと期待しているわけですが、ここしばらくは見守ることにします。

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気になる東大合格者数の動き - 攻玉社いいかも

2008-11-27 | 駆け込み受験・中学受験
いつも参考にさせていただき、リクエストをして分析レポートを作っていただいてさえいる、サイト「中学以上大学未満」の「東大の合格者数予想の試み(攻玉社)」を見て、大いに心が動いてしまいました。縁遠いと思って気にしないはずだった、東大合格者数がやはり気になります。そして、これから東大合格者が伸びて、進学校として人気が定着しそうな学校かどうか見えてくると、どうしてもそんな伸びている学校が気になってしまいます。

東大合格者数の伸びが学校の人気を左右する意義

その学校の進学実績を測るのに東京大学合格者数はとても分かりやすい指標です。そして、東大合格者数が安定して伸びそうな学校は、進学校としての人気が定着するだろうと予想できます。

企業業績とか株価の予測は困難ですが、入った生徒の層から大学の成績が予測可能な進学実績において、その伸びや入り口に対する成果の度合いは、学校選びの指標として大いに気にするべきものと考えています。東大にわが子が進めるかはさておき、早慶クラス、理科大上智クラスへ進める力とあわせて、伸ばしてくれる学校に期待をしてしまうわけです。

そういう価値観からすると、攻玉社は期待が持てそうです。

実は、大学のサークルの仲間で、攻玉社出身、芝出身がそれぞれいました。サッカー部のミーティングを東京プリンスホテルロビーでやって怒られたなんていう逸話を聞き、都会の学校はいいなと思い、年配から若手まで多くの卒業生を持つ、芝の伝統の厚みも魅力があります。
一方で、攻玉社は、そのサークルの先輩が「軍神」廣瀬中佐と「杉野はいずこ」という唱歌を聴いてびびったという鮮烈な経験が記憶に残っていました。

校庭が狭いのがネックでしたが、「渋渋比で、ウン倍はある」と最近価値観が変わりここもいいなと気になっています。ただ、過去問題をみると、理科、社会でけっこう特長があるので、配点が低いとはいえ対策をしっかりやって間に合わせられるかがちと気になるところです。

さてどうなることでしょう?
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基本が大事:計算練習をサボった報いと決意

2008-11-26 | 駆け込み受験・中学受験
ここ数回、模擬試験で苦戦してます。
理由はおそらく単純で中だるみして、特に計算とかの基礎練習をさぼり気味なのが利いているのと、四谷合不合で対策というか勉強していない範囲の問題に対応できないのでしょう。

特に算数は鉛筆を動かして書く練習を続けていないと、がりがり書いて答えに到達する力が弱まります。この反復基礎練習をしっかり積み重ねて、基本的なところでは点を落とさない、実力をつけてもらうつもりです。

ナタクンは経験不足というか問題を解く量が足りてないので開放パタンを蓄積した記憶から手繰り寄せて引っ張り出す力が私から見てもの足りません。そこを引っ張りあげようという気持ちが強かったのですが、これからは基礎からか固めて自力をつけていく方向に集中するつもりです。

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第一志望校、今度は息子本人が考え中へ

2008-11-24 | 駆け込み受験・中学受験
ナタクンの希望を丸呑みすることにしたわけですが、今度はナタクン本人が第一志望を考え直し始めました。「友達も行く」と「雰囲気がいい」どっちか?ある程度対策ができていて合格がイメージできるところと、全く対策しておらず、算数の難度が高くて厳しいのどっちか?とかいう要素間で揺れています。複雑なことが考えられるようになったものだと親としては成長を感じるところです。

両方受けるにすると、対策が分散するからそれはよくないということは同意してくれており、1日と2日のどっちかは安全校に近い実力相応校となりそうで、ここはいい傾向です。

どうしても行きたい憧れがあれば、そこを一途にとなるわけですが、ちょっと引いて中学受験を見てきた時間が長かったのでそこまでは入り込めないというところでしょう。

とりあえず、実力相応校は絶対受けるし、歯が立たないわけでもないからそこから過去問題をやって仕上げていこうかと話しています。基礎を積み重ねて確実にしておきたいところです。漢字と計算は毎日しっかりやろうねと改めて感じています。

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反省:子供の第一志望は丸呑みすべし

2008-11-23 | 駆け込み受験・中学受験
2月1日まで70日を切ろうとする時期に来て、ナタクンのやる気が落ち気味です。息子の第一志望校に賛同できず話し合いを続けて、考えがぐらつくと一緒にやる気もそいでしまったようで、やっぱり第一志望は丸呑みしてあげないとダメだったと反省しています。

親としては、問題傾向の相性、入ってからの環境とかで不安と不満もあるのですが、そこは行きたい気持ちを優先して応援してあげようと切り替えることにしました。

いろいろ計算しても分かりましたが、午後受験を1回つかうと、2月1日から6日まで7回もチャンスがあるのだから、1回やりたいチャレンジに充ててそれで受かればよしという場を作らせてあげて、後の6回で親がリスク対策と進路のバックアップをして、ダブル出願をシナリオに組み込むとかしてあげればいいのだなと思い直しました。その第一志望対策に労力を割くことでいろいろ大変なところも出てきますが、本人がやりたいようにやらせてあげた方がよさそうです。

第一志望を呑んだ分、併願校には親の希望を入れてもらい、2月1日午後受験の当日発表を見てプランの練り直しができるように複数出願しておくことにもして、第一志望合格という目標に向かって応援していくつもりです。第一志望候補4校のうち、偏差値はともかく、行かせたい度合いでは複雑な想いがありますが....ここはひとつ一番いい学校だと信じることにします。というか、いい学校です。人気が高い理由も分かってきました。

さて、その気持ちの切り替えに、ちょっとおいしいものでも食べに行こうかと思います。

がんばれナタクン。応援しているから。

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偏差値低下と合格確率のシミュレーション - 偏差値変動の意味

2008-11-22 | 駆け込み受験・中学受験

偏差値が落ちたり上がったりは世の常です。これを乗り切るのにメンタル面でのケアは不可欠でしょうが、併願パタンの見直しが要るのか?要らないのか?データとして欲しくなり、偏差値の判定パーセントが合格確率になると仮定した場合の、合格期待値変動をシミュレーションしてみました。

想定実力AとBは同じ併願校としています。相対的な実力(ここでは偏差値)がAからBに下がった時合格確率が減っていくわけですが、その影響を合不合の80%、50%、20%の判定から試算してみたのがこの表です。実力Aを保てていれば、比較的強気な受験である逆L字で受けてもけっこう高い確率でひとつは合格が取れそうだと分かります。

一方Bに下がったと想定すると、2日夜には4割程度の確率でまだ合格が取れていないという状況を迎えそうなことも見えてきます。そこで、2日の受験校を2校出願しておりて、15%の学校から65%の学校に切り替えると、85%と結構よい合格確率が期待できることが分かります。

1校の組み換えでかなり変わるので、よくお子さんと話して納得するようなら、ダブル出願で切り替えを最初から想定しておく手もあるなと実感できました。また、2日夜に合格ゼロだったとしても3日以降にけっこう高い比率で合格の期待値があることも分かります。困難な状況でもめげずにがんばろう、やり遂げようと、事前から想定し励ましておくと、いいかもしれません。なお、この表データをGoogle Spreadsheetっでみなさんも閲覧し、Excelデータとしてエキスポートできるようにしてみました。 http://spreadsheets.google.com/ccc?key=pgwHQl3mR8YQAQB9o_gwwYg

 よかったら、閲覧もしくは、ダウンロードして手元のExcelで再加工して見るとかされると数字が腑に落ちてくると思います。

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志望校対策は、実力相応校での基礎固めから

2008-11-21 | 駆け込み受験・中学受験
第一志望をどうするか息子との相談が続く我が家なのですが、基礎固めを狙って、年内の過去問題対策は、あこがれの学校ではなく、実力相応の本命校に集中するつもりです。

どうしても受かりたい絶対的な志望先が無い中、志望校を無理に決めてそこに特化した応用問題対策をはじめにくいし、そもそも、まだ実力が足りないと感じています。だったら、学力の基礎固めになる学校の問題をしっかりこなして実力を積み上げたほうが安心できるし、後からの応用もやりやすいと考えました。本当に行きたい学校に受かるためにも、基礎固めは必要不可欠と思うからです。

また、いわゆる「滑り止め」を期待する併願校選びで、過去問題の「質(=実力が身につく良問かどうか)」が高い学校を選ぶようにすると、より一層基礎がために役立ちそうです。行きたい学校を受けるのが本筋ですが、過去問題演習自体が、受験前の貴重な勉強なので、実力が身につくような良問を出題している学校を受験するようにすれば、特定校の受験対策をしつつ、実力向上を期待できます。

併願校を増やすと、過去問題対策の時間(=コスト)が惜しいと以前書いていましたが、「中学入学試験問題集 算数編 2009年度受験用」(みくに出版)を問題集に使っていくのだと発想を変えると有効な時間にできる気がしてきました。

さて結果としてうまくいくかが楽しみです。

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チャレンジの価値と危険を知る:併願パタンのリスク分析

2008-11-20 | 駆け込み受験・中学受験
併願校を決めるにあたり、チャレンジ校、適正校、安全校をどう配置していくかで悩んでいます。
80%偏差値に届く意味を合格確率とみなして、合格率80%、不合格率20%と考えることにして、併願パタン別にどこかに合格がとれる確率を考えてみました。

なお、実際の偏差値の意味は一人の生徒の合格可能性とは違いますし、メンタル面で切れずにがんばれるとは限りません。そこで早めに合格が確保できるかどうかも載せています。


まずは、午前受験を5日まで続けたらというシミュレーションです。
合格確率20%はある学校を5 日続けて受験すると、5校全滅となる確率は0.8 x 0.8 x 0.8 x 0.8 x 0.8 = 0.328 で約30%となります。なんとなく20% x 5 で100%となり1校は確実に合格しそうな気がしてしまうかもしれませんが、 実際はけっこう全滅の確率が計算上あります。

まして、不合格が続くと心理的、肉体的影響もでてきます。
私としては、2日夜までに合格をひとつ取らせてあげたいとことです。チャレンジ2回では36%しか合格が取れる確率がありませんが、チャレンジ1回安全校1回で計算上84%というまずまずの、合格確率となります。

そこに午後受験を組み合わせるとよりチャンスが増えます。

合格確率20%、不合格率80%のチャレンジ2校の間に、安全校を挟むと、合格確率87%とかなり高い確率で合格を確保できる計算になることがわかります。

ここで注意したいのは、取りこぼさないようにという意識ではなくて、合格機会を増やすチャレンジのひとつだという意識だと思います。
受験するからには落ちる可能性が生じます。それを受けなければ合格確率ゼロだったのが増やせるのだというプラス思考の意識でチャンスを増やせば、もし失敗してもダメージを減らせると思うわけです。

上のAパタンより午後受験を「足した」Bパタンの方が2日夜に合格がとれている確率があがっていることが分かると思います。

1日午前や3日などの第一志望に一発必中で合格して欲しいのが願いですが、いくつかある受験機会を生かし、ひるまずにチャレンジできればと思います。

(ドーハでの勝利を眺めながら)

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学園祭 - 武蔵工大/東京都市大付属中学・高校 - 工学系の園

2008-11-17 | 駆け込み受験・中学受験
少し前になりますが、来年、東京都市大付属と名前が変わる、武蔵工大付属中学・高校の文化祭の感想です。

入試相談で、「理系だけじゃないです」と釘を刺されましたがやっぱり、工学系の園、という印象を持ちました。私の曽祖父から父まで3代続いた工学・機械系の血は私までだけど、息子には私に始まる情報システム系の血は続いていると実感できる文化祭でした。

まず目についたのがリニアモーターカーの実験、私がナタクンに大江戸線がリニアモーターを採用する利点は何?と聞くと、反応が鈍く、ナタクンはナタクンで私じゃないのだなと実感。「モーターを床下に配置しなくていいから、トンネルの断面積が小さくできるでしょ。これがコスト削減に大きく利く。あと、車両が直接引っ張られていくので、車輪の空転を心配しなくていいから、大きな傾斜を登ったり降りたりができる。東京の地下鉄の実質最後を縫うように上下して走る大江戸線にはとても有効なんだよ。」と、最初から私はテンションが上がりました。

自動車部には、旋盤があってすごい、エンジンの迫力あるというのも私。
数学研究会でのインド式数学でも9並びの数の計算法で、「1借りてきて切りをよくして計算して後から返すんだよ。」と自分が息子に説明できてうれしかったです。(いいのか俺)
鉄道研究会は、もちろん私が解説し、クイズで「路面電車の定義は難しいけど、専用軌道だけの世田谷線を路面電車と呼ぶのはどうよ!!かつての新玉川線は全線地下だったけど地下鉄じゃなかったように....」といろいろな言葉があふれるのを飲み込むほど楽しめました。

歴史系の展示もあったと思いますが、やはり印象派理系に偏ります。

ナタクンの感想は、「悪くないけど、僕とは違う世界かも....。」かくして、都市大付属は有力な選択枝のまま残りそうです。
ただ救いは、マルチメディア研究会でのWebアプリケーション展示での反応です。単なるCGI/Perl掲示板なんですが、Firefoxで展示されているのを触るナタクンに「Ctrl + Uでソースを表示、それでメニューから表示(V)を選んで、から長い行を折り返して...」と指示すると、的確に操作してくれました。「Postって書いてあるでしょ、そうやって入力した情報が、インターネットの先のコンピューターに送られるんだよ」と説明すると、なんかすごくて面白かったようです。

私はというと、「お父さんすごい」を見せやすかったというか、私が楽しめてよかったです。単なる併願というレベルではなく、期待が持てるいい学校だと実感できました。

あと、部活ではフットサル部とか、楽しむスポーツの部もあって好感が持てました。フットサルだって大会があるし、勉強優先でスポーツもやるという雰囲気を感じて私の希望に近く勧めたい学校の一つです。


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受験予定校は固まっても、併願パターンと第一志望は流動化

2008-11-17 | 駆け込み受験・中学受験
固まったはずの志望校選択と併願パターンが流動化しています。

スポーツ環境では本郷だが、進学実績とレベルでは海城と渋渋じゃないのか?でも、そ もそもも入学試験の問題に対応できるのか?バラン スと進学実績で世田谷学園を軸にすべきじゃないか?間をとって攻玉社はどうか?東京都市大付属の人工芝はいいけど、理系の雰囲気はどう よ?だったら、東京農大一高も考えよう。
公立中高一貫は外せないのか?場合によって私立に3日を振り向けるか?と。

以上列記した学校に全部受かったとしたら、という意味での第一志望は一応決まっているのですけど、絶対的な目標としてまだ定まっていないので、これからの成績と過去問題のできいかんでは受験対象から外すことも想定して日々悩み、息子と心理戦をしています。

本人が行きたいところに行かせればと、母親は言いますが、自分が小学生の時、中学生の時、高校生の時で考えがいろいろ変わったことを思い出すと、「今はそう思っているだろうけど、後から後悔しないようには親とも意見をあわせた方がいい」と思うわけです。

受ける学校の問題傾向と受験者層から、首都圏模試はあまりあてにならないと実感して、初回パスした四谷の合不合テスト第2回から4回までの結果をにらみつつ受験校を固めることになりそうです。
そして、一月校のできを見て最調整、更には、ダブル出願で手ごたえと結果から受験校を前日夜に決めるなんていうことも想定しています。

さて、その合不合第3回目を受けてきました。前回は、時間が足りなかったと後悔した口ぶりで、今回は手ごたえを感じているようですが、果たしてどうでしょう?けっこうあると思っている記述力があてにできるかどうかにかかっています。

ナタクンがんばってね。

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学校説明会の感想:渋渋 - 外資系企業的学校への期待と不安

2008-11-16 | 駆け込み受験・中学受験
渋渋こと渋谷教育学園渋谷中学・高校の学校説明会に一家で行ってきました。事前勉強の通りの校舎、そこそこ広い体育館、なんだかんだでやっぱり女子そして帰国子女が目立つ校風に、ここに混じればそういう世界に近づけるかもという期待と、なじめずにはじかれそうな不安と両方を感じました。

ちょうど私が国際基督教大学(ICU)に行こうかどうしようか悩んだ時の想いに似ています。私は結局行かなかったのですけど、それがよかったかどうかは分かりません。ただ、大学で飛び込むよりは、中学からそういう環境に入るのであれば適用できそうに思います。7人に6人は日本育ちの同じ小学生達が集まるんだよと。

渋渋の特長は、単に英語ができるとか話せるとかいうことではありません。自分を表現し、主張し、周りを説得して理解を得ていくという行動原理を重視する校風に共感する一方で、そういう場に放り込んで大丈夫なのか?という心配も感じるわけです。

学習面でも、進学者偏差値も、御三家残念組みとか相当高い人が多い一方で、1日の最低合格ラインはそれなりに低いという学力差が広い集団の末席に座らせるのは酷かもしれないという迷いは残ります。


息子が社会人になったころは、英語で考え英語でビジネスをするようなるでしょう。また、Japanが優遇されてしっかり扱ってくれる時代じゃなくなって、いろいろな国に混じって埋もれないように自己主張していかねばならない時代にもなるでしょう。そんな、普通の国で働く時代に、役立つような環境で中高生生活を過ごすのはいいことだと思うし、落ちこぼれるリスクを取る価値はあるように私は思いました。


後は本人が行きたがるかです。一長一短いろいろな感想を持った息子とはじっくり話してみます。決めたはずの第一志望がゆらぐかもしれません。

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サッカーチームのつもりで学校を選ぼう:働き蜂の理論を踏まえて

2008-11-15 | 駆け込み受験・中学受験
いつも参考にさせていただいているブログ「中学以上大学未満」で大変な発見がさらりと書いてありました。

同じ偏差値であれば、進学者平均偏差が低い学校の方が「東大に近い」ということになります。 (太字は引用者による)
(中略)
その学校のトップクラスの生徒に力を注ぐのが自然な流れでしょうし、平均偏差が50ぐらいの学校に偏差値60の子が進学すればトップクラスだから、がんばれば東大に手が届く(学校もサポートするでしょうし)かもしれませんが、平均偏差が70違い学校で偏差値60の子が入ってもトップとるのは期待薄で、平均以上のサポートは多分ないでしょうし、東大もどうでしょうか。

少しでも入るのが難しい学校に何とか入ろうと日々汲々としている受験生の親としてははっとさせられる大発見です。勉強ができない方がいいというわけじゃなくて、中学入試にあたって取る偏差値は高いほうがいいのは統計的に正しいのですが、そこから入る学校は、進学者平均偏差値、つまり、進学した人の偏差値の平均が低いところに行った方が、東大に入りやすいということなのです。

これは、世間のでは働きアリの理論、漫画ドラゴン桜では、「働き蜂の理論」として紹介された理論に似ています。

集団の中で皆が等しく働いていると思われたアリでも、実はパレート(80/20)の法則でいわれるように、実のある働きをしているのはごく一部、2割り程度に過ぎない。それと似て、優秀な生徒ばかりを集めた学校でも全員が素直に伸びるのはごく一部で、大多数は集団の落ちこぼれとしてモチベーションを落とし、潜在的な力を発揮し切れていないのかもしれません。

■サッカーチームで、実力以上のチームに入る不幸を考える:
サッカーチーム選びを例に、ストーリー仕立てで、この理論は妥当かを考えてみなしょう。

そこそこの技量を持つナタクンが(息子にハンドル名をつけました)は、中学年代でサッカーチームを探しています。Jリーグ下部組織のようなトップクラスのチームに入れたらいいなという思いは無くは無いですが、同じチームで抜群のエースだった元チームメイトが一応レギュラーだけど地味なフォローに回っているのを見るに、自分がああい場に「間違って」入れても、試合はおろか練習でも苦労して楽しいことは無いだろうと直感的に感じています。

かといって、あまりにレベルが低くて練習しても楽しくないようなチームも退屈です。
そこそこライバルがいて、それでもがんばれば何とかレギュラー選手として試合に出られるようなチームに入りたいなと思っています。

もちろん、ちょっと背伸びしたくらいの厳しいところの方が伸びるような気はしていますが、そのがんばりの余地が無いようなところでは、不幸だろうと思います。

■学校も、自分にあうレベルの学校を選ぶ:
学校もサッカーチームと似て、適切なレベルの学校に入るのが一番幸せだと改めて思います。
低いところで一番を取るのがいいというわけではありません。小学六年生が幼稚園児のチームに入っても退屈です。、また、お山の大将で終わっても伸びるのは厳しいでしょう。適度な競争と、立ち直れる程度の挫折を与えてくれる環境が求められます。逆境に強いか弱いか、このあたりこれまでの経験や性格で適切なレベルが変わりそうです。

駆け込み受験をさせている親としては、潜在力としてはもっと上なはずで、だから、レベルの範囲が広い学校の末席に引っかかって入ればあとは伸びて克服してくれるのじゃないかという期待が多少はあります。
でも、それは買いかぶりで、厳しい環境に無理やり進めるのもよくないなという葛藤があります。ナタクンにあう学校はどこなのか?まだまだ学校選びの迷いは尽きないようです。

要注意:「中学受験 入りやすくてお得な学校 2009首都圏」には気をつけろ

2008-11-14 | 駆け込み受験・中学受験
私立中学受験を志して私が最初に買った本の2009年最新版、「中学受験 入りやすくてお得な学校 2009首都圏」森上 展安 著が出たので、早速読んでみました。
通常書評は、ほめるようにしか書かないことが多いのですが、この本はあえて警告しておきたいと強く思いました。せっかくの学校との出会いのチャンスを減らしかねない、要注意な本であり、読み手を選ぶのです。

■網羅的な本じゃないから、事典的読み方をしてはいけない:
2008年版を読んだ私は知らず知らずに、網羅的な辞書的なものとして思ってしまい、取り上げられていない学校を見逃しそうになったという苦い経験をしています。
著者は、大学進学実績が出ていない学校をストレートに書けないようです。自動車評論家、徳大寺氏による「間違いだらけの自動車選び」のような率直な批判とかがあることを期待してしまうと、肩透かしにあうでしょう。書いてある学校はすべてほめられています。

■取り上げられていなくて、要注目の学校が多数ある:
料理のガイドブックのようにお勧めだけを取り上げたという本だとしても、見過ごされている学校が多いとその選択に疑問を持たざるを得ません。
例えば、東京都市大(武蔵工大)付属が取り上げられず、 東京農大一高中等部は2009年にコラムで触れるだけという、ゲスト扱いで、お得のトップとして攻玉社と世田谷学園が取り上げられている扱いの大きな較差は誤解を招きやすいと思います。

■データは、学部重複合格を除外されているが現役生の結果1年分、早慶上智理科大、MARCHだけで信頼性が低い:
受験情報掲示板でも、学部の重複合格をまとめた週刊朝日の記事は人気です。支持に応えてという形でデータの取り方が変えられています。しかし、現役生の1年分データからまとめているので、それがたまたまでた結果なのかとかいうより深い参考にはなりません。
Webサイト「中学以上大学未満」の分析に圧倒的に負けていると思います。
早慶上智理科大の現役合格率グラフを見て、麻布、本郷、巣鴨、桐陰中等は、進学実績は同じなのかなどと、誤解する人が出るのは避けられなさそうです。しかし、実際のところ、早慶以上の東大や医学部を目指す人の多寡や、浪人してでも難関を目指す志向の違いとかあり単純に比べられません。

データをしっかり見たい方には、四谷大塚発行の「中学入試案内」をお勧めします。グラフの数が少ないのですが、生のデータの量が豊富であり、これくらいないと使えないなと最近実感しています。

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第一志望を決定への長い道(詳しく書きました)

2008-11-12 | 駆け込み受験・中学受験
タイトルのせいか、前の記事「やっと第一志望を決定」は、多くの方にお読みいただけたようです。ありがとうございます。

ただ、中身が抽象的過ぎて肩透かしだったかなと反省し、もう少し詳しく経緯を書きます。

5年生秋 - 6年生春 - 母子で行った学校見学会で気に入った私立に、私が反対:
公立中高一貫校を見つけて、熱心に勧めるには賛成していました。サッカーを続けながら勉強もやってという方針に合うと。そうするうちに、そこに落ちた場合の押さえで、施設もいいし、人間教育重視で比較的楽に特進クラスに進める学校を見つけたと聞きます。授業内容やクラスの雰囲気がよかったと聞きますが、よそ行きのショーケースを見て何が判断できるのだと、私は反対の気持ちを深めました。それでも、東洋経済に伸びる学校として紹介されているからいいのかと思っていましたが、よくデータを調べると一般受験の偏差値が急降下とか、受験生の親のコミュニティサイトでの意見も芳しくありません。

そもそも、私立中学受験の勉強をほとんどせずに入れるレベルの私立中学にいって何の意味があるのだ、特待で学費が安かろうとそれはよくないと反対します。「でも、見たら分かってもらえる」と意見は平行線を続けました。

6年生6月 - 私立中学受験勉強を始める
「今更やだ」「塾のテストは勧誘がいやだから遠くで受ける」とか激しい抵抗にあい続けた、私立中学受験準備は、「専門」とかの基礎的な漢字が全く書けない、点とか口を余計に書いてありがちな間違いをするレベルにまでも行ってないということが分かったという事件をきっかけに、一気に方向が変わりました。

東京の小学生は、国立・私立向中学向けの受験勉強をしないと基礎が実につかないのだとやっと家族の合意がとれたわけです。やたらあった習い事を減らして、公立中高一貫だけでなく私立中学も受験すると転換しました。
塾に入る時のテストで、国語だけ偏差値62とけっこういける気がする成績を取り、苦労しそうだがやり遂げられそうな予感がした時期でもあります。

6年生7月私立中学の意欲をサッカー部に打ち込めるで高める
校庭の広さで考える東京の中学選び」「勉強優先でサッカーもやれる中学を考える」といった、私の7月のエントリーは、私立中学に行ったらサッカー部で思いっきりやれるよと、息子を励まし、意識を変えつつあった時期にあたります。
学校説明会で、本郷中学、攻玉社中学などに足を運び、親子で私立中学探検を始めた時期です。この時期にもっと範囲を広げて広く調べればよかったのですが、成績の伸びとか、望みとかで狭く考えすぎたと反省しています。的外れではなくても、もっともっと広く考えておけばと。私は高い目標を唱えたのですが、家族が信じてくれなかったという感じです。
首都圏模試初陣は58でしたが、範囲のある塾の月例テストは悪く、埋めるべき穴の多さと深さが見えてきた時期でした。

6年8月 夏休みで理社が追いつきそうなめども道遠し、父は偏差値分析に目覚める:
受験までの半年で、人の2、3年分に追いつけそうだという手ごたえを感じつつという夏休みを息子は過ごす中、私は、半兵衛さんのサイトに没頭し、中学受験でのデータの読み方に没頭します。サッカー生活と学力の伸びという二つの要素を絡めていくと、学校を早く絞りすぎたなということに気づきました。入るのが難しい学校に入ればそれでいいものではないという当たり前のことがよく見えてきたわけです。

6年生 9月、10月 -  早く絞りすぎて、学園祭をいくつか行き逃す:
私が迷う中、7校ほど学園祭に行きました。今度はなるべく家族揃って、特にダメだしするときは一緒に見るを徹底しました。
妻が気に入っていた中学に対しては、私の不信感が移ってしまったのか、あるささいな出来事が印象を悪くしてしまいました。
いくつか見て分かったのは妻はけっこう、生活態度とか学校の雰囲気とかに厳しいということです。偏差値を急に上げた新進の中堅校のいくつかはダメだしされそうで併願から外しました。だったら悪くない評判の地元公立中学がいいだろうと。
そして、いくつか消えてしまったので、行っておけばよかったという学校をいくつか残しました。駆け込み受験なのだからあせらずに、学校を探し続けたほうがよかったと後悔しています。

6年生 11月 - 父母息子3人の調整で決めた第一志望:
息子は楽しそうな学校という基準でB校を推しました。実際そうで、大学合格実績と比べて不思議と偏差値が高い学校です。学園祭の売店では先輩と後輩が仲良くすごし、教室の化学展示はフレンドリーで、英語クラブでも暖かい歓迎を受けました。居場所としてはよさそうです。

母は、公立中高一貫支持ですが、この段階に来ては息子の希望に従うと言っています。
私は、今は趣味の英語がより楽しく高いレベルで学べそうなC校、入り口と比べて出口の成績がよく東大、早慶だけでなく、難関国立に上智、理科大と裾野が広いD校を推しました。

そこで息子は一度私が取り下げていたA校がB校の次に行きたいと言い始めました。B校と同じ男子校で、より自主性重視で厳しく鍛えてくれそうな、候補の中で一番入るのが難しい学校です。偏差値では届いても、算数の難問をこなせないだろうと、撤退宣告をしていた学校でした。
詳しく聞くと学校のクラスメイトも受けるようで、行くことが誇りに持てるいい学校だという気持ちもあるようです。

結局一番行きたい学校がB校だという息子の気持ちは変わりありませんが、A校に受かったらA校に行くという合意がやっとまとまりました。かくして第一志望決定です。

志望校メイン5校に、お試し2校とか最後のチャレンジ校とかだいたい決まりましたが、メインの中では序列が固まっていないなどまだまだ紆余曲折ありそうですが、目指す進路は固まりました。

公立中高一貫向けに、200字自由記述とかを繰り返してきたことが、この第一志望では無駄にならないので、ここでは駆け込みだとかいう甘えぬきに正面から立ち向かってくれるものと期待しています。算数は最後まで手ごわいでしょうが、まだ、結構時間はあります。3ヶ月で人にだいぶ追いついたのだから、まだやれるでしょう。

そしてたとえ、跳ね返されても、長く続く学問の道でこの挑戦が生きてくることでしょう。

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やっと第一志望を決定

2008-11-11 | 駆け込み受験・中学受験
第一志望あっての受験でしょ?と怒られそうなのですが、やっとこの時期に第一志望が決まりました。本人、父、母、それぞれに行かせたいとか、向いていそうと思う学校があって、結局間を取るような結論になりました。

こんな志望校決定で大丈夫かと不安も残りますが、もうぶれずに集中していければと思います。

そもそも公立中高一貫志望の勉強では基礎学力が足りないからちゃんと勉強しようと仕向けたのが発端の後、あちこちよく調べる前に絞ってしまったのがよくなかったと反省しています。駆け込み受験で決め手となる志望校が無いときは文化祭を一通り見るまで引っ張ったほうがいいのかもと思いました。

偏差値的にはそれなりに、届く線にきていますが、問題の質に対応できるかというとまだまだ不安は残ります。ただ、目標を決めてがんばったことはたとえご縁が無かろうと役立つわけで、前向きに、がんばっていけると期待しています。

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