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TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

午後受験の使い方、我が家は攻めに使う予定

2008-11-06 | 駆け込み受験・中学受験
ここ数年人気の午後受験。早めに合格を確保したいとか、受験チャンスを増やしたいということが人気の秘密のようです。しかし、午後受験は実施している学校および定員が限られるためか、同じ学校だと午後の方が、午前より合格者平均偏差値が上というケースが多いようです。そういう状況で午後受験を「行き先確保のお守り」と考える守りに使うのか?それとも、多少確率が低くなろうと「くじを引く機会が増えるだけ得」と攻めに使うのかで位置づけが大きく変わってくると思います。
「守り」というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、たとえば、特進コースだけど、スライドで一般合格のチャンスもあるような学校をうまく使うと効率よく行き先確保一号を取りやすくなると思います。

 また、「攻め」とは言っても、午前と連敗で初日から出鼻をくじかれるというリスクを背負うケースもあります。メンタル面でのケアと、受験目的の意識あわせが重要になると思います。 そういうことを念頭に家族会議した結果、我が家は午後受験を「攻め」というか、落ちてもマイナスに考えない「付録」という考えで使うことにしました。「お守り」と捉えてしまうと相当ランクを落とさないと安心できず、そういう学校は積極的に行きたい気持ちが薄かったりして、過去問対策に時間を取られるコストが馬鹿にならないということで、午後受験も行きたい学校本位で選ぶことになりました。

その結果、他日程の午前でも受けたい学校になったので、過去問題対策も実のあるものになりそうです。この作戦が当たってくれることを祈っています。

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サッカー少年の遠征対応力が受験に生きる?

2008-11-05 | 駆け込み受験・中学受験
あちこちの試験会場での試験を息子がこなす様子を見ていると何か手馴れたという感じを持ちました。 何かに似ているからと思ったのですが、サッカーの試合で遠征に似ています。
朝早く起きて慣れないところに出かけて勝負。幼稚園児時代の草深い原っぱを皮切りに、カチカチの校庭、豪雨のミゾレの中やった人工芝での試合、横がやたら狭いピッチ、オリンピックの舞台になった競技場、高いボールが木の枝に当たってポストプレーできる校庭とかとかいくらでもありました。一応都大会のピッチにも立ったし、場数はいくらでもこなしてきました。

遠くに出かけてプレーや試験をする特殊さに慣れていることは多少なりとも中学入試に役立つのではないかと期待しています。

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首都圏模試の自己採点結果 - 国語の選択肢問題は成績向上

2008-11-03 | 駆け込み受験・中学受験
本日の首都圏模試の国語、前回かなり落とした選択肢問題を今回は結構稼いで国語全体で25点アップという結果でした。全体的な難しさ度合いが分かりませんが、選択肢問題の苦手意識は30分ほどのレクチャーで払拭できたようで前回エントリー

「中学入試国語選択問題ウラのウラ」を伝授 - 首都圏模試の結果はいかに?

の短期的な答えは、効果があったようだ、でした。まだまだ、本に書かれていることを伝え切れているわけじゃないのですが、国語の文章問題のそもそも論、引用文筆者でなくて出題者との対話であるというポイントを理解するかどうかが大きいと実感しました。
時々冗談めかして、引用された文章の作者が問題が解けなかったりするとか言われますけど、それは当たり前のことで、出題者の意図を読み取る「「テクニック」が無いと点が取れないわけです。

国語で稼げた分他の教科で落としたところもあるので全体的な成績は分かりませんが、それなりの成績にはなっているのではと期待しています。


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「中学入試国語選択問題ウラのウラ」を伝授 - 首都圏模試の結果はいかに?

2008-11-02 | 駆け込み受験・中学受験
「中学入試国語選択問題ウラのウラ」を息子に伝授してみました。

ポイントとして、
1. 国語の選択肢問題は筆者ではなく出題者の意図を答える問題であり、回答は本文よりもむしろ選択肢にある。
2. 朗読してしっかり読む練習を積めば、黙読でも同じように「腑に落ちる」熟読が身につく
3. 「なぜか?」と自分に問いかけ、問われたというイメージ訓練を氏ながら考える。試験でできなかったのに、問題を親が読んでどうしてなの?と聞くと答えられたりするのが小学生。そこをなんとか一人でできるように。

具体的なやり方は本書の例題を音読させて、適宜、なぜか?というダイアローグ法/ギレンの演説法 を声を出して実践させながら考えて解かせました。私が先にやったとき並かそれ以上に結構解けたのでびっくりしつつ、問題文から「出題者」の意図を汲み取る訓練の有意義性を実感しました。

息子は素の読解力で、私立中学受験参入一ヶ月後の首都圏模試60超えを達成したのですが、ここに来て選択肢をけっこう落としていました。選択し問題解答のコツをつかんでいないのが明らかだったので、この本は、実践で結果に短期間でつながるのじゃないかと期待しています。
国語の問題は筆者でなく出題者との対話である ということが実感できたら即座に正解率が上がると期待しているわけです。さてどうなることやら....。

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受験お役立ちツール(1)偏差値表に併願プランを書き込めるPDF Xchange Viewer

2008-11-01 | 駆け込み受験・中学受験
併願プランを練る時期になってきました。 私は、PDF Xchange Viewerというフリーウェアを愛用しています。PDFの閲覧はAdobe社製のツールが一般的ですが、無料版は閲覧のみで書き込みとかできません。

一方このPDF Xchange Viewerは名前と違って実は、書き込みやページのコピーが可能です。(ただし、コピーすると"Click to Buy now!"という優勝版へのアップグレードを促す透かしが入ります。)

それで、このツールを使うと、偏差値表にこんな書き込みができます。あくまで例であり、我が家の実態とは違うのですが、例えば、東邦大東邦を受けてOKだったら、「武蔵にチャレンジ、ダメなら初日は攻玉社」 なんていうプランを書き込めます。電子ファイルだと、難度も書きなおせるし、四谷大塚の偏差値表の二つに分かれたファイルを結合することもできます。このあたり、とても便利です。四谷大塚の場合、一般公開されているのは昨年の偏差値表までのようですが、紙でもらったものと見比べて、違いを直してしまうなんていうことも可能です。

ちょうど受験を本格化させたころにCRTモニターの寿命が尽きて大型の液晶モニターに切り替えたのですが、このモニターが一番役立っているのは偏差値表を見るときだったりします。

このPDF Xchange Viewerの欠点はファイルサイズが大きくなりやすいようだということとAdobe社純正のツールとの互換性に不安があること、右ボタンクリックで「ハンドツール」というスクロールさせるツールを呼び出せないことの3点です。
ファイルサイズは直しているとすぐに10MBちかくとか20MBとかにすぐになってしまいます。何か設定項目があるのかもしれませんが、大きな問題ではないとそのままにしています。
Adobe社純正ツールとの互換性はそれなりにありそうで一応開けますが、ここは仕事で使おうとする場合はよく確認したほうがいいでしょう。
最後のハンドツールの呼び出し方ぐらいが家庭で使う上での気になる点ですが、無料でここまで使えるのでそこはツールバーの選択メニューを使うようにして補っています。

併願プラン作りにビジュアルに見えるツールは便利です。紙をコピーして書き込むとか、いろいろ他の方法もあるでしょうがパソコンがつかえる環境ならお勧めします。

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駆け込み受験で、地元公立中学を選ぶケースを考える。

2008-10-31 | 駆け込み受験・中学受験
我が家で駆け込み中学受験を考えたのは、公立中高一貫対策だけでは、基礎学力が足りないと危機感を持ったためです。漢字の書き取りがテストで無いからと、学校任せだった息子の現状をみて、これじゃまずいと思ったのです。 そういう出発点だったので、自覚が生まれてしっかり勉強してくれるだけで受験を志してよかったと思っています。

ただ、志望順位上位の学校に落ちた場合にどこまで実際に進学するかはまだ決めかねています。下手に妥協するくらいなら、地元公立中学でしっかり勉強する方がいいかなという思いもあります。ただ、サッカーのクラブチームや部活動と塾の両方をやるのが難しそうで、授業のレベルが高くて、そこそこのレベルで部活動ができる私立中学だったら、大学受験へ長期的に取り組めそうな期待はあります。

結局のところどう落ち着くか分かりませんが、きれいな人工芝のピッチがある学校に行けるのならがんばって勉強すると本人が言っているので、そういう目標を目指してやり遂げてくれることを応援しています。

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公立中高一貫狙いの勉強は私立にも役立ってます。

2008-10-30 | 駆け込み受験・中学受験

我が家では、サッカーのほかにいろいろ習い事で忙しく、、なるべく安く済ませたいこともあり、公立中高一貫校狙いできました。後から、私立もやっぱり受けようと6年生の6月に方針を変えたのですが、公立向けの勉強は無駄にはなってないなと最近つくづく思います。というのも、記述問題とか自分の考えを書くことに慣れているので、国語は最初から点が取れ、記述問題でもあまり苦労しないようです。

国語力がついていると、算数の複雑な文章題も読みこなしやすいはずであり、他の教科へも波及が多少あるはずです。

私立中学を志されている、4年生、5年生の親御さんは、公立中高一貫校のことも調べて視野に入れられることをお勧めします。多様な学習がきっと後々役立つと思うし、ひょっとしてそっちがいいかもとなる可能性も感じるからです。

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合不合初陣はまずまずの結果も、改めて感じる、「脱中堅校」の壁

2008-10-29 | 駆け込み受験・中学受験
初めて受けた四谷合不合テストは、まずまずの結果でした。直近の首都圏模試からは5以上に落ちていますが、9月の首都圏模試偏差値と大差ないので、レベルを考えると9月よりは伸びているとはいえそうです。

問題量が多いのに慣れていなくて解ききれなかったようですが、このあたりは、過去問題練習である程度克服できるしょう。また、社会の知識問題でやられましたが、ここはあまり知識を問わない学校を受けることで避けようかと思います。

ただ、過去問題と見比べながら、合不合で取れなかったところを見渡すと、中堅校レベルから脱出して難関校から合格を取ることの難しさを改めて感じました。50偏差値は超えていたりしても、問題量の多さに適用するまでまだかかるとか考えると、時間があまりに足りないと実感します。
上を目指すべきではありますが、中堅校レベルの問題を確実に解けるようにに重点を置き、難問対策は見送ろうかと考えています。このあたり、難問に食らいついてがんばる志向の私と、あっさりしている息子は違うのだなと実感しているところです。

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ギレンのガルマ追悼演説法のポイント:朗読力で答えが見える

2008-10-28 | 駆け込み受験・中学受験
ギレンのガルマ追悼演説法ですが、自問自答のほかにも、声に出して耳から聞く、演技するように朗読というのも重要なポイントです。
ガンダムのあのシーン、『私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。なぜだ!?』『坊やだからさ』という名台詞は、 朗々と響くあの声を聞き、かっこいいから覚えて声に出したから心に残っているのだと思います。朗読する力は文章を理解する力につながります。本番のテストでは声に出せませんが、声に出すようにしっかり読むことが理解につながると「 中学入試国語選択問題ウラのウラ―難関中学もアッサリ突破!」松永 暢史 (著)は教えてくれました。

納得することを腑に落ちると言います、また「腹に落ちる」という言い方をする人もいます。しっかりと読んで朗読するように心に響かせれば、出題者の問いかけが見えてくるかもしれません。

この本にはいくつかの練習問題があり、確かに答えが見えてくるもの、到底無理に見えるもの、いろいろあります。しかし、設問を先に読むことで出題者の意図を読み、それから筆者の意図を読むことでより、出題者の意図が見えやすくなるのは確かです。
結局のところ国語のテストは、筆者の意見を解釈した出題者の意図を読み取れるかが問題なので、注釈や設問を先に熟読するという松永氏が勧める方法は合理的なものでしょう。

あとはこれを小学生の受験生にいかに伝えるかですが、じっくりと出題者の言葉を読む、腑に落ちるように読むというポイントはすぐに役立ちそうです。

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国語の選択肢問題は、ギレンのガルマ追悼演説法で解ける

2008-10-27 | 駆け込み受験・中学受験
私立の受験勉強を始めたときから、国語は首都圏模試で偏差値60程度と結構稼げているのですが、それでも選択肢問題で落としているので、対策本を買ってみました。「 中学入試国語選択問題ウラのウラ―難関中学もアッサリ突破!」松永 暢史 (著)
いくつかのテクニックが書かれていますが、メインは著者の言うダイアローグ法(対話法)です。もう一人の自分に問いかければ確かに答えが見える問題もあります。結構気に入ったので自分なりの名前をつけてみました、それが、「ギレンのガルマ追悼演説法」です。

アニメガンダムでの有名な台詞があります。指導者のギレンが、「ガルマは死んだ、なぜか?」と問い、テレビを見ていたシャアがつぶやくのです。「坊やだからさ」と。

国語の選択肢問題も、問題の問いかけだけじゃなく、一歩踏み込んでなぜか?と自分に問いかけるよう筆者は勧めます。問いかけられたもう一人の自分がすっと返した答え。それに、正解への道筋が隠されているといいます。
試験のとき人は案外考えていません。また、考え方が正解から遠ざかる方向もあります。それを改めるには、なぜかという自問自答を繰り返せばいいというのです。

いくつか例題があり、やっぱり分からないというものもあれば、確かに答えが見えてくるという問題もありました。お子様への指導に使えるかどうか個別の判断が必要とは思いますが、国語の選択肢問題で悩みをお持ちでしたら、一度目を通す価値はあると思います。選択し問題の最初は引っ掛けが多いとか、小ネタも多数合ってけっこう使えると思います。

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公立中高一貫学校での退学報道で分かった、中学受験の最優先課題

2008-10-26 | 駆け込み受験・中学受験
■選抜のある公立ゆえの悲劇と、私立ならよくある日常の問題:
以前の報道で私立中学から公立への転入が増加中とありました。公立とはいえ、選抜された生徒を預かり、より高い成果を目指すという意味で私立進学校と変わらない九段中等は、一般の私立中学と同じ悩みを持ち、退学という同じ方策をとらざるを得ない面もあると思います。

それはよくないという批判があるのは理解できますが、一般の私立中学が問題を解決できずにやむなく行っている手段を運営主体が違うからと止めるのは無理があると思うのです。

もちろん、私立中学がここ数年、安易に「自主退学」を使いすぎているという批判は理解できます。

東京都中学校長会が2005年に発表した「私立中学校から都内公立中学校への転入生徒数調査結果」によると、公立中への転入生の合計は、平成14年度259名、平成15年度331名、平成16年度359名(平成16年12月10日現在)だそうです。
退学理由は、
> 非社会的行為(いじめ・不登校) 約28.2%、
> その他(部活動や教師とのトラブル) 約17.3%
> 友達とのトラブル(いじめとの関連が大きい) 約16.6%
> 経済的事情(学費納入不能) 約13.6%
> 学力問題(強制退学、進級不能) 約10.1%
> 転居(不透明な回答が多い) 約7.7%、
> 反社会的行為(暴力行為・喫煙) 約6.5%
とあって、学業不振以外で9割あります。

一度預かった以上は、ある期間しっかり育てるべく責任を全うして欲しいと思います。そういうときに、義務教育の終わる中学まではあずかり、高校から外部へと出てもらうというある程度準備期間がもてる選択肢もあると思います。

学力養成ではメリットが大きそうな、6年間一体が基本の中等教育学校では制度的に途中で抜けにくいという弱点を抱えていると今回の事件で理解しました。

■受験生側の方がより問われる、なじめる学校選びの重要性
今回の問題から、当事者の学校はもちろん、他の学校も他山の石として、事項に合う生徒の選抜のしかた、合わない生徒との納得のいく別れの仕方などを学び改善していって欲しいと思います。

そして、受験/受検する生徒や親の側も偏差値で入れるとか、高校受験しなくて済むとかいう安易な理由でなく、相当な調査と覚悟を持って進む中学を選ぶようにすべきだと痛感しました。今我が家は志望校選びで大いに悩んでいます。
行きたい学校に入れるかどうかよりも、行った学校でなじめるかどうかはより切実で重要な問題です。受検で受かるかどうかもさることながら、自分に合う学校を選べるか、そして、適応していける柔軟性を持っているのか改めて問い直すべきだなと実感しました。


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首都圏模試でついに偏差値アップで合格圏内へ

2008-10-25 | 駆け込み受験・中学受験
まだまったく油断はできません。でも、合格に向かって近づいているようで、偏差値アップはとてもうれしいできごとでした。

私立中学受験を志して最初からそれなりの成績を取れたのですが、その後横ばいで皆さんの進歩についていくのがやっとでした。そこからやっと、抜け出しつつある様子です。

息子も行きたい学校が明確になってきたようで、親としては応援してあげねばという気持ちになってきました。いろいろ不満と心配もありますが、それはそれで明確な自我を持ち出した息子の成長を感じざるを得ません。

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駆け込み受験の真ん中で、分かった「合格」よりも「成功」が大事なこと

2008-10-19 | 駆け込み受験・中学受験
駆け込み受験のまっただなかなのですが、試行錯誤して分かったことをまとめてみました。

■志望校選定は、早く絞り過ぎるな:
志望校はまだ絞りきれておらず、息子が行きたい学校と私が行かせたい学校、受験問題の相性との間で引っ張り合っています。
結局最終的にどうなるか分からないので、絞り込むのは最後にして幅広くいろいろな学校の話を聞き、手分けするか、家族揃ってかとにかく足を運び情報集めをしておいた方がよさそうだというのが今の教訓です。学園祭ももう少し幅広く行けばよかったと後悔していますが、それは、説明会で補うつもりです。

■併願作戦は、3パタンくらい持とう:
東京なので2月が本命であり、1月の待つまで実力を伸ばすつもりでいるので、併願校は、3パタンぐらい作るつもりです。

2月1日に向けて自信がつけば、上を狙うとか、やっぱり手堅く行くとか決め、発表日とかの兼ね合いで2日以降の日程もいろいろなパタンを想定しておきます。これにともない過去問対策の「ポートフォリオ」が組めます。理想は、目標、本命、押さえがみんな同じ傾向で、ベクトルが揃うことですが、なかなかそうも行きません。

そこで、いろいろなパタンを組んで、過去問対策の時間の割き方を決めるわけです。発表が当日夜の学校も多く、それで翌日の行き先を変えるとかいうことも考えておきます。

■教材:
自力で教える自信のあるお父さん・お母さんには、文英堂からでている、「受験算数の裏ワザテクニック」「受験理科の裏ワザテクニック」をお勧めします。
駆け込み受験では駆け込みで試験範囲を習いますが、躓きやすいところの切り抜け方が書かれたこのテキストを使って親が補うと、腑に落ちてくれるようです。ただ、既出で裏ワザじゃないとか、いう意見もあるのは分かります。例えば地図の縮尺問題だったら、10万分の1地図の1cmは1kmだけ覚えるというので十分な気がしました。1万分の1なら100mになるとかいうのも桁をちょっと変えるだけで出るしとか、自分なりの解法を持つような親にはいい援軍になると思います。

■追い込みが利く理社と最後まで追い込み続けるべき算数:
間に合わないから2科に絞るという気持ちは分かりますし、国語算数比率が高いところがいいと思っていましたが、何ヶ月かかけると、理社は簡単に追いつけるようです。
算数は、案外時間がかかります。基礎を習って身に着けているようでいて、自力では解けないとか、問題文がすこし変わると対応できないとかいうことがあります。目標校の過去問題が解ける実力は、受験の前日についていればいいぐらいの感覚で、過去問題対策ばかりに時間を割かずに、基礎学力の積み重ねという意識で、いく必要を感じています。
実力からかけ離れた問題を解いても解けないわけで、解説を聞いても理解できず身につきません。今の実力に見合った問題を解き、「分かった」「できた」「間違えて悔しかった」を少しでも多く積み重ねるべきです。
「何を聞いているか分からない」「何を考えているか分からない」「解説を聞いてもぴんとこない」とかに時間がとられるのはもったいありません。

■一番大事なのは「合格」よりも「成功」させること、早めの合格と撤退ルートの確保:
駆け込みなので、期待通りの学校に入れない可能性があります。というか、平均的な受験生よりは多いでしょう。だからこそ、それでも「成功」を子供にプレゼントするために、進学するかはともかく合格を早めに確保すること、そして、地元公立中学でやり直して高校受験でがんばるという撤退ルートも確保し、、チャレンジして学力が身についたという「成功体験」を実感させることが重要だと思います。

今も言い聞かせているのですが、駆け込み受験をしなかったら、漢字もあまり書けず、今よりはるかに勉強できてなかったのは確かなのです。他の人との競争は勝つ場合も、負ける場合もあります。しかし、勉強しなかった自分と受験して成長した自分との競争なら必ず勝つ方法があるはずです。

そのためにも、早めに合格を確保して。達成感を持って欲しいしいです。そして何より、子供を追い込んで退路を断つようなことはしないで、不合格でもやり直せるということを納得させたいと考えています。合格しようとしまいと、勉強はこれで終わりでは決してなく、これから長く続く学生生活のひとつの曲がり角に過ぎません。更に社会人になっても勉強は続くわけでそんな長い道のりのひとつのマイルストーンでしかありません。

中学受験で「合格」するよりも中学受験で「成功」することの方が大事でそれはいろいろな道があるはずです。今後の人生の糧となるような大きな体験を贈ることができるのかを基準にこれからをすごしていくつもりです。

お父さんのための、駆け込み中学受験の勧め

2008-09-23 | 駆け込み受験・中学受験
6年生のこの6月から中学受験をすると決め、いろいろ調べて今頃やっと駆け込み受験をしているのだなという自覚が父親として沸いてきました。
時間が足りないし、もっと早く準備を始めていれば余裕が持てたのにという後悔はありますが、それよりも、受験することにしてよかったという思いの方が今のところ強くあります。息子はやっと漢字の書き取りで「専門」の門構えに口を余計に書いて間違うというレベルにまで来ました。6月はまったく思いつかなかったわけで入り口には入ったのだという実感がしています。

■駆け込み受験をしていなかった場合
駆け込み受験をしていなかったら、我が家の場合は、公立中高一貫対策中心の生活なのでしょうが、結構つかみ所がないところがあり、エネルギーをもてあましていたことでしょう。
一所懸命にがんばってもかなり高い確率で落ちるというある意味過酷な試験なのでダメージが無いようにほどほどにさせておきたいなと私としては思っていました。しかし手加減する「受検」勉強というのは歯がゆいものがあります。

■3ヶ月あまり受験勉強をさせてみて
当時はそんなものかと思った、7月の首都圏模試での4科偏差値は中堅校レベルに届いていました。今振り返ると短期間のうちによくそこまで上がったものだったのだと感心しています。9月は算数や理社が多少伸びていますが、国語が周りのレベルアップに追いついてないようでそれほど変わらない結果なのではないかと予想しています。

算数については図形(特に立体)と数論(場合分け)がまだかなり手付かずです。このあたりを仕上げて反復練習を繰り返せば、とりあえず私の算数力の伝承はできるのではないかと期待しています。

■お父さんのための駆け込み中学受検の勧め
中学受験は家族が一緒にがんばる受検です。お父さんが感心を持って、場合によっては私立受検に気乗りしない家族や子供を説得して、勉強を導くは、中学生以上になったらもうできない最後の機会だと思います。
「お父さんすごい」という印象を受け付けられる最後のチャンスですから、駆け込みだろうが何だろうがやろうと決めたらやってみることをお勧めします。

駆け込みは大変ですが、学問を志すのに、遅すぎることはないと思います。