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TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

第一志望で右往左往してよかった

2009-02-14 | 中学受験・志望校
私立と公立の第一志望に合格できたからの結果論かもしれませんが、納得いくまで時間をかけて話し合い、12月過ぎに第一志望校を決めてよかったつくづく思います。家族みんなで納得した学校だったから、一所懸命にがんばれ、合格・不合格、どんな結果も受け止められる(はず)という自信を持てました。

世間は第一志望目指して過去問の点数とかを語っている時期ですが、駆け込みだったので、まだ全範囲が終わっていませんでした。一通り習ってはいても、定着には程遠い状況で、まだ過去問題の点数で一喜一憂する時期では無いと判断して堪えたのがよかったと思います。

公立中高一貫のほうは早くから母親主導で決定事項として対策が進んでいました。その見返りというか、私立の第一志望は、私の意見をより多く取り入れ、ナタクンと私とでぎりぎりまで話し合い、二転三転しながら決めました。反省:子供の第一志望は丸呑みすべし というエントリーを書いた11/23では、学園祭での雰囲気、学校の校庭、とかから人工芝の校庭がまぶしい学校で決めようとしていました。 結局通うのは子供本人だから、そのまま、聞いて上げねばと自戒していたのです。しかし、いろいろな材料を出して話し合いを続けた結果、翌日、 第一志望校、今度は息子本人が考え中へ と変わります。

私が考えを変えさせたという側面もありますけど、後々後悔しない、そして一番行きたい学校を目指そうという励ましで、勇気を持てたのかもしれません。

この迷走にナタクンには、うちこそ、右往左往の中学受験だよね、などと言われてました。

今振り返ると、絶対的な行きたい学校を持たず、どの程度の学力にまで2月1日になれるか手探りにまま来たので、悩んで当然だったと思います。世間は受験勉強総仕上げでしょうけど、我が家ではまだ、7割5分の進捗であり、あと2ヶ月あれば、まだまだ学力を仕上げられると踏んでいました。その一方で、父親の私は、ナタクンの算数が本当に最後に伸びるのか疑問も持っていました。この疑問が消えたのは、一月末のぎりぎりでした。

志望校選択に話を戻すと、以下のようなポイントを中心に徹底的に話し合いました。
  • 自分の合不合偏差値と50%合格確率からの乖離度合い。
  • 試験問題算数の問題レベルと相性(途中式必要度など)
  • 社会で要求される知識の細かさ(できれば、おおざっぱな仕上げで終わらせたい)
  • 国語や社会での記述問題で、中高一貫対策の記述対策が生かせるか?
  • 相性と追い込みを勘案した、合格確率予想とそのリスクをとれるか?
  • 公立中高一貫受験で2月3日受験不能で困らないか?
  • 大学進学実績での分布で、ねらい目と思っている一橋・東工大クラスや早慶クラスの実績がいいか?東大偏重過ぎないか?
  • サッカー部の練習負担度
  • 共学を選ばなくていいか?(高校生になるとかなり高い比率で後悔すること)
  • 帰国子女組みと混じることの意味合い、女子が目立つ学校に男子が行く意味合い
  • 過去問題を解いてみての、ナタクンの問題の好み度合い(苦手だと思う問題が出る学校はなるべく避ける)
結局第一志望を決めたのは 第一志望、最終決定 と書いた12月9日、ずいぶん遅い決定ではありますが、この時期で十分だったと思います。ある程度勉強が進み、合不合偏差値で不足するところを埋め合わせるシナリオが描けたことで、憧れが現実的な目標に変わったことを実感できました。

この後私は、親の勘が当たったとかいう記事を書いています。今思うと、他の意味でも、最初の親の勘は重要なようです。
子供が決めた第一志望とはいっても、親が見せて気に入らせたという側面があり、どうしても親の勘の第一志望へ誘導しがちです。
そして、結果として親の勘の第一志望を実現できるか?もしくは無謀すぎて迷走させてしまうか?はたまた、もっと上に行けたのに伸びが止まってしまうか?とか結果に大きな影響を与えます。

実は思ったより、厳しかったとか伸びてくれたとかいうことが、受験の準備期間には起きるものです。どうしても譲れない第一志望が無い場合は、残り2ヶ月とかぎりぎりまで第一志望の最終決定を延ばすのも一つのいい手だったと、自画自賛しています。

受験が終わってみると、「納得できる志望校に合格できたか?」が満足度を大きく左右します。偏差値が届いているからとかいう理由だけで決めると受かっても戸惑うばかりでしょうし、最初の希望を貫徹するのはいいけど、無謀な挑戦で貴重なチャンスを無駄にしても悔いが残るでしょう。

どう受かるかも大事だけど、どこを目指すかはもっと大事なのだと痛感した中学受験でした。

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中学受験で役立ったこと

我が家の志望校選び基準

2009-01-26 | 中学受験・志望校
いよいよ本番まで一週間を切り、中学受験も終わりが近づきました。駆け込みで右往左往した、志望校選びでの基準を振り返っておきます。

内部進学を前提に置く、大学付属校は除外

もっと準備をすれば、難しい学校にも受かったろうという想いがあり、この時点で、大学の進路まで制約を受ける学校は除外して考えました。サッカーと両立と考えると大学付属の方がのびのびやれるのではありますが、これからどういう道を目指すのか見えない中、進路の制約はなるべく少なくしたいと思いました。

あと、自分の大学で付属から来た同級生達がやたら遊んでいたとか、授業態度がふてぶてしくてびっくりしたとかあって、イメージがあまりよくないのもあります。一長一短あるのでしょうけど私はデメリットを多く見てきたようです。

小学校からの内部進学もある学校は除外

小学校からの内部進学者が多い学校のメリットもあるのでしょうが、「お金持ち学校」とかいわれる学校と重なっているケースも多くて、なじめない心配をして除外しました。

女房が気に入らなかった学校は除外

勉強の進行管理とかやるのは女房であり、その女房が気に入らない学校を無理に進めるのは困難です。「雰囲気がよくない」とかいわれるとどうしようもありません。「建物がきれいでない」とかいうのも印象が悪いようです。とはいっても、最初、気が進まないといわれた学校に何度か通ってOKをもらった学校もあります。

あちこち見慣れると、気に障ったことがそれほどでもないとか分かってくる面もあるので、致命的に嫌じゃなければ、意見が変わることもあるようです。

学校見学会で良くても、学園祭で印象が悪かった学校は除外

本格的に私立中学受験を目指す前に、授業見学に女房と子供が行って気に入った学校がありました。偏差値もそう高くないから、公立中高一貫がダメならここに行こうとかいわれてました。私が、評判を収集すると否定的な意見も多く、授業見学だけ取り繕っているのじゃないかと疑念を持ち、選択肢を広げるべくちゃんと私立中学受験の勉強をしようということにしました。
そして、学園祭でお邪魔すると、いろいろ見えてくるものや、ある体験とかで、家族意見がそろって除外しようということになりました。また、この学校での意見不一致が元で学校見学は揃って見に行くべきという教訓を得ました。

男子は、校庭の広さを重視

渋渋はいい学校だと思うのですが、「校庭がほとんど無いのは嫌」で外れました。中学生だと昼休みに外で遊んだりしていたし、校庭の広さや状況はやはり重要だと思います。

結局は、本人に会う学校が一番

あれこれ書きましたが、結局のところ、入ってから本人が充実した学校生活を送れるかどうかが一番重要です。「入り口と比べて大学進学実績がいい」とかいうデータがあっても、自分の子供がその実績を出す側に入れるとは限りません。学校が合わないで、無理に通うとか変えるとかいうのはなるべく避けたいものです。

過去問題は、こういう問題が解ける生徒が欲しいという学校からのメッセージという側面があり、問題の相性がよさそうな学校は、向いている可能性があると思います。

また、学園祭で先輩の様子を見て、なじめそうとか似ていると感じる先輩が多いかも参考になるでしょう。「なんか違う」とか感じるものがあれば、それは外した方がいいと思います。

どちらからご縁をいただけるか分かりませんし、結局地元の公立中学に行くという選択肢も考えています。
道はいろいろありえますが、ともかく、人間万事塞翁が馬、何がどういう結果をもたらすかは難しく、本人と家族の心の持ちようが大きいと思います。
いずれにしろ、結果を受け入れて肯定的な気持ちで中学生活に入っていければそれでいいことでしょう。

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親の勘で選ぶ志望校

2008-12-23 | 中学受験・志望校
中学受験の志望校は、親の勘で選んでそう間違いはないはず。中学受験の親を経験してきて、そういう思いを深めました。

夫婦それぞれの子供時代と比べて子供がどの程度の素質があるかは見ていて大体分かるものであり、目指せそうな大学から逆算してスムーズに行ける学校とか考えると...大体当たっているのじゃないかと思うからです。実際に勉強させて、模試を受けるとその思い込みが多少違うと修正されてくるわけですが、最初の勘を大切に諦めずにいればどうにかなることもあるようです。
実際合不合模試で、挑むにはいい線まで来ました。

子供の勉強を見てここ数ヶ月、第一志望は、正直算数のレベル的に厳しい、甘くないぞと私の勘が警鐘を鳴らしているのですが、それはそれで、「行きたいから受ける、だから最後までがんばる」でいいのじゃないかと思います。

そしてまた、併願校も勘で選んでいいのじゃないかと思います。思わぬような学校まで安全校に入れるかとか悩むことがあるかもしれません。実際見て、良ければ行けばいいと思いますが、なんとなく気が進まないのならば、そこは行かずに高校受験でやり直すのも手だと思います。

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第一志望、最終決定

2008-12-09 | 中学受験・志望校
本人が決断した志望校:
塾での面談も乗り越えて、ナタクンの第一志望を決定しました。もう、何があろうと変更はしません。

公立中高一貫向けの記述力が役立ちそうと、最初から目をつけていたのではありますが、一度50%偏差値を取ってはいても、算数の難問攻略が無理ではないかと一度諦めた学校です。私としては、もう少し安全でと誘導していたのですが、初見の過去問題の算数が受験者平均には到達でき、やっぱりナタクン本人が行きたいということで決めました。

面談で「最近、やる気が足りないのじゃないの?」と面談で突っ込まれたナタクンですが、、新たな第一志望を目指してがんばるつもりと私が助け舟を出し、本当に行きたい学校を真剣に、でも寝る時間はちゃんと確保して、がんばるということになりました。

ナタクンは「先生に反対されなくて良かった」と感想を漏らしていましたが、「いや、自分の受験なんだから受けたいところを受ければいいのだよ。そのために一所懸命がんばって、これだけやったから自分こそ受かるべきだという気持ちで受けに行こうね。」と励まされて、自分が決めた志望校にがんばっていく意欲がいくらか沸いてきたようです。


併願作戦は、結局強気のまま:
3日は公立中高一貫というこれまた、賭けに近い受験を予定していることから、2日と4日に平均で80%偏差値に届いている学校を配置しています。午後受験もほぼ同レベルの学校ということで、客観的に見るとかなり強気というか、妥協しない併願パターンになりました。

ひそかに、地元公立中学で地元のサッカークラブに入ることを狙っている口ぶりが気になりますが、寮のある一月校で合格を確保しておけば、本人的には「全滅ではない」という意識のようです。

一月校の緒戦で不合格だと、一月下旬校や、より安全な午後受験の学校へ出願することになるでしょうが、その時はその時で、気を引き締めていくだけでしょう。

ともかく、目指す道はやっとですが、決まったのであとは、こつこつと進んでいくだけです。
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初めての過去問チャレンジの間に起きた大逆転

2008-12-07 | 中学受験・志望校
第一志望は、本人が決めるとしてからだいぶ経ち、その締切日が来ます。諦めるにしろ、試しておこうといことで、無理かなと思っていた憧れの学校の過去問題を初めて解いてみました。

結果は、意外にも大健闘、算数で受験者平均には到達。理科も同じく受験者平均には届いたのででこれならあと2ヶ月弱仕上げていけばどうにかなるかもという希望の光が見えてきました。その理科を説いている間、私はサッカーJリーグ最終節の中継のテレビを消して二つの意味ではらはらして見守っていたのですが、やんぬるかな、FC東京は終盤に4失点を食らい大逆転負け。宿敵ヴェルディの合格ならぬ大逆転「降格」のお膳立てをしてしまいました。

最後まで諦めずにがんばれば、いいことが起きるかもしれないこと、負けたことは悔しいけどそれが本当に悪いことなのかいいことなのか、人間万事塞翁が馬、後々にならないと分からないし、多面的な要素を含むのだなと改めて思い知らされた一時間でした。

その後、テストに出かけて帰った後、お風呂で相談しましたが、諦めずにがんばれば、何かすごいことが起こせるかもしれない、たとえ不合格でも、悔しくて号泣するぐらい、一所懸命がんばってやり遂げようよということで話がまとまりました。つまり、高値の花と諦めかけた学校を第一志望としようということです。

その分、他の受験日は安全、確実な学校を選び、結果次第で2日午後受験で確実性の高い特進合格と、一般合格の両方を出してくれるところを用意するとか(進学する可能性はこれから検討)だいぶ併願予定が固まってきました。あと一日で締め切り、もう大筋は動かさないつもりです。

■第一志望決定への長い道のりを振り返って
長い遠回りをしたのですが、一度ナタクンが気に入ったB校の優先度を落としてもらうべく、私が対抗馬C校を提案して、そこから妥協というか、二人が納得できる、理想に近いA校へ目標をかさ上げするということでほぼ収まりました。
受かるかどうかでいうと、ダメな確率のほうが高いかもしれませんが、一番行きたい学校として、がんばれる、誇りにできる行き先としていい目標を持てたと思います。

そして、そこへ受かるための努力は、他の志望校群の受験にも役立つことでしょう。

ともかく、月並みな言葉ですけど、合格できるんだと信じて最後まで諦めずにがんばってこそ道は開けます。そして、結果がどうあろうと自分で決めた目標に向けてやり遂げることができれば、これからの人生の大きな糧となることでしょう。

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