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TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

おカネを有効に使うには、上手に使う練習が必要

2006-06-16 | TIPSと コツ
チリが積もっても山にはならないと最近よくいわれる。小さいおカネより大きなおカネをきちんと上手に使う事こそが重要というわけだ。これは正論なのだが、どうすれば大きなおカネが上手に使えるか?という方法論が欠けており、逆にどうして小さなおカネなら節約ができるのか?という分析もされていない。その欠けている2つの理由と対策が分かったので紹介しよう。

まず、最初に、おカネを使うのにはノウハウが必要でそれも、小さなおカネと大きなおカネでは気をつけるポイントがまったく違うということだ。このため、一般庶民は小さなおカネを使うことにしか慣れていないので、「チリを積もらせる」ことしかできず、大きなおカネを使うときは右往左往してしまう。缶ビールや発泡酒とかなら相場がわかり、どこでどういうロットで買えば安く上がり、賞味期限切れや飲みすぎの無駄が避けられるかとかのノウハウは多くの人が持っている。それは何度も買うのでコツがつかめているからだ。
逆に、自動車、生命保険、不動産、結婚指輪、とかとかになると、滅多に買わないので、いい買い物の仕方のノウハウが乏しい。自然と保守的になり全面的な失敗は避けたいがゆえに、ちょっとよいモノを買っておこうという心理が働く。何かの時に食べる高級なうなぎ料理とか考えても、滅多に行かないからおいしくていい店を選んで楽しめるのかはなはだ怪しいことが理解できるし、通が見て無駄なオプションを付けたりする。

もう一つのポイント、ではどうやったら大きな買い物が上手にできるのか?それは、大きな買い物に慣れている信頼できる目利きをおカネを払ってでもいいから探してくること、逆に不安だったら買わない勇気を持ち、購買の価値判断を後悔しない程度に養っておくことだ。
例えば、マンションの大規模修繕工事とかになると、経験者が少ない、合い見積もりを取ると値段がまちまちで、どこが安くてよい業者なのか選ぶのに苦労する。日経BPのサイトでLIVE! 大規模修繕 という連載をお持ちの田辺さんは、マンション管理に携わられて10年以上というベテランで大変な成果を上げられているのだが、それでも修繕のコンサルタント選びに大いに苦労されている。
私からすると、世間ではよく高い買い物をしているのを知ってしまったがために、慎重になられているのだと思うが、いずれにしろ大きな買い物をするには金を払ってでもノウハウを得ることも時には必要なのだ。
言い換えると、お金持ちは、お金を持っているから、大きなお金の使い方を学べてますますお金持ちになる、ということでもある。
大きなお金を滅多に使わない私は庶民らしく、中くらいのお金を上手に使えるようになるよう、まずはチリを積もらせるところかは始めることとしよう。

GTD/ 物事を済ませるコツ

2006-05-24 | TIPSと コツ
技術評論社 Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術 が届きました。

いろんなことに触れられてごちゃごちゃしていると思ったら雑誌連載をそのまままとめたムックなんですね。でもそのぶん、細切れで読みやすくなっている感じです。

Getting Things Doneなので、仕事術とか成し遂げるとかいうのより、あれやこれやを終わらせるというところに極意がありそうです。

人は、いろんなことをやらなきゃと右往左往して結局タフなやりたくない「仕事」が残るものなのですが、それをTaskレベルにまで細かく分解し、いろんな心配事をすべて外部の記憶装置に書き出して、頭の演算装置をTaskを片付けることに集中させれば、物事がどんどん片付いて、済みになるだろう というGTD(Getting Things Done)の極意が語られていました。


例えて言うと、学校で読書感想文原稿用紙5枚書けとか言われると筆が進まず困るのだけど、3行以内の短い2ちゃんねるでの投稿は苦にならないようなものです。逆に言うとタフな仕事も2分以内に終わるようなタスクレベルに分解できれば着実に済ませられるというわけです。

コンピュータのToDo リストの多くは終わった仕事が見えなくなってしまうのですが、むしろ、こんなに今週はTaskが片付いたと終わった仕事が清々しく眺められるようなリストが欲しくなりました。