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TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

冬期講習の調子の相談はお風呂で

2008-12-29 | 駆け込み受験・中学受験
我が家の場合、冬期講習での調子や過去問題演習での得点状況は、風呂に一緒に入った時に聞いています。お風呂なので、よかったらほめて、悪かったら励まして、決して怒らず楽しいお風呂タイムを過ごしています。体が暖まって、リラックスして話すので自然と心を開いて本音を話してくれる気がしています。

細かいチェックや勉強の時間管理は母親がやっているので、私は多少のことは目をつぶり、やる気の維持と算数や社会の弱点補強演習に集中しています。

世間の父親がどの学年まで息子と一緒に風呂に入るのか?今年でもう限界かもと思い出して二年経つのですが、とりあえず嫌だといわれるまでは一緒に入るつもりでいます。これからの思春期、いろいろあるでしょうけど、大人になったらまた温泉でも一緒に入ろうと楽しみにしています。

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脱ゆとりと不況で、高校受験の再評価が始まる?

2008-12-27 | 駆け込み受験・中学受験
最近、都立高校の第二グループの、都立武蔵高校(中高一環になる前の卒業生)の進学実績が、中堅私立一環校とそう遜色ないというのに最近気づきました。そして、無理に中学から私立とか、中高一貫校にこだわらなくて、公立中学から高校受験という選択肢もありだと思い直しています。

近年の中学受験は過熱・過大評価気味でした。ゆとり教育で一般の公立中学の授業が薄っぺらになり、そこを避けてとにかく、中学受験しようという大きな流れができていました。
ニーズに応えてかm午後受験も増えています。

しかし、
  1. ゆとり教育の呪縛が解けていく
  2. 金融不況に始まった雇用不安は長期化の様相
という二つから、地元公立中学からの高校受験の再評価がされそうな予感を持っています。

一人一人違う、中学受験する価値のボーダーライン:

ただ、結局のところ、高校受験や大学受験でどこまで伸びるかは、お子さん次第なので、どっから上が中学受験する価値があって下は無意味だとか一概に線は引けないでしょう。その線は人それぞれでしょう。

4年生から塾に行き、これまでがんばったのだからと、何が何でも絶対受験して受かった中学に行かせるという考え方はありだと思います。一方で、不本意な結果であれば高校受験でやりなおそうという判断も理にかなったものでしょう。

我が家の場合は、受験の準備期間が他の方の四分の一程度しかないので、第二志望か第三志望ぐらいでもう線を引いてしまうことも考えはじめました。

子供は、第一志望に合格するためだけに、ひたすら準備しています。親はその子供を支える上で何があっても、大したことではないのだという覚悟を決めておけばいいのかもしれません。

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朝型は諦めて、夜11時まで勉強で基礎固め

2008-12-24 | 駆け込み受験・中学受験
受験勉強は朝型がいいとされていますが、私は生まれてこの方朝勉をしたことがほとんどありません。通学や通勤時間の合間とかは暗記とか読書にちょうどい時間ですが、起床時間を早めて一時間勉強してから朝食なんてまったくやる気になったことが生まれてこの方ありません。

自分がやったことが無いものを無理に勧めるものではないなということで、息子と夜、風呂上りのリラックス時間に11時ぐらいまで勉強してみました。遅く帰って遅い夕食を食べてという生活だと、お腹がこなれるまでしばらくかかるので、どうしても寝るのが遅くなるのでその時間にちょこちょこ勉強してしまえという、実にありがちで、理にかなった方式だと思います。

睡眠時に記憶が定着するとされるので、寝る前にちょこっとやったことは記憶に残りやすく身につきやすいと、私は体感しています。

今日は、算数の特殊算を、面積図と天秤法を使って解く練習をしました。面積図は応用がしやすく、文字の情報を面積という印象に残る絵に変えることで振り返りもしやすいしと気にいってくれました。
今更こういう状態でいいのかという不安はよぎりますが、基礎のテクニックが怪しいので基礎の弱いところを随時補強しながら固めるべきだと判断しました。

ナタクンは、9時間は寝たいとか言っていますが、しばらくこれで様子を見るつもりです。

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小六、受験追い込み時期に8時間半睡眠

2008-12-23 | 駆け込み受験・中学受験
個人差があるのでしょうが、息子は短くても8時間半ぐらいは睡眠をとっています。遅い就寝が夜11時で、起きるのが朝7時半とかです。

あと30分か一時間短くてもいい気もしますが、本人が削りたがらないというか、起きられないのでこれが適正時間なんだろうと思います。他の方のブログなどを見るにもう少し短い睡眠時間が多く、慣れれば削れるものだろうとは思うのですが、そこを削るよりは集中して勉強することを徹底するつもりです。

仮眠の効用と小学生:
20分程度、ふとんじゃなくて、着座で寝ると寝不足を補えることが最近よく知られるようになりました。これをうまく使うと、「眠くて疲れたときは仮眠で解消」というコツがつかめていいのですけど、「塾の講習の合間に爆睡」はしたくないそうです。

授業中に居眠り ⇒ なんかすっきりして調子いい
という体験を経ないと使いこなせないワザなんでしょうね。
 
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※ 爆酔 ⇒ 爆睡 へ訂正しました。

中学受験算数、奥の手としての一次方程式

2008-12-21 | 駆け込み受験・中学受験
久々に算数を教えていて、私も解法が思い浮かばない問題がありました。「AさんとBさんの所持金の比が7:5でそれぞれ、25円もらったら比が変わり、最初の所持金は?」という問題です。
参考書、Σベスト特進クラスの算数をひらかせると、○とか□とかを使う、代数の考え方で説明しています。私の時代の算数ではそんな奥の手は見たことなかったのですが、他のテキストでも見たことがあるし、今は解禁されているようですね。鶴亀さんとかの特殊算は使うとして、比と差のの問題とかでは代数を使うのが一番理解しやすいようなので、塾の先生に採点基準と比べてどうか相談した上で、活用させるつもりです。

早いうちから代数は使わないほうがいいという意見もあるようですが、腑に落ちるようなら使えばいいというのが私の考えです。どうせすぐ習って使うのだし。

もちろん、個人や時期にによっては他の解法で解けるから要らないとか、代数の概念が分からなくて混乱するとかいうことがあるので万人に向く方法ではないですが。

それにしても、今更こんな状態で大丈夫なのかちと不安です。

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算数と国語、得意不得意のジレンマ

2008-12-20 | 駆け込み受験・中学受験
算数は、基礎の反復を繰り返すのが重要なのですが、「手作業」で問題を鉛筆を動かして解き明かす基礎力が身についてなくてかなり歯がゆいです。たまに勉強を見てあげた時に、面積図で解くとか、とりあえずベン図で所持金をビジュアル化して考えやすくとか、何十年も算数をやってない私の手が動くのに、手が動かないのは図解してて解くのをサボっているからでしょう。

算数は頭じゃなくて、手と鉛筆で解くもんだという感覚がつかめてないようなのです。これは集団塾で早くから揉んでおけば、よかったなという気がしています。

国語については、読書習慣と「知の翼」や「ブンブンどりむ」とかの通信添削系を続けてきたこととかのおかげか、私立受験を志した最初から今とそう変わらない点を取っていました。あとは本人の素質、母親からの影響とかもあるでしょうね。

文章を文章のまま読み取れるから国語が得意というのと、文章を文章のままでは直感的に分からないから、線分図、グラフ、図形への書き込み、文章への丸付けなどでの装飾で図解して解く習慣がついて算数が得意というのは、相反する面もある気がしています。

両方できて得意というお子さんも多いでしょうけど、どっちか嗜好が偏る場合が多いのかもしれません。


算数を解く力は、訓練で上げられます。訓練するのは小学校時代が一番なので、今日、そして、これから一ヶ月あまりしっかり身に着けて欲しいものです。
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学校選びの備忘録 - 世田谷学園

2008-12-18 | 駆け込み受験・中学受験
私立中学受験を決意する前から、世田谷学園は気になっていました。

週刊東洋経済の学力伸張ランク特集(2007.6.30)で目に付いた近場の学校ということで、5年生の時に唯一学園祭に行った私立学校でした。そこでは女房からはいろいろな意見をもらいましたが、一年後、あちこち見て見るポイントが分かってきて、6年生での見学でけっこういいという合意がとれました。ある程度数見て慣れないと判断できないものだなと実感しています。

世田谷学園で気になるのは、「お母さん方」の存在感が目立つところです。学園祭のバザーとかでお母様方が活躍されており、受験関係の掲示板でも、いろいろな相談が目立っています。「面倒見系の規律型」とかいわれるのもなんとなく分かる気がしています。無理に自立を急がないという校風なのかもしれません。

私が気に入っている理由の一つは、頂上だけでなく幅広い進学実績です。進学実績的には、東大や難関国立だけじゃなく、早慶、上智理科大、といった大学までよい合格実績を出されています。一部の特進クラスが実績を出せばいいとかでなく、一般クラスの生徒も伸ばそうという指導がされているのではないかと期待しているわけです。
今の卒業生は、偏差値があがって一層難しくなる前の段階に入学されているので、今後、「入り口もよりよかった世代」の結果も問われて、人気の定着か、離反かが問われる正念場をこれから数年で迎えます。
裾野の底上げからしっかり結果をだされているので、このあたりは楽観というか、期待をしているのですが果たしてどうなるかの結果が出るにはあと数年かかります。

学校説明会でこのあたりを伺うと、「上智や理科大への進学は確かに多い」というお話でした。無理に東大に行かせようというのではないところに魅力を感じる保護者の方には良い学校じゃないかと思います。


試験問題についてみると、算数の配点が350点満点中、120点という約55%ある高い比率を占めます。、比較的素直な問題であり、算数が得意で標準的な問題を確実にこなせる方の「滑り止め」として使われるのも理解できるところです。我が家にとっては、社会で細かなところがあまりつつかれず、漢字指定で苦労する度合いも低いのがありがたいところです。

ご縁をいただけるかどうかは分かりませんが、その前に、当然受かるべきと自信を持って臨めるくらいしっかり勉強しておいてくれることを期待しています。実力を身につければ期待を裏切らない学校と入試問題なんじゃないかと思うからです。

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子供への愛情、自立と中学受験

2008-12-17 | 駆け込み受験・中学受験
自立を急ぐと自立できなくなる という記事に納得しました。自立させようと突き放すことを急ぎすぎると、愛情不足と誤解させてしまう弊害が大きく裏目に出やすいというのは分かります。よくある父親との確執もこのあたりが原因のことが多そうに思います。

その点、私は、ナタクンには思う存分愛情を注いでいるつもりです。<wbr>寝室もいまだに一緒。風呂も可能な限り父子一緒に入ります。<wbr>そろそろ限界なのですけど、だんだんと大人に近づいていく様子をしっかり見届けて、もう勘弁してと言われるまで一緒に入るかなどと考えています。

庭でボール遊びをしていた日はもう遠い過去になりましたが、サッカーの練習をぼんやり眺めに行った事、試合で熱くなりながらなるべく指示はしないように我慢して、でも応援の声は出していたこととかは忘れないでいてくれると信じています。

中学受験の応援とか勉強を教えるとかもその一環で、算数の問題を教えたり、一緒に考えるのも愛情表現の一つです。算数の問題だサッカー以上に私が熱くなるのが難点です。サッカーだとナタクンの方が才能があるけど、算数じゃあ自分の方が勝ってるなと思うのですがこれは息子に負けなくないという思い込みの成果もしれません。


ともあれ、中学受験の間は親になだめられ、励まされでがんばる子供として過ごせる最後の時期だと思います。そろそろ反抗期が始まっていますが、もう少し立ったら、本当に自立して自分で自覚して勉強するなりしてくれるしかなく、親はほとんど手出しできません。よく自立してもらうための仕上げのお世話として、中学受験は悪くないかもしれません。

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合不合は、いつも午前・午後受験

2008-12-16 | 駆け込み受験・中学受験
第4回合不合テストが終わりました。ナタクンは、午前中は公立中高一貫のテストを受けて、そこからあわただしく移動してテストという連戦をこなしてきました。

消化不良になりそうという反省をしつつ、「もう慣れた」そうなので、午前・午後連続で、受験も1日程度ならこなしてくれそうな気がしています。サッカーで昼ごはんをがっつり食べて動きが悪くなるなんていうのも何度も経験して、軽めで押さえるということを覚えたのですが、どうなることやら。

なお、合不合テストは、回答を写してないからと自己採点不能なので、本人の感想を聞いただけですが、前回散文詩とかでやられたような強い印象を残した科目は無かったようです。前回より上がっていたらうれしいのですけど、果たしてどうなることやら。

そしてもうちょっと一所懸命にがんばってくれるモードに変わってくれるといいのですけど....。

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親に頼んで、受験用問題集を買ってもらった日のこと

2008-12-12 | 駆け込み受験・中学受験
■親に頼んで、受験用問題集を買ってもらった日:
私は、通える範囲に私立中学や国立中学が全く無いような九州の中小地方都市育ちです。鹿児島のラ・サール、久留米大附設中学、存在をなんとなく聞き、よりレベルの高い学校という、手の届かない存在への憧れと、負けてなるものかという競争心を少し持っていました。

それで、私は文英堂の最高水準問題集の算数をとりあえず買ってもらい、解いてみることにしてみました。旅人算とか、鶴亀算とか、それなりに自力である程度解けて、線分図とか書いてじっと取り組んだことは覚えています。図形は補助線をいっぱい引いて悩んだこと、解けないとあきらめて答えを見る時の悔しさとか、なんとかく記憶にあります。

結局、途中で挫折し、親に聞いても教えてもらえるわけもなく、その問題集は放置されることになりました。

■中学受験という、競争から降りる道と乗り越える道:
日本全国に目を向けると、中学受験する子供はまだまだ少数派です。今は私の田舎にも、中高一貫校ができているくらい、環境は変わっているようですが、それでもまだ、地理的、経済的、教育環境的事情で、中学受験ができない小学生はたくさんいます。

東京周辺では、中学受験する環境が整っていないのに無理にがんばる不幸が目立っています。確かに、多くが抜け出してしまうと、地元公立中学が空洞化してしまう弊害が目立つので、受験したくなる気持ちもわかりますし、受験せざるを得ない気持ちになるのも分かります。しかし、その中学受験は、実は必須のものではなく、競争から離れることで、別の道が見えるのではないかと思います。

一方で、その貴重な機会を生かしてやりきることも大切だと思います。息子にはよく言っています。これだけ多くの学校があること自体幸せだし、受験させてもらえるのは幸せなことなのだと。

そして、勉強は教えてもらえるにしろ、結局自分で勉強して覚え、解くしかありません。家庭の応援があってこその中学受験ではありますが、そのありがたみを理解して生かすのは本人次第でしょう。
私は息子に、代わりに受験したいとよく言います。この複雑な想いが本当に伝わる日もそう遠くはなさそうです。

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中学受験の『諦め学』 - 諦念と努力の間で

2008-12-10 | 駆け込み受験・中学受験
当事者になってみて実感しました、中学受験は、格差拡大を促進装置です。意識が高くて受験させるかさせないかで、学力に差が開き教育環境に差がつくのは一つの側面です。

だから、そこで差をつけられないように塾や家庭教師で勉強させて「格差の上へ」行こうよというのが受験産業なのだと思います。ニーズがあるところに供給があり、産業が生まれることは否定しません。「中学受験の失敗学」の瀬川さんが、家庭教師として受験産業の中にいらっしゃったこと、その立場でベストを尽くされたことは行間からも読み取れました。筆が率直過ぎてお叱りが出たりしていますが、それはそれで、いいことしか書かない既存の受験本とは一線を画そうという気概がもたらした、瑣末なことだと思います。

■本当に必要なのは、『中学受験の諦め学
また、書籍レビューで「失敗学」という書名にだまされた、違うというものもありました。畑村先生が切り開かれた工学的アプローチによる失敗学とこの本にある失敗事例群、そして、著者の伝えたいことは確かにずれていると思います。

実は、著者が伝えたいのは、「無理して中学受験するな、無理だと諦めろ」ということだと思うのです。
中学受験が格差拡大の装置となっておりそれに抗うための、受験産業であり家庭教師だろう、身の程をわきまえよという批判の気持ちはよくわかります。しかし、問題の本質は、格差があることを受け入れず、無理に抗って、基礎的な読書習慣とか、勉強する環境や習慣、親から受け継いだ素質とかとか、が無いのに受験させている親にあるのです。
司令官の方針に無理があるのを兵卒が何か救えるのか?いやそれは無理でしょう。

だから、その司令官に目覚めてもらおうと著書にまとめられたのだと思います。

無理に、中学受験など実はしなくてもいいのです。高校だったらたとえ、どんなに勉強していなくても進める学校があり、逆に勉強したくなったら中学からやっても間に合います。
親がしゃかりきにならなくても、中学生の間に目覚めればそれなりの高校に、安く進めるし、出遅れた高校生だってしっかり自覚して勉強すれば自分に合う大学に進めると思います。

中学受験をさせている親は大学のランクを気にしますが、ランクが下だから全くダメというものでもないし、社会性をしっかり見につけて立派なサラリーマンになるとか、いろいろな可能性があります。

そして、別に大学に行かなくても、高校に行かなくても、しっかり生きて、充実した人生を歩み、親孝行してくれる子供に育ってくれる可能性は大いにあります。

むしろ、成長に支障がでるくらい無理に勉強させたとか、普通の努力で受からない場違いな学校に受からせてしまったとかの方が、より良く生きることに支障をきたす危険性を増やすことでしょう。

本当に必要なのは、中学受験を諦める力かもしれません。人生いろいろな苦難があり、年はとるし、結局死んでしまいます。なるようにしかならないのです。子供の成長は喜びであり、親の関与で伸びたり伸びなかったりする中学受験の成功は、親にとって人生をかけるほどの一大事に思えるかもしれません。しかし、実は、長い人生での大きな出来事ではありますが、人間万事塞翁が馬、それが結局幸福につながるのかどうかは、誰もわかりません。

■それでも、最後の最後まで努力せよ、ナタクン
無理するなと書きながら、がんばれと、叱咤激励しているわけなんですが、それは、やれる範囲で可能な夢に近づくために努力するということです。
合格の可能性が低かろうと、がんばって勉強できる目標を見つけたのだから、しっかり最後の最後まで努力すれば、大逆転勝利のような奇跡も起きえます。そして、逆にまさかの不合格を経験するかもしれません。

中学受験という試練を消化してベストを尽くすことでこそ、先々のもっと大きな、人生の苦難にも打ち克てるはずですから。

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3科目で受験者平均点、算数は合格者平均点

2008-12-09 | 駆け込み受験・中学受験
~名門校合格に偏差値はいらない!~
4科目を全てこなそうとする考え方は厳しい。
2科目は受験者平均点、残り2科目で合格者平均点
がとれるような作戦を立てると良い。

プロ講師であり受験生の親でもあるという方のお言葉で、なるほど納得して、一度、記事としてアップしました。でも、手元のデータにまとめて、渋渋、世田谷、本郷、海城のデータでチェックすると、「2科目受験者平均点」では合格者最低点に届くとは限りませんでした。

実際は、算数で合格者平均点であとは受験者平均、もしくは逆で国社理で合格者平均だったら算数は受験者平均というデータになっていました。
中学受験の常識になっているように算数が一番差が開くので、その算数で稼げたら、かなり合格に近づけそうです。社会や理科は学校によって傾向が違ったりして効率が良くないためそこそこにしておいて、ナタクンには算数をしっかり仕上げ、毎日練習してもらうつもりです。

正直、算数を解く力は物足りなくて「なぜこれが解けない」と思うことも多いのですが、自分から選んだ学校に受かるにはここを克服するのが近道なので一所懸命がんばってもらうつもりです。

難問を解ききる力は、社会に出ても論理的に考えて物事を解決する思考力に生かせます。数学とはまた違う面白みがあるのでここはひとつしっかりやってほしいと期待しています。

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チャレンジ校は1日受験と2日受験どっちが得か?

2008-12-04 | 駆け込み受験・中学受験
我が家では第一志望を未だ決めかねているのですが、その中で、第一志望を2日か、3日に置き、1日は実力相応の押さえ校を受けることも検討してきました。また、「中学受験の失敗学」でも全滅を防ぐ有効で確実な情報として紹介されていました。

ただ、問題は、2日以降の人気校は、ますます人気が集まり入りにくくなっていくので、ただでさえチャレンジがますます難しくなるというジレンマがあります。とは言え、学校によっては1日より他の日の方が入りやすい学校もあることに気づき、Y系のセンター模試R4偏差値で表にまとめてみました。

1日と2日午前に試験がある中学の偏差値の違い
     1日 2日 偏差値の差
早稲田 64 66  +2
渋渋  60 68 +8
攻玉社 56 61 +5
巣鴨   55 60 +5
城北   53 58 +5
世田学 52 55 +3
高輪   52 53 +1
青稜  47 48  +1
芝浦工 47 45 -1
足立  41 41  0
桜美林 43 40 -3

まず学校によって違います。押しなべて上位では1日が入りやすく、だんだんその傾向が薄まり、偏差値50を切ると2日の方が低いという現象が分かりました。

中堅以下の層の受験を後回しにしても入りやすさがあまり変わらないのなら、1日にチャレンジするというのは実は合理的な行動だったと分かります。(チャレンジに度合いにもよるでしょうが。)

こうして眺めてみると、初日に受けないともったいないという度合いが大きい上位は早めに受けて賭けておいた方がよさそうに見えます。早めに合格を確保しておくことの重要性があちこちで説かれていますが、「長い受験ウィークを長期戦で乗り切る」と覚悟し、場合によって追加出願での方針変更対応を確保しておけば1日午前はチャレンジの時間に使う価値があるのじゃないかという気になりました。

我が家の場合は、今のところ、難度か模試の判定で50%を超えている程度の学校で第一志望を考えています。他に難度もチャンスがあるのだから、最初の一回はチャレンジに使ってもいいのじゃないかと思います。
以前いただいた「一日はお子さんの好きな学校を受けさせてあげてください」というアドバイスがやっと実感できました。目標が高くて無謀だろうとそれに向けて努力するなら実力も伸びるはずであり、そのチャレンジのリカバリーはまだまだ可能ですね。

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「中学受験の失敗学」-己を知り、主体的に乗り切る方策で参考になりました

2008-12-02 | 駆け込み受験・中学受験
結構話題で賛否両論の「中学受験の失敗学」。成功物語ばかり目立つ中、中学受験産業へ冷水を浴びせるような、毒のある失敗事例はとても参考になりました。

■「志望校全滅には理由がある」の理由
著者がこれでもかと繰り返す極端に見えるケースで伝えたいこと、サブタイトルの、「志望校全滅には理由がある」の理由を一言でまとめるとこの、「努力しても落ちる」子供がいるということでしょう。
一度聞いただけで理解しできてしまうとか、基礎的な教養で語彙が身についているというケースが確かにあり、逆の場合もあります。その個人差があるし、無理なものは無理と分かってないので、
  1. 復習時間が足りない: 何でも習いっぱなしで復習時間をほとんど取っていなかった
  2. 過密スケジュール:塾や家庭教師の過密スケジュールで知識の整理・定着が妨げられていた
  3. 実力に見合わない併願校:子どもの偏差値をはるかに上回る学校で第二志望以下も固めていた
という、中学受験失敗の3つのわなにはまることになると思いました。

■我が家の場合
  1. 復習時間が足りない一応確保できてたと思っています。ただ、無理気味にやらないと範囲が一通りカバーできないジレンマがあり、模試のときなおしを積み残しとか反省しています。
  2. 過密スケジュール:公立中高一貫も狙っているので過密です。ただ、自習時間とか宿題の時間とかを取り学習の定着はそれなりにできたつもりです。
    そもそも昔から過密スケジュールでやってきたので、時間が無い中で、切羽詰ったら土壇場力で乗り切るのは慣れているようです。
  3. 実力に見合わない併願校:ここは、まず、全滅を避けるために1月受験で安全策をとることで回避を狙っています。そして、チャレンジ校も合不合で一度は50%偏差値に乗って、相性を見極めながら決めるよう誘導しています。
    また、チャレンジは数を限り、あとは実力相応校を辛抱して受け続けるというプランです。
    ただ、更に下げた滑り止めは受けないつもりにしています。

■良き敗者となる覚悟で、いざ勝負へ
実際の進学先としては、実際に見て納得して行きたいと思った学校だけにするつもりです。
他の子供と比べて、準備不足だったと本人も自覚しているので、地元の公立中学に進んで高校受験でやり直すという切り替えもある程度覚悟しています。

志望校に全落ちしたときこそ、父親の出番だと思っています。
サッカーでよく、グッドルーザー(良き敗者)になれと説かれます。二者が試合をすれば勝者と敗者が生まれます。複数チームでトーナメント大会をやったら、優勝するのは原則一チームで残りのチームは皆負けます。

事情があって、公立中学にはどうしても行きたくない場合もあるのは理解していますが、我が家の場合は幸いそこは行き先があります。

無理を通そうとするから、道理が引っ込むわけで、実力をつけさせて実力相応の行くべき学校に進ませようと覚悟を決めれば道は開ける気がします。

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首都圏模試は60台定着?停滞?と公立中高一貫対策

2008-11-29 | 駆け込み受験・中学受験
ナタクン首都圏模試の最近は60台に定着という感じで、もう一歩浮上してもらいたいところです。ただ、ここしばらく中だるみしているので、自業自得のような、それでも定着できているからすごいのか微妙です。首都圏模試に、御三家受験層は少ないずなので、その層が押さえにする学校を狙う我が家では参考値と思っていますがそれでも、自力をつけて伸びたという実感が欲しいとことです。

それにしても、首都圏模試の結果は塾が参加している毎月のテストと比べてかなり違う結果になっています。2科偏差値が7月から10月までずっと60台であり、理社の伸びが全体を左右する形です。参加者が増えて母集団が変化しているのか?算数の伸びを国語の停滞が邪魔していると見るべきなのか?

今後の勉強が過去問題中心にシフトしていくでしょうから、首都圏模試の数字の意味は結局分からないまま受験が終わってしまいそうです。


さて、明日は 公立中高一貫校対策模試なのですが、その前に公立中高一貫向けの通信添削を今夜仕上げねばなりません。いろいろやって大変なんですが、一時間足らずで長文記述を書いてしまわないと、他の宿題も終わらないという状況なので、長文をささっと書く力はついていると期待しています。

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