またもや栗原さんのネタを元にさせてもらいます。悩ましい商標の普通名詞化問題。人のプレゼンを見ていて商標とかロゴとかがおろそかになっていて、悲嘆に暮れた日の夜には、こういう分かってらっしゃる方と意識を共有して傷を慰めるに限るんです。
さて、商標が一般化するのは確かに痛し痒しですが、適度に一般化するのはマーケティング施策の成果とも言えます。「ファブリーズしましょ」とか「キレイキレイしましょ」とか。商品名としてユニークな名前をつけておいてそれがそのカテゴリそのものを意味するようにさせればカテゴリを切り開いた商品としてかなりブランドとして強いものだと言えます。「タバスコをかける」とか言う様に、日本ではピザにタバスコをかけて食べるのが定着していますが、日本への土着化が進んでいる象徴でしょう。(こういう食べ方は日本だけだとテレビでやって有名になりましたね。)
コンシューマー商品では商標が一般名詞化するのは概ね悪いことでは無いと思います。
しかし、物事には例外があるものです。例えば、「味の素」。うまみ調味料としての味の素はまったくそのジャンルの代名詞であり、それだけに使ってマーケティングする分には困りません。しかし、社名として用いて、スープとかコーヒーとかに広げていくとあの白いうまみ調味料とぶつかってしまって、違和感を持つ人も出てきます。「味の素のコーヒー何それ?」という知り合いも昔いました。AJINOMOTOという英語スペルを社名として使っているのはその漢字表記における印象の強さを避けたいからだと推察されます。
IT業界ではもともとリレーショナルデータベースの商品名だったORACLE、簡便なWebグループウェアソフトのサイボウズとかがそのジレンマに直面しているようです。デヂエとかいい商品だと思うんですが、サイボウズ・デヂエと言われても、グループウェアじゃなくて..という話を続けるのが大変なんではないかと見受けられます。
普通名詞に近いまでに強力な商品名を社名にした会社の戦略が吉と出るか凶と出るかが分かるには時間がかかりそうです。
さて、商標が一般化するのは確かに痛し痒しですが、適度に一般化するのはマーケティング施策の成果とも言えます。「ファブリーズしましょ」とか「キレイキレイしましょ」とか。商品名としてユニークな名前をつけておいてそれがそのカテゴリそのものを意味するようにさせればカテゴリを切り開いた商品としてかなりブランドとして強いものだと言えます。「タバスコをかける」とか言う様に、日本ではピザにタバスコをかけて食べるのが定着していますが、日本への土着化が進んでいる象徴でしょう。(こういう食べ方は日本だけだとテレビでやって有名になりましたね。)
コンシューマー商品では商標が一般名詞化するのは概ね悪いことでは無いと思います。
しかし、物事には例外があるものです。例えば、「味の素」。うまみ調味料としての味の素はまったくそのジャンルの代名詞であり、それだけに使ってマーケティングする分には困りません。しかし、社名として用いて、スープとかコーヒーとかに広げていくとあの白いうまみ調味料とぶつかってしまって、違和感を持つ人も出てきます。「味の素のコーヒー何それ?」という知り合いも昔いました。AJINOMOTOという英語スペルを社名として使っているのはその漢字表記における印象の強さを避けたいからだと推察されます。
IT業界ではもともとリレーショナルデータベースの商品名だったORACLE、簡便なWebグループウェアソフトのサイボウズとかがそのジレンマに直面しているようです。デヂエとかいい商品だと思うんですが、サイボウズ・デヂエと言われても、グループウェアじゃなくて..という話を続けるのが大変なんではないかと見受けられます。
普通名詞に近いまでに強力な商品名を社名にした会社の戦略が吉と出るか凶と出るかが分かるには時間がかかりそうです。